インターネットのチカラで復権!? ラジオ放送の現在をめぐる
インターネットラジオがラジオ復権の機運となるか
再び、ラジオ業界全体の概況に戻りましょう。
前述の通り、ラジオの聴取率は低い水準で安定しています。今度は、近年に絞った期間で見てみましょう。
参考:
ラジオはどこで聴いているか…場所別・世代別のラジオ聴取動向をグラフ化してみる|ガベージニュース 2017年2月度版
注目すべきは、10~20代リスナーの聴取率が格段に低い点です。
理由としては、塾通いなどで在宅時間が短縮される傾向にある、さらには親世代(30代~40代)が在宅時にラジオを聴くことが少なくなり、感心が無い以前に「馴染みがない」状態である事などが挙げられます。
参考:
「ラジオってどうやって聴くんですか?|BLOGOS」
自分が好きなタレントの番組は、Youtubeなどに違法アップロードされている音声を聴いているのが当たり前で、そのソースがどこで放送されているのかは知らない・興味を持たないのが普通のようです。番組自体は聴かれているのに、本来のルート(放送やネット配信)の存在が周知されていないという、ある種の空洞化現象が起きているのです。
そのような状況を打破すべく、ラジオ各局や放送連盟も様々な取り組みをしています。潜在的リスナーの興味を引くようなコンテンツの開発ももちろんですが、それ以前に「ラジオの聴き方」を啓蒙しなければならない状況にあるため、関係者は頭を悩ませているのが現状のようです。
幸いにして「radiko」「ラジオクラウド」のような配信プラットフォームや、対応アプリは既に揃っているので、後はインフラとコンテンツの紐づけをいかに進められるかがポイントといえるでしょう。
多メディアとの連携も様々な形で模索が続いています。
例えばこちらの音楽番組は、番組内で流した楽曲を「セットリスト」として公開していますが、現在も販売されているものについては、AmazonなどのECサイトへのアフェリエイト付きリンクを張って販促としています。
参考:
菊地成孔の粋な夜電波|TBSラジオ
こちらは、放送された出演者のトークをテキストに書き起こし、コンビニエンスストアのマルチコピー機でプリントできるようにしたサービスです。コストや収益率は明らかにされていませんが、番組ノベルティの一形態としてプレミア感もあり、面白い試みだと思います。
参考:
ラジオプリント|famima PRINT
※本サービスは4/26号を持って終了しております
まとめ
いかがでしたでしょうか。情報メディアとして重要なポジションにあり、かつTVにはないフットワークの軽さを併せ持つラジオ放送ですが、様々な事情によって認知度が低くなってしまっているのは非常に残念なことです。
しかし、そのフットワークの軽さと即時性は、インターネットだけでなく、他のメディアやビジネスとの連携を活かせるポイントでもあります。
例えばTVなどは、メディアとして巨大になり過ぎて、新しい取り組みを始めるだけでも非常に大きなエネルギーを必要とするようになりました。新聞も、即時性という面からネットのニュースサイトに押されてしまい、難しい時代を迎えています。
このような時代だからこそ、フットワークの軽い、即時性のあるラジオのメリットが活かせるのではないでしょうか。
時代の流れに取り残されそうな時に、抗って生き残りの道を模索する先には、予想もできない未来が待っているのかもしれません。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- リンク
- リンクとは、インターネット上では、あるページの中に記された、他のページの所在を表す情報のことを「ハイパーリンク」と呼び、これを略した言葉です。リンクのある場所をクリックすると、他のページにジャンプするようになっています。
- テキスト
- テキストとは、純粋に文字のみで構成されるデータのことをいいます。 太字や斜線などの修飾情報や、埋め込まれた画像などの文字以外のデータが表現することはできませんが、テキストのみで構成されたテキストファイルであれば、どのような機種のコンピューターでも共通して利用することができます。
- インターネット
- インターネットとは、通信プロトコル(規約、手順)TCP/IPを用いて、全世界のネットワークを相互につなぎ、世界中の無数のコンピュータが接続した巨大なコンピュータネットワークです。インターネットの起源は、米国防総省が始めた分散型コンピュータネットワークの研究プロジェクトARPAnetです。現在、インターネット上で様々なサービスが利用できます。
おすすめ記事
おすすめエントリー
同じカテゴリから記事を探す
カテゴリから記事をさがす
●Webマーケティング手法
- SEO(検索エンジン最適化)
- Web広告・広告効果測定
- SNSマーケティング
- 動画マーケティング
- メールマーケティング
- コンテンツマーケティング
- BtoBマーケティング
- リサーチ・市場調査
- 広報・PR
- アフィリエイト広告・ASP
●ステップ
●ツール・素材
- CMS・サイト制作
- フォーム作成
- LP制作・LPO
- ABテスト・EFO・CRO
- Web接客・チャットボット
- 動画・映像制作
- アクセス解析
- マーケティングオートメーション(MA)
- メールマーケティング
- データ分析・BI
- CRM(顧客管理)
- SFA(商談管理)
- Web会議
- 営業支援
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング
- フォント
- 素材サイト
●目的・施策
- Google広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- Instagram広告
- LINE運用
- LINE広告
- YouTube運用
- YouTube広告
- TikTok広告
- テレビCM
- サイト制作・サイトリニューアル
- LP制作・LPO
- UI
- UX
- オウンドメディア運営
- 記事制作・ライティング
- コピーライティング
- ホワイトペーパー制作
- デザイン
- セミナー・展示会
- 動画・映像制作
- データ分析・BI
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング