UGCをキャンペーンに利用するメリット/デメリット

ここまで紹介してきたように、UGCを利用したキャンペーンは数多く展開されています。
では、このようなキャンペーンを組むメリットにはどのようなことが挙げられるのでしょうか。

メリット

UGCは商品やサービス一方的に案内するキャンペーンと異なり、ユーザーも巻き込んで行うキャンペーンです。
内容によってはユーザー自身が作品を制作する楽しさを感じながらキャンペーンに参加してもらえるでしょう。

また、TwitterやインスタグラムのようなSNSでの投稿を条件にすることで、ユーザーのフォロワーへもキャンペーンの存在を知らせることができます。
投稿された内容が面白ければ他のユーザーにシェアされることもあり、キャンペーンの拡大につながるでしょう。
ユーザーが制作したくなるような内容であれば、話題性のある価値の高い賞品や大規模な広告を打たずとも多くの参加者を集めることができるのもUGCを利用したキャンペーンの特徴です。その点で、予算の限られる中小企業でも実施しやすいキャンペーンと言えるでしょう。

デメリット

UGCを利用したキャンペーンにはメリットだけでなく、ユーザーがどういった作品を投稿するかはコントロールしづらいというデメリットがあります。例えば漫画やアニメといった著作物のデザインを利用した作品や、性的・暴力的な表現を含む倫理的でない作品が投稿される可能性もあるでしょう。

そのためUGCを利用するキャンペーンを実施する際は、募集要項や利用規約でルールを定める必要があります。
また、自社の責任がどこまで及ぶのかを明記しておくようにしましょう。

まとめ

*UGCとはユーザー自身が作成したコンテンツのことです。*UGCが集まり、メディアとして形成されているものをCGMといい、食べログやクックパッドのように社会に定着したサービスも多くあります。

UGCは企業のキャンペーンでも活用されています。
自社の商品を利用した料理のレシピや作品を投稿してもらうことで、ユーザー自身が楽しめるだけでなく、ユーザーの投稿を見た他のユーザーもキャンペーンの存在を知ることになるでしょう。このようにUGCを利用したキャンペーンは拡散を狙える一方、投稿されるコンテンツを管理しづらいというデメリットがあります。

例えば他社の版権に抵触する内容であったり、倫理的でない作品が投稿されたりといった可能性があると認識しておきましょう。