そろそろ就職活動が始まり、希望の企業に就職できるように邁進している学生が多いことでしょう。
就職試験突破の過程で、筆記試験や面接と合わせてグループディスカッション(GDと略されることもあります)を行う企業が多々あります。

今回は、グループディスカッションを突破するために知っておきたいこととして、評価となるポイントを中心にご紹介します。
緊張しがちな就職試験を突破するためにも、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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グループディスカッションで評価されること

グループディスカッションにおいて、発言力の高い人が評価されると考えられやすいですが、一概にそうとは言えません。
企業によって詳細な評価基準は異なりますが、ここでは一般的にグループディスカッションで評価されることとして挙げられるものをご紹介します。

1.協調性

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グループディスカッションは、複数人で課せられたテーマについて話し合い、協力して最終的になんらかの形でひとつの結論を導きだすことが求められます。
そのため、グループになった人同士で協力して議論を進めなければいけません。

協調性において最低限注意したいポイントは、以下の4点です。

・グループのメンバーをライバル視せずに全員で通過できるように協力する。
・グループ内で議論をする際に、相手の話は目を見て相づちをうちながら聞く。
・議論をする中で相手の意見に対して反論したい際は、頭から否定するのではなく代案を持った上で否定する。
・議論が議題からそれないように注意する。

協調性とは

協調性とは、グループ内で仲良くすることではありません。
お互いに気遣いをしすぎるあまり、話し合いが進まないのでは、議論とは呼べません。
ここでの協調性とは大きく「議論が前進するために貢献できているか」、「議論中の雰囲気作りに貢献できているか」という2点です。

例えば、課題に対して真剣に取り組むあまり、周りの意見をないがしろにして自分の意見を押し通そうとする学生がいると、周りが意見を出しても潰されてしまい、建設的な議論にはなり得ません。
こういった学生は、発言力・行動力はあるものの、議論の前進に貢献できておらず、また雰囲気も決してよいものにはならないため、評価が低くなってしまう可能性が高いです。

最低限注意したいポイントを中心にグループの和を乱さずに、議論に対してしっかりと貢献できるように心がけましょう。

2.発言力

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議論を建設的に進めていく上では、ただ闇雲に発言するのではなく筋の通った論理的な発言が重要になります。
論理思考が苦手な方もいるかと思いますが、最低限以下の3点に注意して発言するように心がけるとよいでしょう。

・発言をする際は、結論→理由→具体例の順に沿って発言するように心がける。
・根拠をもった上で発言するように心がける。
・奇抜でよいアイディアを発言しようとするあまりに、発言できなくなってしまうことは避け、事実関係をしっかりと見極めた発言をすることが重要。

発言をしない学生は、評価材料がないためにそもそも評価することができません。
発言をしないまま議論が進んでいくと、ますます発言しにくくなってしまうので、気負いしてハードルを上げずに、どんなに小さな意見でも結論と根拠を持っていれば評価されると考えて、積極的に議論に参加するようにしましょう。

3.積極性

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積極的に議論に参加できないようでは、そもそも面接に対する積極性がない、つまり企業に入社したいという気持ちが薄いと判断されかねません。
グループディスカッションなどの入社試験は、どれも志望する企業に入社するために必要なプロセスです。
積極的に参加して、グループの議論に少しでも貢献するように心がけましょう。

ここでは特に、以下の3点を念頭において参加することをオススメします。

・今なにをすべきか、なにが求められているのかを常に考えて行動する。
・自分の意見が否定されたり採用されなかったとしても、不採用の意見だったとしても、それは議論を進めていく上で必要不可欠であると理解し、ネガティブな感情を抱かずに柔軟に対応し、切り替えを早くする。
・難解なテーマであったとしても、途中で投げ出さずに最後までやりきる。困難に打ち勝つ姿勢が評価される。

特に「積極性」は、入社後に会社に対して貢献できるか評価されていると言っても過言ではありません。
企業へ入社したいという希望があるならば、最低限この3点は念頭において参加するように心がけましょう。

4.思考力

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議論を建設的に進めるためには、思考力も欠かせません。
議論にそぐわない、的外れな意見を述べてしまっては、思考力というポイントではあまり評価されません。

ここでは特に、以下の3点を意識するように心がけるとよいでしょう。

・グループディスカッションでは、志望する企業の業界に関するテーマが出題されることが多いので、業界・企業研究は念入りに行っておく。
・広い視野を持ち、議論の中で欠けている視点がないかを考えるように心がける。
・意見がまとまった後でも常に疑問を持ち、抜け穴がないかを再確認する意識を持つ。

思考力は、1日で身に付くものではありません。日
常生活を送る上で、普段当たり前に目にしている事象に対しても、もう一歩深く考える癖をつけていくことをオススメします。
合わせて、ロジカル思考を身につけることも思考力を高めるポイントとなります。

ferret内に、ロジカル思考に関する記事がありますので、合わせて読むことをオススメします。

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ロジカルシンキングは、論理的思考のことで何かを説明する際に有効な考え方です。大きく分けると3つほどあり、「演繹法」「帰納法」「弁証法」がよく使われます。ビジネスシーンでよく使われるのは帰納法や弁証法で、身に付けることで伝える相手に納得させるようなことが可能になります。自分の頭の中で考えるのと伝えるのを考えると、論理だけでなく情緒も考える必要があります。