国の政策の1つとして取り組まれている「働き方改革」、高い生産性を実現するために短時間労働やサテライトワークの導入へ取り組みを進めている企業も多いでしょう。
ですが、いざ社内で取り組みを進めようと思うと、教材の選定や社内を説得するためのデータの収集などでむしろ人事部門では業務量が増えてしまうかもしれません。

今回は、Googleが進めているプロジェクト「Women Will」のeラーニングサービス「働き方改革実践トレーニング」を紹介します。
Googleではテクノロジーを利用した働き方改革の推進に取り組んでおり、ノウハウやデータをeラーニングとして無料で公開しています。人事部門向けの推進ガイドも提供されているので、社内用の教材としても活用できるでしょう。

参考:
[働き方改革の実現 | 首相官邸ホームページ] (http://www.kantei.go.jp/jp/headline/ichiokusoukatsuyaku/hatarakikata.html)

Women Willとは

「Women Will」とは、テクノロジーにより女性が直面する問題の解決を目指す、Googleのプロジェクトです。アジア太平洋地域全体で取り組まれており、日本では柔軟で効率的な働き方の推進を行っています。

経済協力開発機構(OECD)の調査によると、日本国内の女性の就業率は全体で72.7%であり、加盟国34カ国中23位という低水準に留まっています。
また、M字カーブと呼ばれる、結婚・出産による退職も問題視されており、人手不足が続く日本の企業にとっても身近な課題と言えるでしょう。

Women Willからは、複数企業への調査をもとにGoogleが作成したコンテンツを公開する「未来の働き方プロジェクト」と企業で取り入れられている制度や個人のアイディアを共有しあえるプラットフォーム「#HappyBackToWork」が公開されています。

アカウントや会員登録の必要なく閲覧できるので、これから働き方の改善を行いたいと考えている方にとっても手の届きやすい教材として使用できるでしょう。

参考:
Womenwill とは|Google
[女性就業率、日本は34カ国中23位 OECD調査|日本経済新聞] (http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC07H0M_X00C16A7EE8000/)
[「平成27年版 働く女性の実情」を公表します|厚生労働省] (http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000135522.html)

Women Willのeラーニングサービス「働き方改革実践トレーニング」で学べる内容

Womenwill.png
https://www.womenwill.com/japan/

Women Willでは、「未来の働き方プロジェクト」の一環として「働き方改革実践トレーニング」というeラーニングサービスを提供しています。

eラーニングでは、以下の4つのカテゴリの内容が学べます。

Work Anywhere…在宅勤務のような、場所を選ばない働き方について。
Work Simply…会議時間の短縮など、業務の効率化について。
Work Shorter…長時間労働を削減するためのタイムマネジメントについて。
Work Life Balance…仕事と家庭のバランスの取り方について。

利用にあたっての会員登録は不要で、料金もかかりません。テキストまたは動画で手軽に学べるので、個人の学びとしても社内向けの研修としても活用できるでしょう。

また、経営層・人事部向けには、在宅勤務や会議の効率化に取り組んだ企業の事例を紹介する推進ガイドを提供しています。こちらも登録なしで無料で手に入れられるので、社内で働き方改革推進を担当している方は参考にしてみるといいでしょう。

参考:
[働き方改革推進ガイド|Google]
(https://www.womenwill.com/japan/static/pdf/playbook-v2.pdf)