YouTube Kidsで配信できる広告

YouTube Kidsでは、通常のYouTubeと同様に広告を配信することができます。
ただし通常のYouTubeと同じ内容で配信することはできませんので、どのような広告であれば配信可能なのか、あらかじめ把握しておく必要があります。

ここでは、通常のYouTubeへ配信する広告の規定に加えられている、YouTube Kidsへ広告を配信する際に注意したいポイントをご紹介します。

YouTube Kidsで広告を配信して子供の興味を惹くことができれば、よりよいプロモーションとなります。
特に、子供向けの商品を販売している方は要チェックです。

注意したい広告フォーマット・ターゲティング設定

現時点では、YouTube Kidsで配信できる広告はインストリーム動画広告のフォーマットのみです。
スキップできない広告は15秒まで、スキップ可能な広告は60秒までの動画を掲載することができます。

通常のYouTube広告では、外部リンクへ誘導することができるコールトゥアクションのオーバーレイやカードなどを表示して誘導することができますが、YouTube Kidsの場合はすべて無効となりますので注意してください。

さらに、YouTube Kidsでは興味・関心に基づくインタレストベース広告の掲載はできません。
マーケティングやトラッキングピクセルが含まれた広告も掲載できませんので、あわせて注意が必要です。

制限されている広告内容

YouTube Kidsは、基本的に13歳未満の子供を対象としたサービスです。
そのため、年齢制限の基準を満たしていないと判断される商品やコンテンツを掲載することはできません。

また、美容やフィットネス・恋愛に関するもの・仮想コミュニティ(オンラインコミュニティを含む)・政治的内容・宗教的内容・成人向け・暴力的な内容など、一般的に13歳未満の子供に見せてよい影響を与えるものではない内容の広告は、配信することはできません。

YouTube Kidsに広告を配信する時のポイント2つ

YouTube Kidsに広告を配信するなら、さまざまな制限がある中でもより効果的な広告にするために最低限以下の2つのポイントを抑えておくことがオススメです。

1.自社のターゲットとする層の検討

子供向け商品を販売しているとしても、YouTube Kidsが想定している「13歳未満」に該当するかどうかを検討する必要があります。
例えば17歳の子供をターゲットとして商品を販売している場合、YouTube Kidsに広告を配信しても問題ない内容なのか・そもそも広告配信に意味があるのか、など検討しなければなりません。

2.保護者に不快感を与えないか

YouTube Kidsを実際に視聴するのは子供ですが、管理するのは保護者です。
せっかく子供が広告動画を見て商品に興味を持ったとしても、保護者が広告動画を見たときに不快感を持ってしまった場合は購入につながらないだけではなく「不快なコンテンツ」としてYouTubeに報告され、広告配信ができなくなる可能性もあります。

広告制作字は自社商品を購入してもらうことを意識しがちですので、配信前に13歳未満の子供を持つ保護者に動画を確認してもらうと、最適な広告動画に仕上がっているかどうかを判断しやすくなります。

まとめ

YouTube Kidsは13歳未満の子供を持つ保護者にとって非常に便利なサービスのため、特に保護者の方は使用方法などチェックおくことがもちろんですが、子供向け商材の販売を行っている企業の方も要チェックのサービスです。

広告や商品紹介を兼ねた動画を配信して子供に興味を持ってもらうことができれば、その後購入につながる可能性が高まるからです。
しかしここで忘れてはいけないことは、*「あくまで最終的に購入をするのは保護者である」*ということです。

保護者が広告や動画を見て不快にならないか、そもそも保護者が子供に悪影響と判断する商材でないかなどを、この機会に再度確認しや上でサービスを効果的に利用するようにしましょう。