ネット独自の表記に注意!ホームページで不当表示を行わないための4つのポイント
ネットショップや、ネットを利用した買取サービスなどで見かけることの多い「送料無料」の文字、ページの最下部までスクロールしてみたら「購入金額5000円以上の場合のみ」という条件だったということはありませんか?
こういった広告表示は表記の内容によっては、*不当表示として罰せられる可能性があります。*企業としては正しい知識を得て、誤った表示を行わないよう意識したいところでしょう。
今回は、インターネットにおける取引の特徴と、表示のポイントを紹介します。
スクロールしなければページ全体が見えなかったり、ハイパーリンクによって情報が隠れてしまったりと、ネットだからこそ気をつけなくてはいけない点があります。
違法だと認識していなくても、実は誤った表記を行っている企業もいるかもしれません。
ぜひこの機会にあらためて自社のホームページや広告を確認し、誤った表示を行っていないかチェックしましょう。
インターネットにおける表示・取引の特徴
インターネットにおける表示や取引には、紙媒体での表示や対面での取引とは異なる特徴を持っています。不当表示を行わないために意識しておいた方がいい3つの特徴について、把握しておきましょう。
参考:
[インターネット上の広告表示|消費者庁]
(http://www.caa.go.jp/representation/keihyo/webhyouji.html)
1.スクロールしなければ画面が見えないことがある
雑誌や資料でもめくらなければ次のページは見えないように、ホームページでは一度にページ全てが見えるとは限りません。
例えば、今ご覧になっているサイトでは、会員登録の際に上記のような情報入力ページが表示されます。
ですが、画像のスクリーンショットでは利用規約やプライバシーポリシーといった情報は隠れてしまっています。
こういった場合、ユーザーがスクロールしなければ見えないページ下部まで目を通していない可能性があるでしょう
そのため、「会員登録」のすぐ横にリンクを表記し、ユーザーの見逃しを防ぐようにしています。
同じくネットショップや商品・サービスの紹介でも、スクロールしなければ見えない位置に重要な情報を記載してしまうのはリスクがあると認識しておきましょう。
2.契約・決済が容易に行える
ネットでは人と人が顔を合わせて取引を行うことは基本的にはありません。
そのため、ユーザーにとっては人から説明を受けることなく、自分で利用規約を読んだり、情報を入力して取引を行います。
そのため、対面よりも比較的容易に手続きを進めることができるのが特徴でしょう。
一方では、契約における重要事項を見ていないのにそのまま手続きをしてしまったり、不用意にクレジットカードの情報を入力してしまったりといったデメリットがあります。
企業側にとって「ユーザーにとって簡単に手続きができること」を意識するだけでなく、キャンセルできる仕組みや消費者へ正しく理解してもらえるようなUIを構築するようにしましょう。
3.ハイパーリンクを利用した表記が可能である
紙媒体に行えない表記方法として、URLをクリックするだけで他のホームページにアクセスできるハイパーリンクという仕組みがあります。
例えば、上記の場合「利用規約」「プライバシーポリシー」に対して、各詳細ページに移動できるようリンクされています。
ハイパーリンクは表示する情報を簡略化する便利な仕組みですが、使い方によってはユーザーの誤解を招く表記となります。
こういった表記が技術的に可能である点も、ネットにおける表示の特徴と言えるでしょう。
ネットにおける表示のポイント
では、ネットで商品やサービスを紹介する際には、どういった点に気をつければいいのでしょうか。ポイントを5つ紹介しましょう。
1.優良誤認・有利誤認を引き起こす表示はしない
実際の商品・サービスよりも優れているように表示する*「優良誤認」や、実際の取引条件よりも良い条件のように見せる「有利誤認」*を引き起こす表示は行わないようにしましょう。
また、連携しているWebサービスのロゴを大きく表示させることで、まるで自社の商品かのように表示するのも消費者の誤解を招きます。
GoogleやLINEといったサービスのロゴを使用する際は、利用規約に従って利用しましょう。
優良誤認及び有利誤認に関して、下記の記事で詳しく説明しています。
よかったら合わせてご参照ください。
参照記事:
そのキャッチコピー、誇大広告になっていませんか?不当表示にならないための4つのポイント
2.ソフトウェア及びデータの販売の際には、利用条件を明記する
電子書籍やソフトウェア、音楽データなど、ネット上ですべての取引が完了する場合、取引条件だけでなく利用条件のような詳細な情報を明記する必要があります。
・インターネット情報提供サービスの利用料金がかかる場合には、有料である旨を正確かつ明りょうに表示する必要があります。
・毎月料金を徴収するなどの長期契約である場合には、その旨を正確かつ明りょうに表示する必要があります。
・ソフトウェアを利用する上で必要なOSの種類、CPUの種類、メモリの容量、ハードディスクの容量等の動作環境について、正確かつ明りょうに表示する必要があります。
消費者庁では具体的に上記のように、表示上の留意事項をあげています。
特にダウンロードして利用する商品の場合、決済したあとに利用できない機種や利用制限がある場合、トラブルにつながりかねません。
消費者が誤った認識を持つことなく商品やサービスを利用できるか、改めてページを見直してみるといいでしょう。
3.ハイパーリンクを利用する際は、リンク先の情報がわかるような表記を行う
ハイパーリンクを利用する際は、消費者がリンク先の情報を正しく把握できるよう表記しましょう。
例えば、上記の画像を見てみてください。
Aでは*「▷▷こちらもチェック」*とグレーの文字で小さくリンク先が表示されています。
これではリンク先に何があるのかもわからず、見落としてしまいかねません。
画像の場合、詳しい応募条件を見ないまま「誰でも、現金5000円がもらえるんだ」と誤解したまま応募してしまう可能性があるでしょう。
一方、Bでは*「▷▷詳しい応募条件はこちら」*という案内に加え、リンク先が含まれている文字列は下線の入った青字で記載されています。
このように、ハイパーリンクを用いる際は消費者の誤解を生むような表記をしないように島そう。
具体的に、消費者庁では下記の3つを留意事項として案内しています。
・消費者がクリックする必要性を認識できるようするため、リンク先に何が表示されているのかが明確に分かる具体的な表現を用いる必要があります。
・消費者が見落とさないようにするため、文字の大きさ、配色などに配慮し、明りょうに表示する必要があります。
・消費者が見落とさないようにするため、関連情報の近くに配置する必要があります。
4.情報更新日を明らかにする
ホームページでは印刷物とは異なり、情報を上書きできます。
そのため更新日が明らかになっていなければ、いつ表記された情報かわかりません。
例えば、ネットショップを利用する際に「商品ページがあるから」と購入しようとしたら、在庫がなかったという経験はありませんか?
