リファラスパムの確認方法

アクセスの急増の原因がリファラスパムかどうかは、1訪問あたりの平均滞在時間、平均PV流入元のホームページの内容の3つを確認することで大体が判別できます。

リファラスパム判別のポイント

・直帰率が高すぎる、もしくは低すぎる
・1セッションあたりのPV数が1に近い(ほとんど回遊していない)
・滞在時間が0に近い
・海外サイトからの流入である

直帰率や他ページヘの遷移率、滞在時間が他のページに比べてユーザーとページのミスマッチが起きているような行動がほとんどを占める場合は、リファラスパムの可能性が高いでしょう。
リファラスパムの目的は自社サイトへの誘導のため、ここで怪しげなReferralを発見しても不用意にクリックしない方が懸命です。

判別のポイントとして、セカンダリディメンションの「ユーザー」→「ISO 国コード」を選択してどこの国からの流入なのかも確認してみましょう。
海外からの流入の場合、ほぼ確実にリファラスパムと見て間違いないでしょう。

ferretでも、少数ではありますがリファラスパムの流入が確認できます。
Referralの項目を見ていくと、直帰率100%、で回遊もほとんどされていない項目があります。
ferret リファラスパム.png

流入元の国コードを確認してみると、一方はTW(台湾)、もう一方はJP(日本)でした。
台湾のからの流入.png
台湾の方は状況から考えてほぼリファラスパムと見て間違いないでしょう。
流入元が日本の場合は判別がつきにくいため、URLで検索をかけてタイトルとディスクリプションからどのようなホームページなのか確認してみると良いでしょう。

リファラスパムの対処方法は?

リファラスパムを発見した場合は、対象URLをフィルタリングしてGoogleアナリティクスのデータに反映させないようにしましょう。

フィルタリングは、「アナリティクス設定」→「すべてのフィルタ」→「フィルタを追加」をクリックし、フィルタの種類を「除外」に設定すれば完了です。
フィルタ設定.png

※除外設定後からフィルタが機能するため、それ以前のデータはそのまま反映されてしまうので注意しましょう。

まとめ

リファラスパムは事前に対策を行うのはほぼ不可能なため、見つけ次第フィルタ設定をして除外していくしかありません。
また、リファラスパムは目視で発見する他ありません。

早期に発見してできるだけアクセスデータに悪影響を出さないためにも、アクセスデータの平均値を把握し、リファラスパム等による異常値が出たらすぐに気付けるようにしておきましょう。

このニュースを読んだあなたにおすすめ

Googleアナリティクスでソーシャルメディアの効果を調べる方法