訪問先の方々と末永くお付き合いをするためにも好印象を頂いてもらうことはビジネスマンにとって重要なことです。

一般的には、入社した時の研修を通して好印象につながるビジネスマナーや基礎を学びます。
社会人歴をいくら重ねていっても研修で学ぶような基礎は重要であり、ビジネスマンの普遍的な基礎スキルとなるでしょう。

基礎スキルがあるビジネスマンほど、実践をしながら好印象を与えるコミュニケーション術を感覚的に身につけ、相手の雰囲気や人柄で変化するコミュニケーション術をとっている方が多いです。

今回は、まだまだ訪問先やお客様とのコミュニケーションに慣れてうない方はもちろん、社会人歴を重ねた方でも参考になる好印象を与えるコミュニケーション術をまとめました。

1. 身だしなみや表情をチェックして第1印象を良くしよう

コミュニケーションは、話し方など対話や交渉ごとに焦点が当たりがちですが、会話の内容の前に相手からどのように見られるかによって、相手の聞く姿勢や捉え方が変わります。
まず、外見を整えることで好印象を与えましょう。

営業マンなど普段からスーツを着る方は、以下のことが大切です。

・シャツにシワがなく、綺麗にアイロンがかかっているか
・靴は泥などの汚れがなく、綺麗に磨かれているか
・鞄がパンパンになっていないか。書類が詰め込まれすぎていないか
・ネクタイが曲がっていないか

以下のことは、ビジネスカジュアルや私服が許されている会社でも大切です。

・清潔感ある髪型や服装
・爪やムダ毛など整えられているか
・臭いなど不快感を与えていないか
・自然な笑顔か

外見からも相手に与える印象が良ければよいほど、良いコミュニケーションが図れます。
自分が接していて気持ちいいなと思えるような心がけを普段から行いましょう。

メラビアンの法則では55%が外見から伝わる

メラビアンの法則をご存知でしょうか?

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した概念で、第一印象は初めて会った時の数秒で決まるとされ、半分以上が「視覚情報」から得ており、見た目やしぐさ、表情など相手に与える視覚情報は55%も占めるとされています。

つまり、メラビアンの法則によれば印象の半分以上が外見から決まるということです。

2. 声の質によって好印象を相手に与える!

話す内容と同じ以上に、声の質にも気にかけましょう。
コミュニケーション法は情報伝達法という言葉にもあるように、相手への伝わり方が大切です。

例えば、いつも不安そうな頼りない声で話している場合、どんなに会話の内容が良かったとしても相手の印象に残るのは不安な印象が残ってしう可能性があります。
緊張をすることもありますが、声質も自然体で相手に効きやすいような喉の開いた声を出すといいでしょう。

声の質や言葉の緩急、大きさや口調なども相手に与える印象は多く、前述のメラビアンの法則では、声の質が38%の情報を占めるといわれています。

3. 相手の発言に耳を傾ける

なにか話さなくてはと考えれば考えるほど、意識を違うほうに集中してしまいます。
しかし、重要なことは円滑なコミュニケーションを取ることでもありますので、一方的に話すのではなく、相手の発言に耳を傾けることを意識しましょう。

相手の方に喋るのが苦手という方もいらっしゃいますが、好きなことや興味・関心のあることに関しては自然と話題になりやすいはずです。
事前に訪問先の方を知っている方がいるようであれば、事前に情報をキャッチし、話題を決めておくことをオススメします。
些細な事ですがこれだけで、初対面にも関わらず、相手の好む話題からアイスブレイクができるため、好印象を持ってくれるでしょう。

話している最中の相槌に気をつけよう

相手が話されている時には、あなた自身の聴く姿勢がとても大切です。
頷いたり、相づちをうったり、ほめたり、何かしらのリアクションがあると、相手はとても喋りやすいものです。

聞いてもらえるのがわかると「嬉しい」心理が働き、必要以上に自己開示をしてくれます。

4. キーワードを拾い、徐々に本題に入っていく

中でも難しいと感じることが本題に入るときのタイミングではないでしょうか。
相手に合わせて好みの話だけしていては、カンバセーションで終わってしまいますし、限られた時間の中で、必要な内容(商談や打ち合わせ)を話し合う必要があります。
良きカンバセーションを行い、話しやすい空気を作ったら、その空気を維持しながら徐々に本題に入ってくのが理想と言えます。

このとき、よくある失敗例が唐突に本題に入ってしまい、空気が変わってしまうというケースです。
せっかく築き上げた空気を壊してしまわないように、会話の中でのキーワードを拾い、本題に移っていくキッカケを作るようにしましょう。

まとめ

客先で好印象を与えるコミュニケーション術を紹介しましたが、いずれにしても軸としては「ForYou」であることです。
手法論に走りがちであったり、表面的な目的として営業マンであれば「発注してほしい」といった前提で盲目になってしまうこともありますが、目の前の人のために何かをしてあげたいと思えるような気持ちがあってこその手法です。

つまり、今回ご紹介した内容は、話を快く受け入れてもらうために必要な最低限の身だしなみであったりビジネスマナーということです。
軸である「ForYou」を忘れず自然なコミュニケーションが良好な関係性を築くことに繋がるでしょう。

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