そういったトラブルを防ぐためにも、表示内容を更新した際は、更新した時点と変更箇所を明記しましょう。
まとめ
インターネットの取引はオフラインでの取引と異なり、以下のような特徴があります。
・スクロールしなければ画面が見えないことがある
・契約・決済が容易に行える
・ハイパーリンクを利用した表記が可能である
例えば、ページ上部で「送料無料!」とうたいながらも、ページの下までスクロールしなければ無料の条件が見えないといった表示は、消費者の誤解を招く場合があります。
また、手書きの資料や押印なしに、契約を結んだり、決済を行ったりといったことができるため、消費者が正しく認識しないまま契約や決済を行ってしまう危険性があることを認識しておきましょう。
消費者の意図的に引き起こした場合はもちろん、*自社で作為的に行ったものでななくても、不当表示として罰せられる可能性があります。*ぜひあらためて自社のホームページを見直して、消費者の誤解を招く表記になっていないか確認しましょう。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- クロール
- クロールとは、検索エンジン内のシステムであるクローラ(ロボット)が一つ一つのサイトを巡回し、サイトの情報を収集することを指します。
- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
- インターネット
- インターネットとは、通信プロトコル(規約、手順)TCP/IPを用いて、全世界のネットワークを相互につなぎ、世界中の無数のコンピュータが接続した巨大なコンピュータネットワークです。インターネットの起源は、米国防総省が始めた分散型コンピュータネットワークの研究プロジェクトARPAnetです。現在、インターネット上で様々なサービスが利用できます。
- クロール
- クロールとは、検索エンジン内のシステムであるクローラ(ロボット)が一つ一つのサイトを巡回し、サイトの情報を収集することを指します。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- リンク
- リンクとは、インターネット上では、あるページの中に記された、他のページの所在を表す情報のことを「ハイパーリンク」と呼び、これを略した言葉です。リンクのある場所をクリックすると、他のページにジャンプするようになっています。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
- インターネット
- インターネットとは、通信プロトコル(規約、手順)TCP/IPを用いて、全世界のネットワークを相互につなぎ、世界中の無数のコンピュータが接続した巨大なコンピュータネットワークです。インターネットの起源は、米国防総省が始めた分散型コンピュータネットワークの研究プロジェクトARPAnetです。現在、インターネット上で様々なサービスが利用できます。
- インターネット
- インターネットとは、通信プロトコル(規約、手順)TCP/IPを用いて、全世界のネットワークを相互につなぎ、世界中の無数のコンピュータが接続した巨大なコンピュータネットワークです。インターネットの起源は、米国防総省が始めた分散型コンピュータネットワークの研究プロジェクトARPAnetです。現在、インターネット上で様々なサービスが利用できます。
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- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- ページ
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- クロール
- クロールとは、検索エンジン内のシステムであるクローラ(ロボット)が一つ一つのサイトを巡回し、サイトの情報を収集することを指します。
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- リンク
- リンクとは、インターネット上では、あるページの中に記された、他のページの所在を表す情報のことを「ハイパーリンク」と呼び、これを略した言葉です。リンクのある場所をクリックすると、他のページにジャンプするようになっています。
- クロール
- クロールとは、検索エンジン内のシステムであるクローラ(ロボット)が一つ一つのサイトを巡回し、サイトの情報を収集することを指します。
- UI
- UIとは、ユーザーインターフェイス(User Interface)の略で、ユーザー(使い手)とデバイスとのインターフェイス(接点)のことを意味します。
- URL
- URLとは、「Uniform Resource Locator」の略称です。情報がどこにあるのかを示すインターネット上の住所のようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。各ページのURLは、インターネットブラウザの上部に文字列として表示されています。日本語では「統一資源位置指定子」という名称がついていますが、実際には日本でもURLという語が使われています。
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- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
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