「ブランディング」という概念に対して、皆様はどのようなイメージをお持ちでしょうか?
高級ブランドやBtoCビジネスを展開する大手企業を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、ブランディングは商品単価や企業の規模に関わらず、全ての企業が取り組むべき課題です。

ブランディングとは「固有の価値を構築すること」であり、多くのターゲットユーザーから「指名買い」される状態になれば成功と言えるでしょう。

しかし、一般企業がブランディングを実践しようとしても、どのような手順を踏んでどのように進めていけばいいのか、いまいちわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、ブランディングを実践する方法と成功事例をご紹介します。

ブランディングを行う時に欠かせない3ステップ

「3C分析」して「USP」を決める

ブランド構築には、まずブランド価値を感じていただけるであろう「ペルソナ」を選定し、彼らのニーズを把握したうえで、他社との差別化ポイント(自社だけがペルソナに提供できる価値)を明確にする必要があります。

自社・顧客・他社の関係性を明らかにするために、まずは「3C分析」を行いましょう。

そして、自社だからこそ提供できる価値を端的に表現する「USP」も決めましょう。

参考
Webマーケティングの基礎~3C分析を使ってみよう|ferret [フェレット]

顧客を呼びこむ「USP」とは?|ferret [フェレット]

ペルソナを厳密に設計し、成功を収めた例としてよく引き合いに出されるのが、Soup Stock Tokyoです。
「秋野つゆ」という、コアターゲットになりえそうな架空の人物を構築し、彼女のニーズを徹底的に掘り下げた結果生まれたSoup Stock Tokyoは、創業10年で年間売上42億円の企業に成長しました。

参考
ペルソナ設定〜Soup Stock Tokyoの「秋野つゆ」の成功事例からみるペルソナの作り方とは? | BRANDINGLAB-ブランディングラボ

ターゲットはどこにいて、どのような発信をすれば届くのかを知る

ブランディングを実践するためには、ターゲットユーザーに自社や商品を知ってもらえなければいけません。

知ってもらうためには、ターゲットが利用するチャネル上で情報発信する必要があります。
従来は、認知獲得の手段といえばテレビや新聞などのマスメディアへの広告出稿がメインでしたが、若年層を中心にマスメディアに触れる機会が減りつつあるようです。

参考
携帯・スマホで2割超え、PC減るもタブレット型端末が補完…メディア接触時間推移(経年変化)(2016年)(最新) - ガベージニュース

テレビの視聴時間は若年層で減少中、高齢者はほとんど変わらず(2016年)(最新) - ガベージニュース

マスメディアに出稿してとにかくリーチを稼ぐこともブランディングするうえでは有効です。しかし、現在のユーザーはテレビだけでなくあらゆるメディアを選択できる状況にあるため、今後はターゲットユーザーが多くいるチャネルで積極的な情報発信を行う施策も重要になるでしょう。

実際、テレビCMを利用する大手企業でも、Youtuberを起用したプロモーションを実践しています。テレビだけではリーチできない層(特に若年層)が増えているということであり、彼らがよく利用するYoutube上でのプロモーションが有効だと判断されるということでしょう。

参考
話題のユーチューバーを活用した企業のPR事例3選|広報・マーケティング向けブログ|ネットPR.JP

まとめ

ブランディングは競合他社との差別化を図るためには不可欠です。
価格以外の要素で差別化を図ることができなければ、価格競争に巻き込まれて企業は疲弊してしまいます。

価格以外の要素に何かしらの魅力を継続的に感じてもらうことができれば、指名買いを獲得し続けることができるでしょう。

継続的に支持を得るためには、ここまで紹介してきたことを地道に継続する他ないでしょう。
情報もモノも溢れる時代に、出せば売れるということはほとんどありません。
価格競争に陥りたくなければ「ブランディングは、自社には関係ない」という考えはもうやめましょう。
どのような情報を、どのようなチャネルで、誰向けに発信すればいいのか。
ターゲットユーザーを想定したうえで、適切なコミュニケーションを模索していくことから始めましょう。