スティーブ・ジョブズ

作家ウォルター・アイザックソンによるベストセラー伝記「スティーブ・ジョブズ」を原作とした映画です。

Appleの共同設立者でCEOだったスティーブ・ジョブズが主人公。彼を取り上げた書籍は多々ありますが、ウォルター・アイザックソン版は唯一本人や家族・関係者などからの協力を経て書かれたものです。そのため、ジョブズの家族や恋人・同僚との関係も描かれ、ビジネス以外で見せる素顔も垣間見れる作品になっています。

ジョブズといえば、Appleの新製品が発売されるたびにプレゼンテーションが話題になりました。プレゼンテーションの前にどうやって相手に印象を残すか、悩んだことがないビジネスマンはいないでしょう。ジョブズも同様に、プレゼンテーションの前にはギリギリまで悩み苦しんでいました。同僚に当たり散らすシーンもあります。映画の中では、3つの伝説ともいえるプレゼンテーション、1984年のMacintosh発表会、1988年NeXTcube発表会、1998年iMac発表会を取り上げています。

ジョブズが人を引きつけるプレゼンができた理由や、華やかな舞台に隠れた苦悩も描かれています。

ハゲタカ

外資系投資ファンドの企業買収を題材にしたNHKの土曜ドラマ ハゲタカの続編となる映画です。

主人公「ハゲタカ」こと鷲津政彦は、かつて日本企業を再生させてきた剛腕ファンドマネージャー。ドラマから4年経ち海外生活を送っていたところ、日本の自動車メーカー「アカマ」の買収危機に立ち上がります。

アカマを買収しようとしているのは、圧倒的な資金力で迫る中国系ファンド。低迷し続ける日本市場、国を超えてうごめく様々な思惑、中国系ファンドからの誘い……鷲津政彦は、どう動いていくのでしょうか。

ハゲタカは真山仁による経済小説ですが、映画版は「レッドゾーン」上下巻を原作にしています。フィクションにもかかわらず、モデルとなった企業や出来事が実在するのがリアルと、ビジネスマンの間でも好評です。ドラマや原作と一緒に観れば、日本経済の歴史を振り返れます。

映画からビジネスのヒントを得よう

今回紹介した映画はどれも現実とリンクしたものばかり。あらかじめ、あらすじをおおまかに頭に入れておいたり、原作と合わせて楽しんだりすることで、ストーリーや登場人物らのセリフから多くを学べます。

休日は映画を観ながらのんびり過ごし、ビジネスのヒントを探ってみてください。