アプリを分析したいと思った時、実際に何をすればいいのか、どんな知識を身につければいいのかわからない方は多いのではないでしょうか。
今回は、無料で使えるGoogleAnalyticsを使ったアプリ分析を解説します。

スマートフォンアプリの種類

スマートフォンアプリと言っても、コンテンツの表示方法や開発手法によって大きく3つの種類に分かれています。

1.ウェブアプリ
Webviewという機能によりHTMLを読み込むアプリです。
このアプリは基本的にWebブラウザ上で機能するため、アプリのインストール自体は必須ではありません。
Android用、iOS用といった区別が必要ないため開発が容易で比較的コストがかからないことが特徴です。

2.ネイティブアプリ
独自の実装でコンテンツを表示するアプリです。
Objective-cやjavaなどで開発され、開発コストはかかるものの動作が速く端末と連携したり、オフラインで動作ができたり、といった特徴があります。

3.ハイブリッドアプリ
ハイブリッドアプリはウェブアプリとネイティブアプリの特徴を兼ね備えているといった特徴があります。よく紹介される例としてクックパッドが有名です。

例)クックパッド

クックパッド.jpg
スマホサイトのトップ画面
http://cookpad.com/

クックパッド2.jpg
アプリのトップ画面
iOS
Android

どちらも同じ内容になっていますが、表示の方法が若干異なります。
アプリ内で、ヘッダー部分以外はHTMLを読み込んで表示するようになっており、ほぼ同じ画面が表示されています。

ウェブアプリでは、スマートフォンアプリに埋め込んであるブラウザがHTMLファイルを読み込んでコンテンツを表示します。
Webviewで読み込むのは一般的なウェブサイトと同じHTMLファイルになるので、GoogleAnalyticsのトラッキングコードをHTMLページ内に埋め込んで計測することができます。
ウェブアプリの分析を希望される方は、下記コンテンツを参考にしてください。

参考:
5. Googleアナリティクスの登録と設定方法
※上記コンテンツは会員限定です。無料会員登録はこちら

一方、ネイティブアプリはウェブアプリとは作りが異なるため、Javascriptによるトラッキングコードの代わりとしてスマートフォンアプリ用のGoogle Analytics SDK(Software Development Kit)を利用することによってネイティブアプリに特化した分析をします。

今回は、ネイティブアプリの分析の方法を解説します。

導入の手順

1.アプリ専用のプリパティを作成
「アナリティクス設定」のプロパティの新規作成画面より「新しいプロパティを作成」をクリックします。
図1.png

アプリ専用のレポートが可能な「モバイルアプリ」を選択します。
図2.png

SDKの入手方法が表示されるので、ダウンロードします。
図3.png

2.計測用SDKを組み込む
スマートフォンアプリ計測用のSDKをアプリへ組み込みます。

  • iOSの場合:iOS版のGoogle Analytics SDKを導入
  • Androidの場合:Google Analytics Android SDKを導入

3.計測の初期設定を行う
アプリ計測における各種初期設定を行います。

例)

  • スクリーンビューのオート計測
  • クラッシュ測定のオン/オフ
  • イベント、ソーシャルアクションの計測

2,3の詳しい実装方法はGoogle Analyticsの開発者向けサイト「Google Developer」で公開されてる「アナリティクスのデータ収集」を参考してください。
https://developers.google.com/analytics/devguides/collection/

アプリ解析で見るべき視点4つ

実際の運用で見るべき4つの主要レポートのご紹介です。
図4.png

1.ユーザーレポート

ユーザーの基礎情報を見ることができます。
例)
アプリのバージョン
・地域や言語、年齢・性別・興味関心
アプリの使用頻度と使用時間
・最もよく使用されているOSデバイス

2.集客レポート

ユーザーアプリを最初に起動するまでの行動を見ることができます。
例)
アプリをインストールした新規ユーザー数の推移
ユーザー獲得におけるマーケティングキャンペーンの効果
Google Playに到達するまでの流入状況や流入別の成果を視覚的に表示
・AdWords広告経由でのインストールと、その後の捜査状況の確認

3.行動レポート

ユーザーアプリを使用している時の行動を見ることができます。
例)

  • 各スクリーンのビュー状況やセッションあたりの合計スクリーン表示回数
  • スクリーンが表示された順序、フロー
  • アプリのクラッシュなどの技術的エラーの件数
  • アプリ要素が読み込みに要した時間
  • イベントとして登録したユーザーの各種アクション

4.コンバージョンレポート

設定した目標をユーザーがどのように達成しているのかを見ることができます。

  • 設定した目標の達成数値
  • 目標達成までの遷移、フロー
  • eコマース設定した収益の詳細情報

まとめ

Googleアナリティクスでホームページ解析ができるのは一般的にも認知されていますが、スマホアプリの分析までできるということまではなかなか知られていないのではないでしょうか。
初期設定をしっかり行うことで行動解析やコンバージョンまでの分析も行うことができます。
アプリ開発者の方は是非導入してみましょう。

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