本記事で学ぶ内容

・Googleアナリティクスでソーシャルメディアの効果を調べる操作を理解できる。
・ソーシャルメディア特有のデータの見方を理解できる。
・パラメーターの使い方について理解できる。

Facebookページなど、ソーシャルメディアを運用しているならば、その成果をGoogleアナリティクスで確認することができます。

とくにリアルタイムでアクセス状況に反応があるなど、ソーシャルメディアならではのレポートがあり、見ごたえもあるはずです。いっぽうで、できないこともあり注意が必要ですので、それらを含め重要指標や操作を紹介します。

ソーシャルメディア経由の集客を調べる

ソーシャルメディア経由でどれくらいのアクセスがあるのか、Googleアナリティクスを使えばすぐにわかります。

リアルタイムで把握する

リアルタイム>トラフィック

Googleアナリティクスでは、リアルタイムにそのアクセス状況を把握できます。上記の操作をしますと、Socialと表示されたアクセスがソーシャルメディア経由です。

フォロワー数や友達数が一定数あれば、投稿した瞬間からアクセスされはじめる様子が確認できます。

チャネルから調べる(Social)

集客>チャネル>Social

このメニュー操作で、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディア経由のアクセス状況を把握できます。投稿数と比例しているか、TwitterとFacebookのどちらが多いのか、など把握できます。

例)http://ferret-plus.com/?utm_source=Facebook&utm_medium=social&utm_campaign=20140401am

また、上記のように投稿時に、誘導したいリンク先にパラメーター(パラーメーターの記事を参照)をつけることで、どの投稿からのアクセスからかもわかります。

「?」や「&」
パラメーターとよばれる運用上の情報をアドレスに付加できる接頭語。冒頭は「?」を使い、あいだの単語を「&」でつなぎ表記します。

utm_source
FacebookなのかTwitterなのか、という媒体名を設定します。

utm_medium
ソーシャルであればsocial、メルマガであればemail、リスティング広告であればCPCなど、アクセス元媒体の大分類を指定します。

utm_campaign
ホームページ運用者が任意につける名前。広告キャンペーンなど分類をしたいときに使います。上記の例では、2014年4月1日の午前にFacebookに投稿した、と解釈できます。

チャネルから調べる(Referral)

集客>チャネル>Referral

ソーシャルメディアは、残念ながら正確に分類されません。それは、Google側でも世界中にあるすべての関連ホームページを把握することはむずかしいからです。

なかでも、Twitter派生サイトといい、Twitterのデータから第3者が作成したTwitter以外のホームページが多数存在するのです。たいていの場合、URLが、http://tw~というようなtwからはじまりますので、目視で集計すると良いでしょう。

チャネルから調べる(Direct)

ソーシャルメディアアプリ経由も多いものです。それらは、Directに分類されます。ここにはアプリ以外の「アクセス元不明」がまとめられてしまいます。ですので残念ながら詳細まではわかりません。だいたいの数として参考にしましょう。

なお、前述のパラメーターをつけますと、正しく分類されるため精度をあげることができます。