ネットショップ運営者であれば「アリババ」という名前をご存知の方も多いのではないでしょうか?

アリババ・グループは、米国のAmazon.comと並べて語られることの多い、アジア最大のネットショッピングサービスを提供しています。「Alibaba.com」や「淘宝網(タオバオ)」などは一度は聞いたことがあるはずです。

しかし、名前は聞いたことがあるものの、実際どのようなサービスを展開しているのかいまいちわからないという方も少なくないでしょう。

今回は、アリババ・グループが手がける主要なサービスと特徴をご紹介します。

日本のネットショップが海外展開する際に便利できるサービスもありますので、ネットショップ事業者の方はチェックして起きましょう。

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アリババ・グループ(阿里巴巴集団)とは?

アリババ・グループは、1999年に設立されたアジア最大級のネットショッピングを運営する企業です。
BtoB向きの卸売サービス「Alibaba.com」やCtoC向けモールの「淘宝網(タオバオ)」など、多数のネットショップ事業を手がけています。

2014年の9月にニューヨーク証券取引所に上場し、当時の時価総額は2300億ドル(約25兆円)とFacebookを上回る世界でもトップレベルの時価総額を記録しました。

現在では、BtoBBtoCCtoC向けの各種ショッピングプラットフォームサービスを提供しており、電子決済サービスも展開しています。

参考:
アリババ株、初値は92.70ドル 時価総額25兆円

アリババ・グループを利用するメリット

先にも紹介した通り、アリババ・グループを利用するメリットは複数のネットショッピングモールを世界で展開していることです。BtoB向け、BtoC向け、CtoC向けとターゲット別に販売を行っており、中国国内向け、世界向けと国境を超えて展開しています。
また、アメリカや日本、韓国、イギリスに拠点を持っていることから、世界中のユーザーが集まっており、海外市場に参入しやすいのが魅力と言えるでしょう。

「天猫国際(Tmall Global)」など海外向けサービスも非常に充実しているため、「仕入れ」や「出店」など、活用方法は様々です。
日本のネットショップ担当者でも、海外市場を視野に入れているのであれば利用するメリットは大いにあるのではないでしょうか。

では、次にアリババ・グループの主要なサービスをご紹介します。
アジア圏でネットショップを展開したい方や、日本で輸入販売を行うための仕入れ先を探している方であれば参考にしてみてください。

アリババ・グループの主要なネットショッピングサービス7選

1.Alibaba.com

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Alibaba.com

アリババ・グループで最も古いサービスが「Alibaba.com」です。企業間取引(BtoB向け)が行えるマーケットプレイスサービスです。

アリババグループの中でも特にグローバル向けに展開されているサービスで、世界240カ国からサプライヤーとバイヤーが集まるのが特徴です。海外で卸した経験の無いサプライヤーでも、専任アドバイザーがサポートしてくれる「アリババワールドパスポート」というサービスもあります。

また、中国国内の工場やメーカーが多数卸しているため、中国からの輸入販売を考えているバイヤーも使ってみる価値があるでしょう。

2.淘宝網(タオバオ)

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淘宝網(タオバオ)

「淘宝網(タオバオ)」は、中国最大のCtoC向けのオンラインショッピングモールです。掲載商品点数8億点以上、会員数5億人以上と非常に大規模に展開されています。出品されている商品は安価なものが多く、輸入販売のバイヤーから人気があります。

しかし、個人の出品者が多く、商品のクオリティや配送時のコミュニケーションに多少なりともリスクがあります。
大規模なモールなので輸入代行業者も多く存在するため、仕入れに不安があるのであれば、信頼のできる代行業者へ依頼してみるのも手段でしょう。

3.Aliexpress

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Aliexpress

「Aliexpress」は、中国から海外へ向けた小口取引が可能なネットショッピングサービスです。
個人ユーザーでも気軽に少量から輸入できるのが特徴です。ホームページ上で送り先の国と通貨を指定できるため、日本であれば「円」での決済もできます。

しかし、Alibaba.comや淘宝網(タオバオ)と比較すると、気軽に仕入れられる一方で、価格はそこまで安くはありません。
商品によっては日本の小売店と同等なものもあるため、購入前に十分に検討しましょう。

4.1688.com

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1688.com

「1688.com」は中国国内向けのBtoB向けマーケットプレイスサービスです。
中国内でのサプライヤーとバイヤーが集まっているのが特徴で、ここを経由して淘宝網(タオバオ)などその他のサービスに出品されることもあります。

5.天猫(Tmall)

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天猫(Tmall)

CtoC向けサービスの淘宝網(タオバオ)から、BtoC向けとして派生したサービスが「天猫(Tmall)」です。
淘宝網(タオバオ)と比べ、出店基準を厳しく設けており、非正規品や偽物が流通しない仕組みになっているのが特徴です。
ユニクロやDELLなど中国に法人を持つメーカーが出店しています。

6.天猫国際(Tmall Global)

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天猫国際(Tmall Global)

「天猫国際(Tmall Global)」は「天猫(Tmall)」のグローバル版のサービスです。「天猫(Tmall)」で出店するためには現地法人が必須ですが、天猫国際(Tmall Global)の場合、現地法人を立ち上げずに日本法人として出店できます。

日本の百貨店である「三越伊勢丹ホールディングス」も参入し海外旗艦店として出店しています。

参考:
三越伊势丹海外旗舰店官网- 天猫国际

7.イータオ

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イータオ

「イータオ」は、商品から事業者まで、あらゆるネットショップに関する情報を横断的に調べることができる検索エンジンです。淘宝網(タオバオ)のような自社サービスだけでなく、Amazonや当当网(Dangdang)といった他者サービスまで調べることができるため、相場を調べるときなどに活用できるでしょう。

ネットショッピング以外のサービス2選

1.アリババ クラウドコンピューティング

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アリババ クラウドコンピューティング

「アリババ クラウドコンピューティング」は、アリババとソフトバンクの合弁会社であるSBクラウド株式会社のサービスです。仮想サーバー、データベースサーバーなどの提供を行うインフラ事業を行っています。

2.支付宝(アリペイ)

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支付宝(アリペイ)

「支付宝(アリペイ)」は、スマートフォンアプリから決済できる電子決済サービスです。中国国内では、中小規模の商店からネットショップまで幅広いシーンで普及しています。紙幣の不正などが起きにくいことから、中国で安心して利用できる決済方法の1つとして浸透しはじめています。

まとめ

アリババグループはネットショッピングモールが主なサービスですが、国内市場に向けた「1688」から海外市場向けの「Aliexpress」など異なるコンセプトで運営していることがわかります。

日本のネットショップ担当者であれば、仕入れは「Alibaba.com」、販売は「天猫国際」など使い分けて活用することもできます。

海外への展開を検討しているのであれば、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。