「口頭でのコミュニケーション」の略で、消費者の間で製品やサービスの評価が伝達されることです。
一方で、不特定多数の人々に情報が伝達されることをマスコミと使われます。

口コミが与える心理

人間の心理として、口コミで伝わる評判の高さは、信憑性が高いと感じやすい傾向にあります。
理由として、第三者からの情報であることが、利害関係を含まないことから信頼できる情報だと感じるからです。
口コミによる情報の広まりは、自社の製品やイメージを宣伝でき、信頼を獲得するために重要となります。
評判の高い口コミが広まることで、顧客が顧客を呼び、新規顧客獲得に繋がるサイクルが生まれます。

ここで注意しなければならないのが、悪い情報も同じだけ広まる可能性があるということです。
人間の心理として、悪い情報のほうが広まりやすい傾向にあり、その結果業績に深刻な影響をもたらす可能性も考えられます。

口コミサイトが台頭

昨今、インターネットの普及により、「商品購入前にインターネットで情報収集をする」人が9割以上に上っています。
してますます見逃せないものとなっています。
今までは友人・知人間の狭い宣伝効果だったものが、インターネットを使って世界中にすぐに「口コミ」を出来るようになったのです。
これを用いて、「口コミ専門サイト」まで出来ました。
有名なものでは「@cosme( アットコスメ)」があります。このサイトは、主に美容関係の商品の売れ筋を種類ごとにランキングにし、その商品を実際に使った人が商品の感想や評価を投稿します。その商品の購入を検討している人がこれを読んで検討材料にしたり、全く関心がなかった商品であっても評価が高いと購買意欲をそそられたりします。
また、企業のホームページに「口コミ欄」を設置し、その企業の製品やサービスの評価を、消費者がいつでも書き込める・閲覧できるようにしているところも増えてきました。
中には、文章だけでなく「5つ星」で評価をつけることが出来るホームページもあります。文章を読む時間がなくてもひとめでおおよその評価が分かり、評価する側も星をつけるだけで良いので手軽で便利です。

口コミにより、消費者がより厳選した製品選びが出来るようになり、大手企業でなくても良品質なものを提供しお客の心をつかめれば、きちんと評価してもらえるようになったといえます。

会話の使用例

口コミで評判が良いお店に食事に行ってきた。」