ブログは副業などで収益を上げるツールとして幅広く利用されています。パソコンさえあればすぐにでも始められるのが魅力といえるでしょう。実際にブログで収益を上げて生活をしている人の中には、パソコン1台を持ちカフェなどで執筆を行っている人もいます。時間や場所に縛られず働けるツールとして、知られているのがブログなのです。

しかしブログを始めるとなっても、展開されているブログサービスは多岐にわたります。どのサービスが最も収益につながりやすいのかは、ブログ初心者の大きな悩みとなっているのです。そこで本記事では現行で利用されているブログサービスについて3つに分類し、収益化という観点から徹底比較していきます。

ブログで収益化をするためには

ブログで収益化を目指していくのであれば、まずはブログサービスについてではなく、収益化の方法について理解すること。そこで、どのような方法が収益を得るために有効なのかを確認し、利用されているブログサービスの大きな違いについて解説していきます。

収益化の方法について確認

収益化の方法は大きく分けて3種類です。広告収益とアフィリエイト収益とコンテンツ販売による収益となります。それぞれを簡単に見ていきましょう。

広告収益Google アドセンスなどを利用した、ブログ内に掲載される広告のクリック数に応じて得られる収益です。ブログPVが多ければ多いほど収益につながる可能性が高まります。

アフィリエイト収益成果報酬型広告による収益です。専用のサイトが取り扱っている広告ブログ内で掲載し、成約に結びつくことで収益となります。購買に結び付けるライティング力が必要となるでしょう。

コンテンツ販売収益は、独自に製作した商品やノウハウを商品として販売することで得られる収益です。独自に製作していることから、得意分野で勝負できることと自身で価格を設定できることが特徴。しかし個人の影響力やライティング力など、様々な要素が必要となる分野です。

参考:【初心者向け】ブログ収益化の仕組みと定番広告サービス3種を紹介

収益化から見た3つの分類

ブログには大きな枠で捉えたとき、有料ブログと無料ブログの2つのカテゴリーに分けられます。それぞれの違いについて見ていきましょう。

有料ブログはその名の通り、利用するためにお金が必要。「WordPress(ワードプレス)」などがそれに該当し、機能の豊富さが特徴です。

無料ブログはアメブロやはてなブログなど、気軽に始めることができます。また、最近利用者が増加している「note(ノート)」もブログとして、独自の切り口でサービスが展開されています。

本記事では、収益化という観点から、有料ブログと無料ブログ、そしてnoteの3つブログを分類し直して考えていきます。

参考:WordPressと無料ブログはどっちがおすすめ?メリット・デメリット比較

「有料ブログ」は自由度が高く収益性がある

有料ブログを代表するのが「WordPress」です。多くのブロガーが利用しているため、収益性について理解しておくことは必須。他のサービスとの違いを比較しながら紹介します。

拡張性が高く自由度の高いサイト設計が可能

有料ブログのメリットは機能の豊富さにあります。デザインを自分好みにカスタマイズできることや、それぞれの発信内容に合ったブログを構築することが可能です。サイトの利便性の高さを追求することができるので、ユーザー利用の快適さを自身で改善できます。

収益を得るためにはサイトに人を集客することが必要です。「WordPress」などの有料ブログは、無料ブログに比べてSEOなどの対策が施されています。サイトに集まる人の数が増えれば増えるほど、収益を得られるチャンスは大きくなっていくでしょう。

マネタイズの方法も幅広い選択肢の中から選択可能です。特にWordPressは利用者数も世界的に多いので、検索などで簡単に運営ノウハウを入手しやすいです。ほぼ無料で有益な情報が出回っていることも収益化を進めていく中で有利と言えるでしょう。

ランニングコストがかかる

有料ブログのデメリットは、費用がかかることです。ブログを本気で取組み生計を立てるといった目標がある場合は別ですが、収益化に向けてとりあえず始めてみたい初心者にとっては抵抗があるかもしれません。ブログ開設までに手間がかかることもあり、ハードルが高く感じられることでしょう。

