2. ユーザー名の設定

Twitterにおける「@〜」で表記される部分を「ユーザー名」と呼び、半角15文字以内で構成されます。

こちらはアカウント開設時に設定しますが、Twitterを始めて最初の作業であるため、「あまり深く考えずにつけてしまった」という方が少なくありません。

ユーザー名を考える必要があるのは、Twitterと連携できるクライアントツールによってTwitterのユーザー名しか表示されない場合があるためです。

たとえば企業のアカウントであるにも関わらず、それに全く関係ないユーザー名で登録してしまうと、ファンがアカウントを目にする機会があっても気づかない可能性が生まれます。

以下のようなアルファベットを入れると、アカウントの立ち位置も伝えることができます。

・海外展開を行っている場合には「jp」
・広報アカウントの場合は「pr」
・公式アカウントである場合は「official」

また、2つの単語が合わさった名前の場合、切れ目を部分を大文字にする、またはアンダーバーを入れることで、ファンにとっては見やすいユーザー名になります。

例)
・株式会社岡崎屋(@InfoOkazakiya)
・シャープ株式会社の場合(@SHARP_JP)

3. プロフィール画像を変更しよう

プロフィール画像は、Twitterアカウントを運用する上で大切な要素です。

登録時はの卵アイコンが表示されますが、必ず拡散したいコンセプトに基づいた画像を用意しましょう。

アイキャッチやOGPの設定でクリック率が変わるように、プロフィール画像においてもそれは同様です。

Twitterの場合、プロフィール画像は正方形であり、推奨サイズは400x400ピクセルとされています。
元データの画像が正方形でない場合、画像は枠に合わせて自動的にサイズ調整されます。
写真ベースの画像を使う場合、JPGまたはPNGが最適のファイルフォーマットとなります。

なお、企業アカウントのパターンにはいくつかあるため、ご紹介いたします。

企業ロゴ

スターバックスコーヒーのアカウントでは企業ロゴが使われています。スターバックスの他にもコカコーラやシャープのアカウントなども企業ロゴです。

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出典:スターバックス コーヒー(@Starbucks_J)さん | Twitter

企業の公式キャラクター

ニッカウヰスキー株式会社のアカウントでは、公式キャラクターをプロフィール画像に使っております。ツイートの内容も、キャラクターのコンセプトにあった口調を意識し、親しみやすい雰囲気を作っています。

主力商品の画像・キャラクター

商品力のある企業の場合は、商品自体のビジュアル、ロゴなどを使われるケースが多いです。

江崎グリコ株式会社の場合、当然のことながら主力商品である「Pocky」の箱デザインをプロフィール画像に設定しています。

pockypretz11(@pockypretz11)さん | Twitter

江崎グリコのマーケティングにおいては、11月11日をポッキーの日と設定してユーザー参加型のキャンペーンを行うなど、積極的にソーシャルメディアを活用しておりました。

こうした場合、商品を取り扱っている会社のアカウントが広まらないと、キャンペーンでハンドリングを握りにくいという側面があります。

そのため、認知度の高い商品を前面に押し出したアカウント運用を行うことで、注目を集めやすい見せ方が意識なされています。

また、共通ポイント「Ponta」の公式アカウントでは、イメージキャラクターである「ポンタ」をプロフィール画像に採用しています。

Ponta(@Ponta)さん | Twitter

愛らしいデザインを用いることで、ユーザーと心理的に近い関係性を保ち、親しみやすいコミュニケーションが意識なされています。

似顔絵

株式会社ローソンでは、実際に存在する社員さんをアイコンとしてPRし、Twitterのプロフィール画像に用いています。

ローソン(@akiko_lawson)さん | Twitter

特にローソンの場合はFacebook、LINE、インタスタグラムでも共通のアイコンを用いており、一目見て「ローソンのあきこちゃんだ!」とわかるデザインを意識しています。この徹底ぶりは上記のSNSにとどまらず、ピクシブやC Chanel とも提携したキャンペーンを行うなど、デザインありきのマーケティング戦略が意識なされています。

人が写っている写真

大手企業に比べて後発、またはベンチャー企業である場合は、人が写っている写真をプロフィール画像に用いるパターンもあります。

スナップマート株式会社の場合は、当初は企業ロゴを用いていたものの、2017年1月時点ではプロフィール画像を社員の顔写真に設定しています。

双方向的なやりとりを行う際に、人が写っていると無機質なデザインよりはナチュラルなコミュニケーションに近い状態を演出できます。

また、顔が見えている方が、サービスに対する信頼も生みやすくなるため、リリースされたばかりのサービスには効果的な手法かもしれません。

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出典:スナップマート@スマホの写真(@snapmartjp)さん | Twitter