外出時やパソコンが手元にない時でも、Googleアナリティクスのデータを確認したい時はないでしょうか。

実は、Googleアナリティクス公式のスマートフォン用アプリAndroid、iOS)を利用すれば、簡単にレポートを確認することが可能です。
パソコンの代替となるだけではなく、Android・iOS版にしかないアシスタントと呼ばれるAIを利用した簡単な分析を行う機能もあります。

今回は、Googleアナリティクスのアプリ版の特徴を解説します。

Googleアナリティクスのアプリ版とは

Google アナリティクスの公式アプリは、 Android版・iOS版の両方でリリースされています。

Google_Analyticsアプリ.png
Android版

itunesapp.png
iOS版

両方とも無料で利用でき、基本的にブラウザ版と閲覧できるレポートに大差はなく、「リアルタイム」から「eコマース」までブラウザ版と同様に利用することが可能です。

マイレポート機能もありますが、ブラウザ版のマイレポートとは独立して別個に設定する仕様になっています。

セグメントが利用可能

アプリ版でもセグメント機能を利用できます。

セグメントとは特定の層(モバイル使用者、新規ユーザーなど)のみのデータを表示する機能のことです。

右上の三本線のアイコンをクリックすることで、セグメントする条件を選ぶことができます。

Screenshot_2016-12-02-16-24-57.png

しかし、ブラウザ版と違って自分で新しいセグメントを設定することや、複数のセグメントをグラフ上に表示して比較することなどは現在できないようです。他のセグメントと比較するのではなく、特定のセグメントのデータのみを確認する、といったように利用することになります。

アカウントの切り替えが簡単にできる

ブラウザでGoogleアナリティクスを利用する場合は、別のアカウントでアクセスしたい際には一度ログアウトして、該当アカウントでログインし直す必要があります。
しかし、アプリ版はアカウントの切り替えがブラウザ版と比べて簡単です。

端末にGoogleアカウントが登録されていれば、「Gmail」などのアプリと同じように切り替えることができます。それぞれのプロパティ・ビューの切り替えも問題なく行えます。

ビューなどの用語について不確かな点があれば、以下の記事を参考にしてください。

参考:
Googleアナリティクスの基本!アカウント、プロパティ、ビューの違いとは? | Analytics ガイド

このようにアカウントの切り替えも簡単に行えるので、複数のサイトを運営している場合でも各サイトをチェックするのに向いています。