口コミ(くちこみ)と一言で表現しても、皆さんはきちんとそれが何だか説明できますでしょうか。

井戸端会議のようなリアルなものからTwitterやFacebookなどのSNS上でのもの、さらにはAmazonや@コスメなどのレビューサイト上でのものなど、口コミは様々な形式、場所で生まれています。

特にSNSの登場により、口コミの量は年々爆発的に伸びてきております。
その口コミの活用方法で悩んでいる企業の担当者の方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はその口コミを上手く活用するにはどうしたらよいのか、をご紹介します。
  
参照:
口コミ|ferretマーケティング用語辞典
  

学ぼう!一体、口コミとは何か?

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口コミというキーワードは、ほぼ毎日のように耳にするようになりましたが、そもそも一体、口コミとは何でしょうか。

まずは、その意味をきちんと学び、理解していきましょう。

VOYAGE GROUPと朝日新聞社が運営するWeb百科事典コトバンクによると「口コミ」の定義は、「友人、知人、他人など消費者同士の情報交換のこと」と記載されています。

この消費者同士の情報交換である「口コミ」は、人間の歴史と言っても過言ではありません。人が誰かと会話する時には、何かしらの情報交換が発生します。

例えば、ニュース番組等の内容を人に話すのもそうですし、井戸端会議と言われる主婦の会話には、今日の晩御飯からスーパーの特売、最近のセール情報など様々な情報が含まれています。

意識せずに交換していた情報がモノの消費に大きく影響を与えることから、「口コミマーケティング」や「バズマーケティング」のようなキーワードが生まれたのだと言われています。

弊社も”サイバー・バズ”という社名が影響し、お客様から「バズを起こしてほしい」と企業様にご依頼を頂くことがよくあります。

ただ、皆様に改めて認識して欲しいことは、「バズは起こすものではなく、自然発生的に起こるものであり、そのための要素を分解して考えること」が重要だということです。
  

口コミの基本の考え方

バズが自然発生的に起こる要素として、「誰に」「何を」「どこで」「どうやって」伝えることで、次のアクションにつなげるか、という点が非常に重要になります。単に奇をてらっただけの企画では拡がりません。

この「誰に」「何を」「どこで」「どうやって」伝えるかは、いうなれば広告マーケティングの基本です。
SNS・PR・キュレーション・分散型などの流行り言葉に流されてしまいがちですが、そこの部分はどんなプロモーションを考える上でも大きく変わりません。

面白いアイデアが先におりてきて、実行した結果”バズる”こともあるかと思いますが、本質的には再現性がなく、一過性に終わってしまいがちです。
  

口コミの変化

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昔も今も生活者の根底・本質は変わっていないかと思いますが、世の中の流れに合わせて口コミの表現方法などは大きく変わってきています。

特に最近では、インスタグラムの普及で画像や動画の投稿が急増し、それに加えてSNOWやSnapchatのような新しいコミュニケーションも生まれてきています。ここ数年の間で、情報取得方法・発信方法・可処分時間の過ごし方など、ユーザーをとりまく環境が大きく変わったことが、その要因です。

ただ、そこに口コミデザインのヒントがあり、世の中でいうバズの要素が隠れています。

なぜなら情報を伝えるべき対象の本質は変わっていないからです。
情報が波及する条件・環境が整っているという意味で、きっかけさえ作り出すことができれば、以前に比べ波及スピードは格段に上がり、リーチ力も大幅に伸ばすことができるからです。