ferret編集部:2015年6月11日に公開された記事を再編集しています。

根を詰めて仕事をしていると、どうしても煮詰まったり頑張りすぎて息切れしたりするものです。
今回は、少し視点を変えて、現状に課題を抱えるビジネスパーソンに向けて気づきとなるような著名人の名言についてまとめました。

頑張りどきに力になる名言

頑張りどきに力になる名言

1.野茂英雄

挑戦すれば、成功もあれば失敗もあります。
でも挑戦せずして成功はありません。
何度も言いますが、挑戦しないことには始まらないんです。

今でこそ日本人メジャーリーガーは珍しくなくなりましたが、その壁を開いたのが野茂投手であり、1995年に31年ぶり2人目の日本人メジャーリーガーになりました。

渡米当初の年俸は近鉄時代の1億4000万円から980万円まで下がったといいますが、「トルネード投法」によるその後の活躍および日米のフィーバーぶりは、30代以上でしたら野球ファンのみならず日本人皆の記憶にしっかりと刻まれていることでしょう。

2.イチロー

小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。

5月22日にメジャー通算2,874本目のヒットを放ち、安打数が“野球の神様”ベーブ・ルースを上回る歴代単独42位となったマーリンズのイチロー選手。

日々の積み重ねの大切さは多くの人が説くところですが、41歳の今なお絶え間なく努力し、現在進行形で大記録を打ち立て続けるイチロー氏の言葉だと、その言葉の重みは一際です。

3.鈴木おさむ

ゆとりを残して力を出し惜しむより、使い切ったほうがまだ元気に走れる。

「SMAP×SMAP」「めちゃ×2イケてるッ!」等、数多くの人気番組を手がける放送作家です。この他、脚本家、作詞家、パーソナリティ等マルチな才能を発揮しています。

大きなプロジェクトやイベントを手がけた後、「もっとこうすればよかったのでは」と思ったことはないでしょうか。もしかしたら、そう思ってしまうのは、まだどこかに余力があったということかもしれません。全身全霊をつぎ込んで、後悔のないようしたいと思える名言です。

4.山下清

(おにぎりがもらえなかったらどうするかを問われ)
おにぎりがもらえるまで歩くから、もらえないってことはないんだな。

放浪の画家として芦屋雁之助主演のテレビドラマ「裸の大将」を通じて彼を知った方も多いのではないでしょうか。食いしん坊で自由人な印象です。「諦めないことが成功の秘訣」系の言葉は多くの偉人が語っていますが、あまりに凄すぎる人に言われても現実感がないと感じるものです。

純粋無垢な山下清氏の言葉で置き換えれば、心のガードを下げて素直に「もう少し頑張ってみるか」と思えるのではないでしょうか。

5.ケーシー・ステンゲル

運なんてものは、練習をたくさんやった奴のおまけなんだ。

ニューヨーク・ヤンキース、ニューヨーク・メッツ等を率いたMLB元監督。12年間のヤンキース監督時代にリーグ優勝10回、ワールドシリーズ優勝7回を果たした名監督です。

偉業を成し遂げる人(チーム)には、どうしてもその才能に注目が集まりがちですが、「努力(練習)」があっての「才能」と「運」、そして「結果」なのでしょうね。

6.中島みゆき

ファイト! 闘う君の唄を闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中をふるえながらのぼってゆけ

中島みゆき「ファイト!」(作詞・作曲: 中島みゆき)の歌詞より。

インターネットを通じて簡単に自分の意見を言えるようになったせいか、自分は何にもしないまま、頑張っている人に対して上から目線で批判する人が目につくようになりました。そんな批判に晒されたときはこの曲を聴いて気持ちを奮い立たせましょう。

煮詰まっているときに力になる名言

煮詰まっているときに力になる名言

7.立川談志

好きなことだけで仕事は選べない。
「好きの虫」を育てることが仕事の醍醐味になるのだ。

落語家 立川談志氏の名言です。歯に衣着せぬ物言いと破天荒な言動故に、直感で物事を判断してそうなイメージと反した「好きなことを仕事にするのではなく、与えられた仕事の中で楽しいことを探せ」の言葉。

きっと破天荒の裏には、血の滲むような努力や経験、自信から出る言葉なのでしょう。

8.スガシカオ

やりたいことが見つからなくて悶々としている時は、金を貯めろ。
いざという時、飛ぶために。

2001年放送の「情熱大陸」の中での言葉です。人生の転機となるチャンスは、そんな頻繁に訪れないし、ゆっくりと待ってもくれません。お金がないとせっかくのチャンスを活かせないときもあります。悩むくらいならばとりあえずお金を貯めることを目標に頑張りましょう。いざというとき、きっと役に立ちます。

サラリーマン生活を経てミュージシャンになった自身の経験があるからこその、現実的で地に足がついた言葉と言えます。

9.マジック・ジョンソン

俺はコートに入ったら、”俺”ではなく”俺たち”と考えるようにしている。

元NBAプロバスケットボール選手マジック・ジョンソン氏は、見ていない方向に出す「ノールックパス」が有名で、1996年のNBA50周年の際に「歴代の偉大な50人の選手」の一人として選出されました。

パスの凄さばかり注目してしまいますが、このパスを繰り出すためには、普段から同僚の技能・思考を正確に把握し、自身のプレイも同時に俯瞰して予測する全体把握が必要です。

チームを率いることにおいては、ビジネスにおいても同様で、もしチームに行き詰まりを感じている際は、独りよがりになっていないか、きちんと仲間の能力や考えを理解しているのか、一度よく考えてみてはいかがでしょうか。

10.ブルース・リー

考えるな、感じろ!(Don't think! Feel!)

1973年公開のカンフー映画「燃えよドラゴン」のブルース・リーが少年に稽古をつけるシーンの台詞です。

考えることはもちろん大事ですが、これまで積み重ねた努力や自分のセンス・本能を信じて突き進むことで道が開ける場合もあるでしょう。

まとめ

様々な成果を残している各界の著名人ですが、才能はもちろんのこと、共通して努力、挑戦していることがわかります。そういった経験者からの言葉は、ふと自分に置き換えて聞いてみると、現状打破につながるヒントとなることが大いにあります。

仕事で行き詰った際は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

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