Netility CMSの特徴

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出典:Netlify CMS

ではここからは本題であるNetlify CMSについて紹介していきます。まずはツールの特徴を見ていきましょう。ツールの特徴を押さえておくことで、比較検討の際に気にするべき点が明確になります。自社の目的がわかっていれば、それと照らし合わせるのもよいでしょう。

複数人でのサイト運営に対応

Netlify CMSは、複数人でのサイト運営を得意とします。静的なサイトページの作成において複数人での管理は苦手とされてきました。その課題をクリアすることができるので、人員の確保やPDCAサイクルを効率的に進めることが可能です。

分業が進めば1人当たりのエネルギー消費を少なくできるので、本当にやるべき業務にリソースを投下できるでしょう。

無料で使いやすいシンプルなデザイン

Netlify CMSの魅力のひとつが、無料で導入ができるというところです。デザインもシンプルになっているので、初心者でも扱いやすいという特徴があります。実際に導入した後によくあるのが、操作が難しくて機能を最大限使いこなせないという点でしょう。そのため、簡単に使えるという点は、最重要項目といえます。

オープンソースのCMSであることもあり、必要な機能があればカスタマイズをすることも可能です。英語ではありますが、公式の開発参考情報もあるので、ぜひ活用してみましょう。

静的サイト構築を効率化できる

Netlify CMSを導入することで、ホームページブログの更新をする際にテンプレートを活用した修正や投稿が可能となります。自社に合ったテンプレートを登録することで、トンマナを揃えることもできるので、ブランディングとしてのサイト運営も促進可能です。

また、Markdown記法という形式に対応しているので、コンテンツ制作の作業を簡略化できるところも強みのひとつです。さらに、他のツールとの連携もおこなえるので、機能を最大限活かした運用ができるでしょう。

Netlify CMSを導入する際の注意点

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出典:Netlify CMS

Netlify CMSは優れた機能があり、無料で導入できるツールですが、ここで注意点にも触れておきます。素晴らしいツールも万人に対して、満点が与えられるわけではありません。そこで注意点をあらかじめ知って、検討の際に目的に必要な機能が欠けているという状態を未然に防ぎましょう。

参考にできる日本語情報が少ない

まずは日本語での参考情報が少ないという点です。英語であれば開発の参考情報を入手できますが、日本語になると個人ブログ規模の内容から探していくことになります。情報の質や信頼性だけでなく、選択肢を広げるための手段が少ないことが問題となるでしょう。

しかし英語がわかれば情報量が増えるということも事実です。翻訳ツールを使うことで解決できるのであれば、積極的に活用していくことをおすすめします。

テンプレの範囲以外の内容は専門知識が必要

テンプレートが便利なNetlifyですが、それ以外の部分のカスタマイズは専門知識が必要です。自社の運用に合わせた最適化をするのであれば、相応の手間と知識が求められことは知っておきましょう。

とはいっても頻繁にカスタマイズすることがないのであれば、専門知識を持っている人員が会社内に在籍していることで解決できます。現在の自社の状況を見て決めてください。

レスポンシブ対応は今後の改善に期待

Netlify CMSレスポンシブ対応には未対応となっています。スマートフォンでの画面が見づらいということで、ユーザーがストレスを感じやすくなってしまうのは気をつけたい点です。場合によっては他のツールの導入を検討することも視野に入れておきましょう。

ただし今後のアップデートなどで対応する可能性があるので、別のツールで代用しておきながら、乗り換えるという方法もおすすめです。