この記事で学べるポイント

・広告メッセージを考える際の切り口について
・ネット広告におけるメリットについて
・人に興味をもってもらう心理学的なアプローチについて

メールマガジン、ソーシャルメディアリスティング広告、またはバナー広告などネットショップの集客手段は多岐にわたります。
集客方法を実施していく上で共通して重要なものが、お客様に向けたメッセージの内容です。

特に、広告クリエイティブ作成には多くの時間を割く必要があり、文章や写真までメッセージを伝える広告クリエイティブの良し悪しによって効果が大きく変わります。
改善を繰り返すことが重要で、費用対効果の向上にもつながります。

今回は、広告クリエイティブを作成する際に押さえておくべき7つの訴求ポイントについてご紹介します。

1.限定性訴求:「今、買わなければ!」という気持ちを持たせる

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商品やキャンペーン期間の限定性を訴求をすることで、すぐに購買という行動を起こしてもらうための訴求軸です。
内容としては商品数、期間、お客様の属性、または特典などの限定訴求が挙げられます。

人は検討期間が長くなると行動を起こさない傾向があることから、すぐに行動を移してもらうために限定訴求を有効活用しましょう。

2.価格型訴求:「安い価格で買いたい!」人を呼びこむ

ネットショップでは、価格型訴求がもっとも効果が出やすい傾向にあります。
価格を重視する見込み客に対して、自社の通常価格や市場価格よりも安くサービスできる点を強調する訴求方法です。
ただし、型番商品などについてはAmazonや楽天などに対抗して価格訴求を行うのは難しいと考えておいたほうがいいでしょう。

安易な割引やクーポン訴求は、常習化するにつれ顧客が慣れてしまい、「安くなければ買わない」といった諸刃の剣になる懸念があります。

3.トレンド型訴求:「話題の商品が欲しい!」と思っている方に刺さる

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世の中の流行りやトレンドに敏感な顧客に有効な訴求方法です。
例えば、広告文章に「話題の〜」「評判の〜」「大ブレーク中」「マストアイテム」などのキーワードを広告文に含めるの一般的です。

4.希少性訴求:「ここでしか買えない!」と思ってもらう

限定性に近いアプローチであり、商品にフォーカスした訴求軸といえますが、「お誕生日月の方限定!」など、対象となるお客様にも希少性をもたせるのもひとつの手でしょう。

人は”得をする”ことよりも、”損をしない”ことを重要視します。
その点を踏まえて、「今だから、もしくは、この商品だからこそ価値がある」「滅多にない機会」と感じてもらえるような希少性訴求を意識してみましょう。

5.逃避型訴求:「この商品を買えば解決できる!」と感じてもらえる

あなたの商品を購入することで、お客様はどのような悩みや苦痛から開放されるのかを明示しましょう。
商品を購入する前と後でどう変わるのかが具体的にイメージできる表現を広告の中に含めるのです。

仕事、ライフスタイル、人間関係など人には様々な悩みがあります。
それらの悩みをあなたの商品を通じてどう解決するかを訴求することが大切です。

6.贅沢型訴求:「より良いモノが欲しい!」というこだわりの方向け

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オリジナル商品を販売している方が取り入れやすい訴求軸です。
商品にまつわる裏側として開発に至る背景やストーリー、商品の中で特にこだわっているポイントなど、高い品質や付加価値のあるサービス、商品であることをアピールしていきましょう。

7.威光型訴求:「安心してお買い物をしたい!」という慎重派向け

ブランドやネームバリューをアピールするタイプです。
これは、企業名やブランド名を入れることで、見込み客に安心感を与えるものです。

認知がたとえ低い時でも、名前を入れることで競合他社との違いが明確になり効果的な場合もあります。

まとめ

以上、広告メッセージを作成する際に参考となる7つの訴求軸をご紹介しました。
自分のネットショップの強みを見直すいい機会にもなりますので、ぜひお客様のターゲットやネットショップのコンセプトに合わせてメッセージ内容を考えてみましょう。

広告のクリエイティブは実際に出稿してみるまで、何がもっとも効果的かわからないものです。
それぞれの広告からのクリック率や購入率などの数字を参考にしながら最も集客に適したメッセージを探しだすことが大切です。予
想もしなかった切り口が、集客や購買に結びつくことも多々あります。

まずは上記の訴求軸における出稿を行い、クリック率や購買への結果をみていきながら、よりよい広告内容を見つけていきましょう。

ここがポイント!

・様々な切り口でショップの訴求軸を考えることで自社の強みを再確認しましょう
・広告の効果測定を行いながらよりよい訴求内容を見つけましょう
・集客チャネルごとに最適化した訴求メッセージを見つけることが大切