元Appleのエバンジェリストが提唱!プレゼンテクニック「10/20/30ルール」
資料・プレゼンの質を高める8つのコツとテクニック
ここからは「10/20/30ルール」とあわせて活用したい、プレゼン資料のテクニックをご紹介します。
よりわかりやすく伝わる資料にするために、ぜひ活用してみてください。
1. フォントサイズ・色で強弱をつける
ひたすら同じフォントサイズで情報を羅列してしまうと、相手はどこが重要なのかがわかりにくくなります。
そこで、フォントサイズには強弱を付けましょう。サイズを考える際には、まず資料に含める要素を全て書き出し、その中から聞き手に伝えるべき優先順位を考えます。優先順位の高さを意識すれば、自然とフォントサイズを決めることができます。
しかし、サイズを変えただけではまだ単調で、視覚的に優先順位がはっきりしているとは言えません。
そこで、適時色を取り入れてさらに強弱を付けましょう。たくさんの色を多用するのではなく、重要な文字に色を使ってみるのがポイントです。この時、強調する部分には「進出色」である暖色系の色を取り入れるとさらに効果的です。青などの「後退色」を使うと後ろに引っ込んでいるように見えてしまうので、赤などの目立つ色を使います。
2. 統一感を意識する
統一感のない資料は、見た目の印象が悪くなるだけではなく、見づらくもなってしまいます。ヘッダー、フッター、色使い、背景、フォント……などページ全体をとおして、要素のデザインに統一感を持たせることを意識しましょう。
3. アニメーションをアクセントに使う
スライドが単調だと感じたら、適時アクセントとしてアニメーションを使ってみましょう。アニメーションを使うことで、聞き手の注意を引き、退屈させることなくプレゼンができます。
しかし、無意味にアニメーションを入れたり、たくさんのアニメーションを使っては逆効果です。使い方次第ではアニメーションがプレゼンの邪魔にまってしまうこともありますので、使うべきかどうか十分に検討して取り入れるべきです。
4. 事前準備をしっかり行う
せっかくのプレゼンが台無しにならないよう、当日に向けて事前準備をしっかり行いましょう。プレゼンの手順決めや台本作り、話し出しの言葉も考えておくべきです。
5. 話し方を磨く
プレゼンにおいて、話し方のスキルは専門用語で「デリバリースキル」といい非常に重要なものです。資料の中身だけでなく話し方を磨くことで、聞き手により届くプレゼンにすることができます。
スピーチと違ってプレゼンは相手がいてこそ成り立つものですので、コミュニケーションを意識し、一方的に話さないようにしましょう。デリバリースキルを高めるために気をつけることとして、次のような点を挙げることができます。
デリバリースキルを高めるためのポイント
1. 声量……声は聞き取りやすいくらい大きく、はっきりと喋りましょう。
2. 話す速度……極端に早すぎたり、遅すぎたりしないように気をつけます。
3. 表情……無表情にならないよう、笑顔を心がけます。
4. ボディランゲージ……適度に身振り手振りを加えると、一生懸命話していることが伝わりやすくなります。
5. アイコンタクト……視線を合わせて話すことで、聞き手は自分に話してくれているという実感が持てます。
6. 熱意を持って伝える
いくら良い内容であっても、気持ちと熱意のこもったプレゼンでなければ相手に良さはしっかりと伝わりません。ただ上手く話そうとしたり、内容を工夫するだけではなく、熱意を持ってプレゼンしましょう。そうすることで、聞き手はより話に興味を持ってくれますし、熱意を伝えることができます。
7. ただ読み上げるのはやめる
プレゼンでよくありがちなのが、資料をただ音読するだけになってしまうことです。マニュアル的な話し方よりも自然な話し方のほうが、聞き手は感情移入しやすく、退屈しません。
今回ご紹介したルールにもあったとおり、小さい文字で文章をだらだら書いた資料だと音読になってしまいがちですので、大きい文字で短くまとめます。本番に話し方を意識するのはもちろん大事ですが、資料の作り方も重要だと言えるでしょう。
8. 本番に向けて練習する
頑張ってプレゼン資料を作っても、練習をしっかりしなければ本番で失敗してしまう可能性があります。練習をしても当然失敗したり緊張することがありますが、少しでも自信をもってプレゼンに挑めるよう、練習を重ねましょう。練習の際には、何度も読むだけではなく、タイマーを使って時間を計ったり、動画を撮影してチェックしたり、人に見てもらうと効果的です。
- フォント
- フォントとは、同一の特徴を持った文字の形状を一揃いでデザインしたものです。
- フォント
- フォントとは、同一の特徴を持った文字の形状を一揃いでデザインしたものです。
- ヘッダー
- WEBページの上部スペースに位置し、どのページが開かれても常に共通して表示される部分です。ヘッダーの役割は、まずWEBページを目立たせ、ブランドイメージを訴求することにあります。会社のロゴなども通常はここに置きます。また目次となるメニューを表示し、自分が今どのページにいるかを分からせることもあります。
- フォント
- フォントとは、同一の特徴を持った文字の形状を一揃いでデザインしたものです。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
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