インフルエンサーマーケティングの成功事例

Christian Dior(クリスチャン・ディオール)

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出典:Instagram kie(@_kiegram)

世界的に有名なフランスのファッションブランドである「クリスチャン・ディオール」が、日本で大きな反響を起こした事例を紹介します。

ファッション雑誌ViViの公認インスタグラマーである古川貴絵さんが、発売前の香水「ミス ディオール アブソリュートリー ブルーミング」を、自身のInstagramで紹介したところ、6800件ほどの「いいね!」が集まり話題になりました。

この他にも15万人のフォロワーがいる古川さんが、投稿の中で紹介するアイテムは多くのユーザーからのリアクションを獲得し、ファッションに特化したインフルエンサーの影響力を強く感じます。

Mercedes-Benz USA(メルセデス・ベンツ USA)

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出典:YouTube Mercedes-Benz USA

高級車として有名な「メルセデス・ベンツ」がコラボレーションしたインフルエンサーは犬でした。インスタグラマーとして知名度の高い狼犬のロキ(loki)と飼い主が、GLSという車種の360度動画に出演したのです。

GLSは、アウトドアやスポーツなどオールラウンドで活躍するスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)であり、雪深い山の中をGLSと併走するロキの姿がとても印象的な作品です。ロキはInstagramで200万以上のフォロワーがいます。

ロキのようなペットインフルエンサーは増えており、日本では柴犬まるが有名です。柴犬まるはなんと2500万人にフォローされています。このように、人間だけがインフルエンサーとは限らず、動物でも人への伝達力があればインフルエンサーマーケティングとして成果が期待できるでしょう。

株式会社バンダイ

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出典:YouTube はじめしゃちょー(hajime)

バンダイの人気商品「たまごっち」は、YouTuberはじめしゃちょー氏とのコラボレーションで大きな話題になりました。はじめしゃちょー氏のチャンネルに投稿された動画は「たまごっち100個育ててみた」というユニークなもの。

この動画を観ると、企画のインパクトだけに捉われず、たまごっちがどのような製品であるのか明確に把握できるのです。たまごっちの世界にスムーズに触れられるのは、楽しくテンポよく話を展開する、はじめしゃちょー氏のスキルに他ならないでしょう。

900万回以上の再生回数を誇る動画は、6.4万件の高評価を獲得しています。企業としてはインフルエンサーが、ターゲットにとってどのような存在かを熟慮しますが、この事例はたまごっちのターゲットである小学生に、大人気のYouTuberのキャスティングが見事です。

株式会社ハーブ健康本舗

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出典:Instagram 𝐓𝐎𝐌𝐎𝐘𝐎 𝐔𝐌𝐄𝐙𝐀𝐖𝐀(@umetomo)

健康食品メーカーであるハーブ健康本舗が販売している、美容健康茶「黒モリモリスリム」は、インフルエンサーの_umetomo_さんによりPRされており、Instagramの「いいね!」は1400件以上となり人気を得ています。

10万人のフォロワーを持ち、女性の支持を得ている_umetomo_さんに集まる「いいね!」は、ターゲットがしっかりとセグメントされたリアクションと言えるでしょう。この事例は、ダイエットティーという健康系アイテムのPRのため、美容関係に強いインフルエンサーとのコラボレーションを実現することで、競合性の高い健康分野であっても強い伝播が可能です。