多くビジネスコミュニケーションに利用されているChatwork(チャットワーク)ですが、チャットによるメッセージやファイルの送信といった使い方に留まっている人も多いのではないでしょうか。実はChatworkには、便利な機能がいくつもあり、使いこなすことでビジネスをさらに効率よく進められるのです。テキストのグループチャットだけでも十分役立つツールですので、なかなか応用テクニックを知る機会に恵まれないかもしれません。

この記事をご覧いただけば、ビデオチャットや画面共有といったメッセージベースのチャットから一歩進んだ使い方を理解できます。あわせて、実践的な小技をいくつか紹介しますので、ぜひお役立てください。

ビデオチャット

ビデオチャットは、お互いの映像をリアルタイムで見ながらコミュニケーションがとれます。テキストのみのチャットより短時間で効率的に打ち合わせができるのは大きなメリットです。ビデオチャットには、Webカメラが必要になりますが、ノートPCの多くにはWebカメラが搭載されています。WebカメラのないPCを使っている場合は、外付け用のものを安価で購入できますので、搭載してからビデオチャットを試してみましょう。

①ビデオチャットを行いたい相手やグループのチャットを開いてください。メッセージの入力欄の上にあるビデオカメラのアイコンをクリックして、「ビデオ通話」を選択します。

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▲ビデオ通話を開始するボタン

②相手がビデオチャットに応答すると、相手側のカメラで撮影されている映像が自分のChatworkの画面に表示されます。これで、ビデオチャットをスタートできる状態になりました。

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▲ビデオチャットの画面

画面共有機能

ビデオチャットをしているときに、相手と同じ画面を見ながら、話ができるのが画面共有機能です。遠隔コミュニケーションでもどかしいと感じるイメージの共有を一気に解消してくれます。画面共有の実行に手間のかかる設定は必要ありません。ただ、共通する画面を間違ってしまうと困るので、相手に見られたくない情報を隠しておいた方がよいでしょう。

①ビデオチャットをスタートして、ビデオチャット画面の右下にあるデスクトップマークのアイコンをクリックします。

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▲ビデオチャット画面内にある画面共有ボタン

②相手と共有できる画面が表示されますので、どの画面を共有するのか選択します。すると自分の画面が相手のChatworkの画面に映し出されます。相手の画面を共有したい場合は、相手にこの操作をしてもらう必要があります。

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▲共有する画面を選択できる