繊細な画像作成ではPhotoshopの方が優れている

Sketchでは、ビットマップの加工能力がPhotoshopと比較すると低いです。テキストの細かいアンチエイリアスの設定ができないため、ロゴやタイトルなどテキストをメインとする画像を作ることは不向き。トーンカーブやレベル補正など、色調補正の機能もないので、繊細な画像作成には向いていないでしょう。

検討したい方に / 無料で体験版が使える

Sketchを導入したい、検討したいという方には、30日間限定の試用版がダウンロードできます。

https://www.sketchapp.com/

現在Sketchのバージョンは3ですが、バージョン4から1年間の無償アップグレードに1ライセンス$99が必要になることがBoheman Coding社からアナウンスされています。
3.png

つまり、1から3まで無料でバージョンアップしていたのですが、バージョン4以降は1年間の無償更新期間を確保するために$99ドルを支払う必要があります。

Adobe CCのようなサブスクリプション制(一定期間使える権利を買う)ではないため、利用者にバージョンアップする意思がなければ現状のバージョンを使い続けることができます。

しばらくはSketch3のマイナーアップデートが続き、Sketch4のリリースの予定はまだ立っていないようです。購入予定者は公式アナウンスを見守りましょう。

まとめ

完全Web対応のツールFireworksがCS6で開発終了になりましたが、Sketchはその時期に頭角を表しています。

今後のWebデザイン・アプリデザインの動向を見ていると、精細なフォトレタッチ・ツールがすぐに不要になることはないと思いますが、SketchのようなシンプルなUIデザイン・Webデザインツールは勢いを感じます。

デザイナーの求められるスキルが多様化する中で、仕事道具でもあるツール選びも含めて柔軟な姿勢が今後重要になっていくのかもしれません。