Googleは、SEOで重要なポイントに一つに、有益なコンテンツを増やし続ける事が重要と公表しています。
アナリティクスデータから流入キーワードを予測し、タイトルを決定し、コンテンツを量産していくのに、ホームページの更新はとても大変なことです。

一方で、昔からブログSEOに有利と言われています。
事実、「SEOブログ」「ブログSEO」と検索窓にキーワードを入力すると、「効果」「強い」「有利」などのサジェストが出てきます。

ではなぜ、ブログSEO効果が高いと言われているのでしょうか?今回は、ブログSEO効果について解説します。

ブログがSEOに強い5つの理由

1.タグ(テーマ)付け
2.ディレクトリ化
3.クロスリンク構造
4.画像別ページ
5.更新の手軽さ

1.タグ(テーマ)付け

Amebaブログであれば「テーマ」、Livedoorブログであれば「カテゴリ」、Ferretでは「タグ」と表記し、SEOやアクセス解析など、その日に書く記事のテーマ毎に分類できる機能があります。
タグ付けする事によって、それぞれのディレクトリのテーマ性を高めると共にユーザーにとっても知りたい情報にたどり着きやすくする事が出来ます。
テクニック的な話をすると、タグが増える事は、専門のディレクトリが増えるだけでなく、そのディレクトリの検索結果ページが増える事になるので、インデックス数の増加にも寄与します。

2.ディレクトリ化

先ほどのタグ付けにも通じますが、タグ付けしたコンテンツは、一つのディレクトリに集約していきますが、同様に、月別や週別のディレクトリにも『自動的』に編集されます。
(※注 ブログサービスによって、種類は異なります)

例えば、Amebaブログで記事を投稿した際のURLは、

http://ameblo.jp/○○○○/entry-△△△△△△.html

と表記されます。○がアカウント名で、△は記事毎に異なる数字が付与されます。

同時に、カラムに設置されているカレンダーで、当該記事の投稿日をクリックすると、

 http://ameblo.jp/○○○○/day-20150313.html

 
と表示されます。day-以降の数値は、当該記事の投稿日になります。

更に、月別と表示されたカラムの当該月をクリックすると、

http://ameblo.jp/shibuya/archive1-201503.html

 
当該記事を含めた、その月に投稿した記事が一つのページに表示されます。

これも、月別や日別に記事を探したいユーザーの利便性を挙げると共にテクニック的な意味で、インデックス数の増加に寄与します。

3.クロスリンク構造

SEOでは、リンクの数を追う時代からリンクの質になっています。つまり、誰からリンクを受けたのかを重要視される時代になったと、言われています。

ここで言うリンクという言葉は、どうしても他のサイトから自分のサイトに受けるインバウンドリンクを意識してしまいますが、自分のサイトの中のリンク(サイト内リンク)も、Googleは重要視します。

ブログであれば、記事を投稿しただけで、前日や翌日の記事へのリンクが自動的に文末にタイトル付きで設置され、ユーザーを誘導し易い設計になっている事が殆どです。

他にも、その会社の社員が投稿しているスタッフブログ。毎日の業務を通じて出会ったお客様との会話や、自社のサービスの紹介をしています。
自社のサービスを説明しているのに、その商品ページへのリンクが無いのは不便です。これもブログであれば、2~3クリックの操作でリンク設置ができます。

このように、ユーザーのサイト内遷移のし易さという観点から、またサイトの中でもリンクを受ける数が多いページは重要なコンテンツが載っているページであると、Googleに伝える効果があり、ブログは自動的にも簡単操作でも、クロスリンク構造、つまり、サイト内でリンクをし合う構造が作れます。

4.画像用のHTMLページ

まず、Googleの画像検索で上位表示を目指すのに必要な要素として、

・altタグの設置
・画像用にページを作る
・説明的なファイル名にする
・画像用のページ毎にタイトルや説明文を書く
・画像の前後に、説明的なコメントを書く

などが挙げられており、更に、その写真のページにコメント欄を作ると、更にユーザーフレンドリーになるとGoogleのマットカッツ氏も、過去の動画メッセージで伝えています。

これらは、全てのブログサービスが対応している訳ではありませんが、上述の必要な要素の一部が実装されている場合があります。

5.更新の手軽さ

これまで1~4で挙げて来た事を、従来のホームページで実行しようとすると、SEOの知識の前に、HTMLや各タグの意味を理解出来ていないと、まずホームページを更新する事ができません。
更新を容易にする外部ソフト、例えば、ホームページビルダーや、ドリームウィーバー(Dreamweaver)を購入する場合、ライセンス費用が発生します。
これらの壁を乗り越えても、毎日更新する記事と過去の記事の関連付けのためのリンク設置や、画像毎のページの作成など、作業量は日増しに増えるばかりです。手間が増える事で、リンク切れなどのミスが誘発されるリスクも発生します。

ブログサービス各社は、ユーザー獲得のために、これらの機能が簡単に操作できるよう、管理画面の操作性・利便性の向上を図っているところが殆どです。

以上の事から、コンテンツを量産させるのに、一つ一つページを作っていくよりもブログを活用した方が良いとお解りいただけたと思います。

まとめ

ブログを開設する時、AmebaブログやLivedoorブログなどの無料ブログサービスを活用する場合と、Wordpressのようなツールを利用して自社サイト内にブログ機能を設置する場合と、どちらが良いのでしょうか?

結論は、ブログの目的をどちらに置くかで異なります。

自社サイト以外に、集客窓口となるサイト(ブログ)を設けたい。

この場合は、無料ブログサービスをお勧めします。しかし、前提として自社サイトのコンテンツが充実していて、検索経由の集約、つまりSEOが十分に出来ている場合に限ります。

自社サイトの集客が十分に行えている場合、検索以外のサイトへの流入経路としてスタッフブログ等を、別ドメインである、無料ブログサービスに頼っても良いと思われます。

自社サイトのコンテンツを充実させたい。

恐らく、大半の方がこちらの意図でこの記事を読んでいただいていると思います。この場合は、もちろん、自社サイト内にツールを設置して、サイト内でブログを運営する方法です。

記事を書く事は、時間=コストがかかりますが、その分だけ自社サイト内にコンテンツが溜まっていきます。無料ブログサービスを使ってしまうと、それらのコンテンツは、どれだけ時間と量をかけても、自社サイトのコンテンツとなり得ません。

以上のことから、自社サイト内にブログを設置し、運用したほうが良いといえるでしょう。

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