食のサブスクサービス

利用「回数」ではなく「期間」に対して対価を払う定額制のサブスクリプションサービスは、スマホ社会・ネット社会との親和性が高く、さまざまな業界で普及しています。動画や音楽業界で人気を集めていますが、コスパの高さから飲食業界でも今後広まっていくでしょう。

Reduce GO

Reduce GO (リデュースゴー)は、飲食店の余剰食品(ロス)のテイクアウトができるサブスクリプションサービスです。スマホアプリで近辺の飲食店の余った食材・食品を検索し、店舗に行ってテイクアウトできます。月額料金1,980円で毎日2回まで注文可能。生活者はタイムセール感覚でお得に食品が手に入りますし、飲食店は食品ロスを減らしてCSR活動ができます。

世界中で食品廃棄が問題になっていますが、日本では廃棄量がトップクラスなのにも関わらず、飲食店のロスを活用する生活者向けサービスが存在しませんでした。余剰食品をシェアすれば食品廃棄も減らせます。営利目的ではないため商品の価格設定はせず、利用料金は参画企業に均等に分配され、余剰食品の出し惜しみを防ぎます。また、テイクアウトサービスとしたことで、加工食品だけではなく調理済み食品も扱えるように。

近年、SDGsなど持続可能な社会を目指す「サステナビリティ」がトレンドになっており、こうした未来の財産となる活動を行うサービスはますます支持されるでしょう。

参考:Reduce GO
余剰食品をお手頃定額でテイクアウト「Reduce GO」事前登録受付開始

自粛生活後も内食のニーズが高まる可能性大

内食は外食よりも低コストなので、今回の自粛生活で内食生活にシフトした人のなかには「外食に戻るのに抵抗がある」と感じる人も少なからずいるでしょう。高齢化も追い風となり、これまでより内食のニーズが高まる可能性は大いにあるのではないでしょうか。

アフターコロナ時代の消費行動とは

【2020年版】インスタ消費に巣ごもり消費… アフターコロナ時代に注目の消費行動

【2020年版】インスタ消費に巣ごもり消費… アフターコロナ時代に注目の消費行動

時代の変化に合わせて生まれた消費トレンドをいち早く察知して、現場での販売戦略や広報活動に活かすことはマーケターにとって必須です。2019年であれば「プレ増税消費」「サブスク消費」などという言葉が流行りましたよね。2020年は新型コロナウイルスの流行により、自宅で過ごす時間が増え、インターネット通販やSNSキャンペーンが活性化するなど消費トレンドの様相も大きく変化しています。アフターコロナに注目したい、2020年の消費トレンドについてまとめてチェックしてみましょう。