フロントエンド商品活用のポイント

フロントエンド商品はそれ単体で利益を得るものではありません。
そのため、安価なフロントエンド商品をただ販売するだけでは、売上が上がらないばかりか、むしろ損失を大きくしてしまう可能性があるでしょう。

では、フロントエンド商品を活用するにはどういったポイントをおさえればいいのでしょうか。3つのポイントを紹介します。

参考:
[フロントエンド商品とバックエンド商品|具体例と活用法|LISKUL]
(http://liskul.com/wm_fp_bp-6099)
フロントエンド商品とバックエンド商品の概念と4つの活用方法|株式会社SPC(エスピーシー)

1.顧客にとってハードルの低い商品を選ぶこと

フロントエンド商品を選択する際に重要なのが、顧客にとってハードルの低い商品を選ぶことです。価格面だけでなく、顧客の生活習慣を大きく変えることなく導入できる商品を選びましょう。

例えば、リフォーム企業であれば壁紙の塗り替えなどのイメージと違う商品だった時に後悔してしまうようなサービスは避け、手すりの設置や玄関ドアの変更といった規模の小さいものが有効です。
また、リフォーム自体ではなく、リフォームのノウハウや業者選びのポイントを教えるセミナーを開催する方法もあるでしょう。

参考:
[ライバルと「価格競争」をしないで自社の売上を伸ばす方法|幻冬舎ゴールドオンライン]
(http://gentosha-go.com/articles/-/1331)

2.バックエンド商品までの導線を決めておく

フロントエンド商品を販売しているだけでは、バックエンド商品まで効率的に導くことはできません。
2つの商品をつなぐ導線を決めておきましょう。

例えばネットショップの場合、以下のような導線が考えられます。

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3.バックエンド商品の押し売りはしない

フロントエンド商品を購入した顧客に対して、すぐにバックエンド商品を売りつけるような行為はむしろ不信感を招いてしまいます。

例えば無料で参加できるノウハウセミナーで高額な商品を紹介し、そのまま購入するまで返さないといった方法は、商品の評価を下げるだけなく消費者契約法などに法律に則って解約される可能性もあります。

顧客自身がバックエンド商品を自然と欲しいと感じるように広告メルマガを活用して、誘導するようにしましょう。

参考:
仕事のできない人は悪徳セミナーに騙される|東洋経済ONLINE
消費者契約法|e-GOV

まとめ

フロントエンド商品とは、顧客を引き寄せることを目的としています。そのため、安価なだけでなく現在の生活習慣を変える必要がないなど顧客にとって購入のハードルが低い商品を設定するようにしましょう。

また、フロントエンド商品で利益を出すのではなく、あくまで本命はバックエンド商品であることを意識するのが大切です。自社が売りたい商品までメルマガ広告、DMなどで正しくフォローできているのか確認しながら運用しましょう。