ホームページを作成したらぜひ導入するべきものの一つに「サイトマップ」が挙げられます。
サイトマップには、来てくれたユーザー向けのものとGoogleなどのロボット向けの2種類があるのはご存じですか?

今回はロボット向けのサイトマップ「XMLファイルで作るサイトマップ」の重要性と無料で作成できるツールを3つご紹介いたします。

ロボット向けサイトマップの重要性

ホームページに来てくれたユーザーさんが見るサイトマップは「HTML」で作成しますが、ロボット向けのサイトマップは「XML」というファイルで作成します。

ホームページを作った際にまず大事なことは、検索エンジンに自分のサイトを正しく認識してもらうことです。

検索エンジンに正しく認識してもらうためには、ホームページ内に「どのようなページがあるか」という情報を持って帰って貰う必要があります。

その際にこちら側から正しい情報を提供する手段として「XMLサイトマップ」が有効だといえるのです。

なお、XMLファイルに記載する項目と注意すべき点は以下のとおりです。

記載する項目1:URL

ロボットに確認して欲しいURLを記載します。

なお、canonicalタグを設定して他のページヘ正規化しているURLは記載する必要はありません。その場合は、正規化しているURLの記載のみで問題無いです。

記載する項目2:最終更新日

そのURLを最終的にいつ更新したのかを記載します。

2013-03-07という形で、YYYY-MM-DDの形式で記載をする必要があります。

これは新しく追加するURLはもちろんですが、過去記事を更新・追記して再度ロボットに見に来て欲しい時にも重要です。

記載する項目3:ページの更新頻度

該当するURLの更新頻度を表します。

ロボットには参考程度の情報なのですが、ロボットが見に来る頻度に関係する可能せもあるので記載しておきましょう。

記載して良い項目は以下のとおりです。

・always(アクセスの度に更新される)
・hourly(1時間毎に更新される)
・daily(毎日更新される)
・weekly(週次で更新される)
・monthly(月次で更新される)
・yearly(年次で更新される)
・never(更新されない)

記載する項目4:ページの優先順位

サイト内の他のURLと比較した際の優先順位を記載します。
こちらは0.0から1.0まで指定することが可能です。

通常の値は0.5ですので、それよりも優先度が高いかどうかで設定を行います。なお、全てのページを1.0にしてしまうと効果がなくなりますのでご注意ください。

では、次にXMLファイルを作成する際の注意点を見てみましょう。

XMLファイルを作成する際に注意すべきこと

ロボットに診てもらうためのXMLファイルなのですが、下記のようなルールがあります。

・1つのファイルで5万URLを超えるURLを記載してはいけない
・1つのファイルの容量が10MB以上になってはいけない

この2つのルールを守れない場合は、サイトマップを複数ファイルに分ける必要があります。

「sitemap1.xml」「sitemap2.xml」のように分け、検索エンジンに読ませる必要があります。

無料で作成できるオンラインツール3選

マインドマップを簡単に作成できる無料ツールがいくつかあるので、積極的に利用してみましょう。

1.XML-Sitemaps.com

Create_your_Google_Sitemap_Online___XML_Sitemaps_Generator.png
https://www.xml-sitemaps.com/

英語表記ですが、作成する手順は少ないので特に問題無いでしょう。

無償版では500URLまで作成可能で、有償版の場合は最大50,000URLまで作成することができます。

2.sitemap.xml Editor

サイトマップを作成_自動生成ツール「sitemap.xml_Editor」.png
http://www.sitemapxml.jp/

作ってその場でXMLファイルをダウンロードできます。

無料版で1,000URLまで作成可能なうえ、除外するカテゴリーの指定なども可能です。

参考:
"sitemap.xml Editor"を使ってXMLサイトマップを自動生成しよう!

3.サイトマップXML自動生成ツール

サイトマップXML自動生成ツール_トップページ.png
http://www.google-sitemaps.jp/

こちらのツールも1,000URLまで作成できます。

ただし無償で利用をするためにはこのサイトへリンクを貼る必要があります。

まとめ

検索エンジンに正しく認識してもらえないことには、検索経由のアクセスは期待できません。
サイトマップなどの事前に設定できることはすべて行い、Googleのガイドラインに沿ってユーザーの役に立つコンテンツを地道に作成しましょう。