ゴールデンボンバーからみるバズマーケティング3つのポイント

ここまで紹介してきた事例はバンドならではのプロモーションだと思われるかもしれません。ですが、企業のキャンペーンにおいても学べる点があります。

事例をもとに、ユーザー口コミを生み出すようなバズマーケティングにおけるポイントを3つ紹介しましょう。

1.ユーザーに意見を問いかける

特典なしのCDやQRコードでの音楽配信は、どちらも音楽業界ではあまり行われてこなかったことです。
特にヴィジュアル系バンドのような固定のファンがついているバンドであれば、特典なしのCDは売上を大きく下げる可能性すらあります。

ですが、ゴールデンボンバーではあえてそのようなタブーにも斬りこみ、ユーザー自身にCDや音楽について考えるきっかけにしてほしいと表明しています。
このように業界の問題を明らかにし、意見を問いかけることで、ユーザーがSNS上で発言するきっかけを作っています。

ユーザー自身が意見を交わし合うSNSでは、このような提言がきっかけにして口コミが広がることもあるでしょう。

参考:
[金爆、特典なしシングル発売はクレームがきっかけ | ORICON NEWS] (http://www.oricon.co.jp/news/2042340/full/)
[マーケター必見!バズマーケティングの成功事例10選|LISKUL] (http://liskul.com/wm_buzzs10-4655)

2.気軽にソーシャルへ投稿できる環境づくりを行なう

口コミを生み出すためには、口コミのもととなる素材が提供されていなければいけません。
「8秒フリーライブ」では、無料のライブながらスマートフォンを利用した撮影が可能でした。その結果、Twitter上では、ライブに訪れたファンがライブの映像を投稿し、拡散されています。

ユーザー口コミを操作しようと、規制をきつくしすぎてしまうと逆に参加までのハードルが高くなってしまいます。
キャンペーンを行なう際は、ユーザーにとって参加しやすい環境づくりが整えられているかチェックは欠かさないようにしましょう。

3.クロスメディアを活用して効果を高める

QRコードによる音楽配信では「クロスメディア」と呼ばれる、複数のメディアを活用することで広告の効果を高めるマーケティング手法が用いられています。

音楽番組からQRコードを利用して、特設サイトへ誘導することで、配信データだけでなくCDの発売情報もチェックできます。
新聞やテレビ、チラシといった1つのメディアでは表現しきれないことであっても、別のメディアへと誘導することで情報を補えます。

それだけでなく、メディアを複数利用することで、それぞれの特徴を生かしたユーザー体験を実現できます。テレビ番組では1曲しか歌えなくても、ネット配信であればユーザーに何度でも曲を聞いてもらえます。

チラシでキャンペーンの告知を行い、ネット上ではキャンペーン用のミニゲームを配信するといった幅広い企画が実現できるのがクロスメディアの特徴でしょう。

参照記事:
「続きはWebで」が広告の効果をあげる?「クロスメディア」の事例を紹介|ferret [フェレット]

まとめ

ゴールデンボンバーでは、業界のタブーに切り込みながら、ユーザーの心に訴えかける施策を数多く生み出してきました。特典なしのCD販売やQRコードによる楽曲配信からもわかる通り、音楽業界に対して自身の感じていることを率直に表現しているのもユーザーの心を動かしたポイントでしょう。

バズマーケティングは、ユーザー口コミをしたくなるような、面白さや感動を生み出すことが必要です。ただユニークなだけでなく、どうやったらユーザーの心を動かせるのか考えてみましょう。