アプリ版のみ「AIによるアシスタント機能」が付いている

アプリ版ではブラウザ版に比べて不十分なところもありますが、アプリ版のみの*「アシスタント機能」*があります。

GoogleアナリティクスのデータをもとにAIが自動的に分析を行い、そのデータをもとにどういった施策を行うべきか提言する機能です。(※現在は英語版しか提供されていません)

Googleの発表によると、ユーザーからのフィードバックをもとにAIを改善していく予定だそうです。

参考:
Explore important insights from your data — automatically | Google Analytics Solutions

「アシスタント機能」はどのレベルのアドバイスをくれるのか

現在、どのようなレベルのアシスタントをしてくれるのか実際の例をもとに紹介します。

insight.png

上記の画像のようなアドバイスが何件か、アシスタント欄に通知されるようになっています。

今回の例では「あるページPVが先日と比較して147%増」という見出しがついています。アシスタント機能が自動的に倍以上PVが増加したページを見つけて表示しています。
こうした特定のページに関する特徴的な変化というのは、全体のデータを見ていると気付きにくいのではないでしょうか。

それだけではなく以下のような提案もしています。

・ 関連したコンテンツを作る
・ そのページを呼び物にする
・ このページを他のコンテンツのプロモーションに利用する

このように数字を示すだけではなく施策の提案もしてくれます。Googleアナリティクスを利用する上で得た情報は、実際の施策に活かして初めて意味があるので、こうしたアナリティクス側からの情報が増えることで参考になるかもしれません。

アプリ版には「管理」タブの機能はほとんどない

アプリ版はGoogleアナリティクスのレポートの閲覧機能を中心としており、ブラウザの「管理」タブで設定するようなことは概ねできません。

具体的にはビューの設定や目標の設定などはアプリから行うことができません。アプリで全てが完結するわけではなく、あくまで閲覧を目的とした利用に限られます。

まとめ

Googleアナリティクスのアプリを活用することで、様々なシーンで手軽にレポートを見ることができます。
現在アプリ版のみに実装されているアシスタント機能の発展にも期待できるかもしれません。

ぜひGoogleアナリティクスのスマートフォン用アプリを活用してみてはいかがでしょうか。