しかし、個人運営での費用としては月千円程度と、無理なく用意できる価格帯なので、少しのコストを支払うことで無料ブログにはない恩恵を受けることが可能です。

手軽に始められ収益化も可能な「無料ブログ」

無料ブログは有料ブログと比べると、機能性として劣る部分もありますが、活用できるサービスも十分にあります。無料ブログにおける収益化についての特徴を確認しましょう。

気軽に始められアフィリエイトも可能

無料ブログで有名なものといえば、「アメブロ」や「はてなブログ」。登録してアカウントを入手してしまえば、すぐにブログを開設することが可能です。収益化に関してはアフィリエイトが可能で、ブログ内にリンクを貼ることで収益に結び付けられます。

また無料であることから、毎月のサーバー費用について考える必要もありません。サービスとして整備されているため、ブログの装飾機能などが充実していることも特徴のひとつです。ブログにおいて視覚情報は、ユーザーが記事を読み進めるためのギミックとして利用できます。無料でも収益に結び付ける道具が取り揃えられているのです。

収益化の幅が狭まるため自由度は低い

気軽に始められることの反面、無料ブログにはデメリットもあります。マネタイズにおいて制限が発生してしまうことが多いのです。無料ブログには運営会社が存在しますが、サービス自体の広告が意図せず掲載されてしまいます。

有料ブログほどの拡張性もないことから、他のユーザーとの差別化も難しくなってしまうでしょう。文章とコンテンツに自信があるのならば問題ないのですが、結果が出にくいフィールドで戦うのは得策とは言えません。

Googleアドセンスの審査も独自ドメインの有料ブログに比べて、厳しい結果となる傾向があります。収益化を前提とするのであれば、無料ブログ単体で利用することは不利になる可能性が高いと言えるでしょう。

note(ノート)で自分の強みを収益に

通常は無料ブログに分類される「note」ですが、今回は別のカテゴリーとして紹介していきます。他のブログサービスにはない要素がnoteにはあり、note単体でも収益化の幅を大きく広げることが可能です。新しいブログの収益化を提示しているサービスとも言えるでしょう。

独自のコンテンツ販売で収益化が可能

noteは基本的には、無料ブログと変わらない機能が実装されたサービスです。しかし他のブログサービスと異なる点は、独自で製作したコンテンツを有料で販売できること。仕事や趣味などで手にしたノウハウを記事にして販売することもできれば、音楽や音声などを販売することも可能です。価格設定を自身で決定できるなど自由度も高く、上手なやり方で取り組めば大きな収益に結び付けられます。

また他のブログサービスと同様に、アフィリエイトを行うことも可能です。無料でシンプルなサービスでありながらも、収益化という観点では多様性に富んだサービス。簡単に有料コンテンツを販売できるため、他のブログサービスと組み合わせて利用する方法も有効です。

機能がシンプルすぎる

noteはコンテンツ販売という点では画期的なサービスですが、デザインや機能が必要最低限のものとなっています。装飾といっても文字の種類は、太字や見出しを設定できる程度。内容が十分に価値のあるものであると認識されなければ、埋もれてしまいがちなのもnoteの特徴です。

収益化を促進するならブログ×コンテンツ販売がおすすめ

もしブログサービスを迷っている場合は、予算があるのならば有料ブログ。予算がなしでとりあえず始めてみたいのならば、無料ブログから始めてみましょう。そしてそのどちらを選択したとしても、noteを利用したコンテンツ展開は有効です。

例えば、WordPressなどのブログサービスでは、アフィリエイトなどで収益を上げていき、そのノウハウをnoteにまとめて販売。WordPressでの収益の推移をデータとして公開するなどを継続していけば、それはいずれ信頼につながります。アフィリエイトでの収益を、コンテンツ販売による収益につなげることができるのです。

加えてSNSなどを絡めて発信していくとさらにブーストをかけられますので、ぜひ参考にしてみてください。

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