インターネットリサーチの実施(調査企画)

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調査企画にあたって一番重要なのは、「何のためにリサーチを行うのか」という調査目的です。それは「売上アップのため」というような曖昧なものではなく、解決すべき調査課題に対し、この調査で何を具体的に明らかにしたいのかを明確化することが必要です。この点が明らかであれば、“調査地域”や “対象者の性別”、“年齢”などの具体的な条件も自然と定まってきます。

●ネット調査実施のための確認シート・例

・ 調査目的:×××××
・ 具体的に明らかにしたいこと:×××××
・ 調査対象:商品Aをこの1年間に購入した、全国の20~59歳の男女
・ 回収(回答者)数:800s
・ 回収設計(回収数指定の例):

TEST 20代 30代 40代 50代
男性 100 100 100 100
女性 100 100 100 100

例えば、20代~50代の男女から均等に調査結果を得たい場合には、このように回収数を指定します。このケースでは800人より調査結果を得られます。また、「スポーツジムの利用者」というような、特定の条件の人を対象に調査を行うこともできます。その場合はスクリーニング調査によって条件に当てはまる人を探し出し、対象を絞り込んだ上で本調査を実施します。
  

インターネットリサーチの実施について(調査票作成~調査画面)

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調査票は、調査課題に対して的確な結果が得られるものであることが肝心です。作成の際には周囲の人などに試しに回答してもらい、おかしな点がないかを事前にチェックすることが必要です。

調査票ができあがったら、そのデータを調査会社に入稿します。その際には調査会社から、正しいデータを収集できるようなワーディング(言葉の使い方)の提案や、不足している選択肢などについてアドバイスを受けられることもあります。

次に調査票をWEBの調査画面に仕立てます。この作業は通常は調査会社が行うので、作業に合わせてレイアウトページの区切りなどを指定し、回答に矛盾がないかどうかのチェックをします。調査画面ができあがったら、想定どおりの画面になっているか、分岐などの制御が間違っていないかを確認します。

確認は調査会社に任せることも可能ですが、不要な手戻りを防ぐためにも、この段階で調査票に大きな変更が出ないように、入稿の段階で十分に検討しておくことが大切です。

回答者は、以前はPCから答えるケースがほとんどでしたが、最近は10代~20代を中心にスマートフォンからの回答が急増しています(下記参照)。調査に偏りを生じさせないためにも、調査票の見え方がPCとスマートフォンでどのように異なるのかは最低限チェックすべきでしょう。

参考:
モバイル利用者の7割がスマホを利用!40代で7割、50代でも6割以上が所有するスマートフォンがインターネットリサーチへもたらした影響とは?|ferret