「!」は多用しない

よくタイトルに多用される「!」ですが、あまりに「!」をつけると、誇張表現になりPVが落ちる傾向があります。

「!」は1タイトルにつき1つまでにしましょう。

タイトルを2文に分ける場合、下の句の最後につけるとPVが落ちるケースが多いです。

上の句ならOKなので、つけるなら上の句にしましょう。

表記は記者ハンドブックに準じる

漢字にするかひらがなにするかなど表記にはいろいろありますが、記者ハンドブックがスタンダードとされることもあり、基本的に読者は記者ハンドブックの表記に慣れています。

慣れている表記のほうがすっと頭に入ってくるため、表記は記者ハンドブックに準じるようにしましょう。

例外的に独自性を出したいワードやこだわりのワードがある場合はルール化し、レギュレーションをつくって共有するなどして統一するのがおすすめです。

パワーワードを入れる

タイトルに入れると効果的なパワーワードは、主に以下の4カテゴリです。

感情:「激怒」「謎」「非難」「批判殺到」「終了」
クエスチョン:「違い」「なぜ」「理由」「訳」「真相」
ネガティブ:「疲れた」「だるい」「めんどうくさい」
反応:「驚き」「衝撃」「あ然」「まさか」

内容に応じて、積極的にタイトルに取り入れましょう。

定期的にPVなどの数値分析をして、反響がよいパワーワードを探るのも大切です。

同じ意味でも反響には大きな差が出ます。

例えば「女性」「女子」「女」の中で一番読まれたのは「女子」で、「女子」と「女」はPVが上がるのに「女性」にするとやや下がったとのこと。

ほかにも「ランキング」と「ベスト」は同じ意味合いで使われますが、「ランキング」は「ベスト」の3倍近い反響が出た事例もあります。

意外性を出し疑問を抱かせる

読者に疑問を抱かせる意外性が高いタイトルはよく読まれます。

さきほど紹介した

クエスチョン:「違い」「なぜ」「理由」「訳」「真相」
反応:「驚き」「衝撃」「あ然」「まさか」

といったワードが入ったタイトルがそれに該当します。

ただ、タイトルだけ誇張して釣り記事にならないように、きちんと意外性のある内容にするのがポイント。

むやみやたらに乱用せず、タイトルで生まれた疑問を記事内で回答するのがマナーです。

タイトルで使ったワードは記事内にも盛り込み、納得感を持たせましょう。

具体的な数字を入れる

数字もタイトルに入れると効果的です。SNSでは金額を入れた記事が拡散されやすい傾向があります。

金額は広い層から関心を得られる切り口であり、特にお得な情報だと「自分にも関係がある(買いたい)」と思われやすいです。

年齢も興味関心を持たれやすい数字のひとつ。

「一番エッチなのは40代女性?『閲覧注意』に惹かれる男女の差」というタイトルは「40代×女性」という組み合わせが多くの人の心をくすぐり、PVが上がりました。

意外な2語をくっつける

遠い位置にある単語同士をくっつけると意外性(ギャップ)が生まれ、タイトルがキャッチ―になり「読みたい!」という気持ちにさせます。

例えば、Yahoo!ニュース トピックスでは「三木谷氏 けがで短パン会見」といった身近さを感じるワードとユーザーから距離のある非日常的な単語を掛け合わせたところ、読者からの反響がよかったとのこと。

権威ある経営者である「三木谷氏」と日常の生活感あふれる「短パン」が組み合わせの妙を発揮しています。

「美魔女」や「こども店長」といった単語も、「美×魔女」「こども×店長」という遠い距離にある単語同士がくっつき、意外性を生み出しています。

内容に応じて複数の単語を書き出し、遠くの位置にある単語を組み合わせるとつくりやすいです。