ツール比較

これまで紹介したアニメーション動画ツールの中から、以下のテーマにフォーカスして優れているものをピックアップしました。

使いやすさ

アニメーション動画に日本語フォントが使えるVYONDは、特に使い勝手が良いと言えます。どのサービスもテンプレートが多数用意されていますが、VYONDも数百種類の素材が使えますので、日本向けのアニメーション動画制作には最適ではないでしょうか。操作性や機能においても多くのユーザーからの支持を集めている優秀なサービスです。価格以外の面では多くのニーズを満たせるでしょう。

インターフェース

VYONDのオールマイティさは、インターフェースにおいても力を発揮しています。シンプルさで言えば、VideoscribeやPowtoonも優れているでしょう。英語表記であることを感じさせないわかりやすさですので、初心者でもあまり困ることはないはずです。特にPowtoonのインターフェースは、パワーポイントを使ったことのある人なら、感覚的に馴染みやすいでしょう。アイコンもとてもわかりやすいです。

デザイン

デザインは好みによりますが、完成度が高く海外らしいイメージに溢れるAnimakerは素人っぽさを感じさせません。海外でよく見かけるアニメーションという印象です。もう少しビジネスムードを強くしたいならVideoscribeもオススメできます。やはり海外っぽさはありますが、誰にでもビジネス色が濃いカッコいいアニメーション動画を作成できるでしょう。デザインは広告の内容によるので、素材のテイストを確認しておく必要があります。

コスト

無料プランがあるアニメーション動画ツールは、Animatron、Powtoon、Animakerです。ただし、Animakerの無料プランは商用利用不可になっているので注意しましょう。無料プランは、一見お得に見えますが、今回ピックアップしたツールは、どれも機能制限があります。ストレージの容量や制作できる動画の長さ、利用可能なテンプレートの数などです。特にテンプレートの数は、簡単に動画制作をしたい人にとっては不自由さを感じるかもしれません。

そのような中、Videoscribeは有料プランでも比較的安価でありコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

予算を考慮して気になるツールのトライアルをしてみよう

今回紹介した以外にもアニメーション動画ツールはたくさんあります。今回はアニメーション広告の制作以外でも研修やプレゼンテーションなどにも使えるツールをピックアップしました。素材も多数搭載していますので、操作に慣れておくとさまざまなシーンで役立つでしょう。

最近とても人気があるVYONDは、やはり優れたツールであることは間違いありませんが、その分コストが高くなってしまいます。予算がハードルになるようでしたら、Videoscribeあたりが妥当と感じる人も多いでしょう。まずは短期間のフリートライアルや無料版を活用して、早速自社のニーズにマッチするか試してみてはいかがでしょうか。

知っておきたい「アニメーション広告」の基本

「アニメーション広告」とは? 知っておきたいメリット・デメリット

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動画広告のなかでも、アニメーション広告は比較的ウェブサイトとの親和性が高いと言われています。マーケターがWebなどを中心に広告戦略を打ち出す上で、アニメーション広告にはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?せっかく時間とお金を投資して作る動画広告。企業としてトライする前に、その特徴やメリットをしっかりと把握して、最大限有効活用していきましょう。