複数のGoogle広告アカウントを運用していると、各アカウントに別々にログインして管理するのは手間がかかります。そんな時に便利なのが、複数のアカウントを1か所で管理できるGoogle広告のクライアントセンター、通称「MCC(マイクライアントセンター)」アカウントです。

今回はGoogle広告を運用する方に向けて、Google広告のクライアントセンターの基礎知識を解説します。実際にGoogle広告のクライアントセンターで何ができるのか、メリットから使い方まで紹介するので、ぜひ参考になさってください。

Google(グーグル)広告クライアントセンター (MCC)とは?

Google 広告クライアントセンター (MCC)とは、ほかのMCC アカウントや複数のGoogle 広告アカウントを1か所で管理できるツールです。複数の広告アカウントがあると、編集する際にいちいちアカウントを切り替えるのは手間がかかり、面倒に感じるものなので、代理店など複数のクライアントを抱えている人に適しています。

Googleは「Google 広告クライアントセンターのオンライン広告マネージャーを使えば、1 回ログインするだけで、1つのダッシュボードから、複数のアカウントのレポート作成、アクセス権の管理、統合請求ができるため、作業時間を節約できる」と述べています。
複数のGoogle広告アカウントを持っている方は、Google 広告クライアントセンターを活用することで作業効率を上げられ、広告運用がしやすくなるでしょう。

Google(グーグル) 広告クライアントセンターの機能・メリット

続いて、実際にGoogle 広告クライアントセンターでどんなことができるのか、具体的な機能をメリットとともに解説します。

1、複数のアカウントのキャンペーンを一括管理できる

さきほどもお伝えした通り、Google 広告クライアントセンターはわずか1回のログインで複数のアカウントの管理と作成ができます。具体的には、1日の予算の変更、キャンペーンの停止、ラベル貼り、自動化ルール作成、アラート設定、メール通知設定などです。これらの作業は1つのダッシュボードから行えるので無駄な手間がかからず、アカウントを検索して操作することで作業効率が上がります。

2、すべてのアカウントの成果を比較できる

Google 広告クライアントセンターですべての広告アカウントを一括管理することで、複数のアカウントの成果を比較しやすくなります。コンバージョンを測定したり、キーワードの掲載結果レポートから詳細分析レポートまでまとめて自動作成・共有することも可能です。キーワード別インプレッション数を確認すれば、どんなキーワードの反響がいいかなど把握できます。

それによってほかのGoogle広告アカウントの成功事例を踏まえて修正するなど、効果検証と改善がスピーディーに行えるため、Google広告のパフォーマンスを上げやすくなるでしょう。

3、共同管理しやすい

Google 広告クライアントセンターは自分以外のユーザーにもアクセス権を付与して共同管理・運用することが可能です。管理者か標準かなど、ユーザーによって管理権限を変更でき、チームで運用する際に便利です。

「このアカウントユーザーを招待」からメールアドレスを入力して招待するだけなので、アクセス権は簡単に付与できます。複数アカウントの運用に手いっぱいになっている方は活用してはどうでしょうか。

4、複数アカウントの請求をまとめられる

複数のクライアントのアカウントをそれぞれ管理している場合、請求も個別に発生するため処理に手間がかかります。Google 広告クライアントセンターには統合請求の機能があり、すべてのクライアント アカウント(子アカウント)の月々の請求書を1つにまとめられるので便利です。

Google 広告クライアントセンターのダッシュボードから予算変更の情報を取得したり、請求の対象となっているアカウントを登録したりすることができます。

5、アラート機能で複数アカウントをミスなく管理できる

運用しているGoogle広告アカウントの数が多いほど管理が煩雑になり、うっかり処理し忘れてしまうなどのミスが発生しやすくなります。Google 広告クライアントセンターにはアラート機能があり、連携されたすべてのアカウントにアラートを設定して漏れなくスムーズに運用しやすくなります。

設定できるアラートの種類は「お支払いのアラート」「キーワードと広告のアラート(成果の低いキーワードや不承認の広告等)」「キャンペーンのアラート」「予算のアラートアカウントのアラート(アカウント情報が不完全なため無効など)」があります。

6、リマーケティングリストをアカウント内で共有できる

Google 広告クライアントセンターはアカウントの管理だけでなく、リンクすると別アカウントのリマーケティングリストの共有も可能です。リマーケティングリストとは、Webサイトを訪問したユーザーアプリユーザーのリストのことで、検索広告においてすでに自社サイトを訪問したユーザーに対して広告をカスタマイズして展開でき、入札単価を引き上げて表示されやすくするなどして高い広告効果が期待できます。

マーケティングリストを共有してマーケティングタグ共有を行えば、ブランドや商品別にGoogle広告アカウントを分けている場合でも、一括でリマーケティングタグを発行してサイトへのタグ設置の回数を減らし効率化するなどのメリットがあります。