店舗責任者の方や現場販売員を管理する立場の方であれば、1度は従業員のシフトの管理で頭を悩ませたことがあるのではないでしょうか。

カレンダーやExcelシートでシフト管理していると、従業員の希望を反映し忘れてしまったり、作成自体に時間がかかったりしてしまいます。そこで「少しでもシフト管理を効率化させたい」という方にオススメなのが、ネット上で利用できるシフト管理ツールです。

今回は有料版は除き、無料で使えるシフト管理ツールをまとめて25種類ご紹介します。年末年始の繁忙期を乗り切るため、または来年に向けた準備としてシフト管理ツールをお探しの方々に必見です。

※掲載されているサービスは2017年12月18日現在のものです。詳細なサービス内容については各製品の公式ページをご覧ください
  

シフト管理ツールとは

従業員の勤務時間を決める上で、飲食店や小売業など、BtoC企業ではシフト制を採用している企業も多いのではないでしょうか。

そうした企業にとって、接客にあたる人員に抜けがないようにするためのシフト管理は欠かせません。従業員の希望出勤日を把握しながら、店舗にとってベストな体制になるように人員の統制を行うには高いスキルが求められ、その組み方1つで業務効率にも大きく影響し、時には売上にもかかわってくる重要な役割です。

その上で、シフト管理ツールは、そうした従業員ごとのシフトの設定や勤務時間を管理するのに役立つツールです。シフト管理をPCやスマートフォン上で行えるだけではなく、人件費の計算やタイムカード機能なども兼ね備えているのが特徴です。

参考:
「シフト管理」とは?|導入のコツと上手なシフト管理システムの選び方|カオナビ人事用語集
  

ビジネスにおいてどのようなシーンで役立つのか

では、シフト管理ツールはどのようなシーンで役に立つのでしょうか。マネジメント層・現場リーダー・メンバーの3つの立場それぞれの視点で紹介します。
  

マネジメント層という立場からすると

従業員の勤務時間は従業員の人件費にもかかわります。そのため、どの従業員が勤務していて、どれだけのコストがかかっているのかという意識は常に必要です。

シフト管理ツールによっては、勤務日や勤務時間に合わせて人件費や交通費といった経費の計算・管理を行える機能もあります。そのため、従業員の勤務状況について把握するだけでなく、人や経費の管理にも活用できるでしょう。
  

現場リーダーという立場からすると

飲食店や小売における現場のリーダーは、接客に抜けを出さないためにもメンバーがどの時間に出勤してくるのか把握しておく必要があります。また、メンバーの出勤日を調整し、店舗とメンバーにとってベストなシフトを作成するスキルが求められることもあるかもしれません。

特にメンバーごとに行える業務に違いがある場合、「キッチンの人手は足りているのに、接客に回れる人はほとんどいない」といった混乱が生じてしまう可能性があります。

シフト管理ツールを利用すれば、各メンバーのできる業務内容を把握し、勤務時間を計算しながらシフト表の作成も行えます。そのため普段からシフト管理を行う現場リーダーにとっても役立つことの多いツールです。
  

メンバーという立場からすると

エクセルで作成した出勤表を紙で出力して、直接出勤日にチェックをしたり、コメントを書くという形式を採用している企業の場合、もちろん外部からは対応することができず、出社してその対応をする必要があります。

ただし、シフト管理ツールの多くはWeb上で利用できるクラウド型のため、ネット環境さえあれば遠方からでも出勤日の希望を提出可能。出勤日の希望を提出する期限になると、スマートフォンにプッシュ通知が届くツールもあり、提出忘れによるトラブルも防げます。

また、ツールの中にはタイムカードも兼ねているものも多く、自分の出勤時間・退勤時間の管理にも利用できます。

参考:
シフト管理システムのメリット|能力別や時間帯別のシフト作成が簡単に|HR NOTE