相撲協会から学ぶ!Twitterでファンを作るポイント

では、相撲協会はなぜここまでファンを増やすことに成功したのでしょうか。
3つのポイントを解説します。

1.露出の機会を増やす

相撲協会ではニコニコ動画にチャンネルを開設したり、ソーシャルゲームを展開したりといった露出の機会を増やしてきました。

また、Twitterでは2016年11月から2017年7月までの間に1日あたり平均で13.01ツイートしており、こまめに情報発信を行っていることがわかるでしょう。

こういった露出の機会を増やすことで、自社のファンとなるユーザーを育成できます。
特にTwitterの場合、自社のことを気に入ってフォローしたユーザーに対して常に情報発信をし続けるのは欠かせないでしょう。

参考:
大相撲チャンネル |ニコニコチャンネル
[大相撲ごっつぁんバトル | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト] (https://sumo.bn-ent.net/)
@sumokyokai's profile| Twitonomy

2.写真・動画を活用してビジュアルで訴えかける

日本相撲協会ではTwitter開設当初、取組の勝敗やチケットの販売情報などをテキストで発信していました。
ですが、それでは土俵以外の相撲の面白さが伝わらないのではないかと現在では、協会のスタッフ自ら撮影を行って画像中心のツイートを行っています。

また、同時にホームページのリニューアルも行っており、以前のテキスト中心のトップページから、ビジュアルを前面に押し出したものに変更されています。

力士の普段の様子や取組の舞台裏は、それまであまり知られることのなかったことでしょう。こういった運営側だからこそ見えることが、実はファンにとっては楽しめるコンテンツとなることもあります。「こんなの写真に撮っても」と思わず、ささいなことでも写真に撮ってツイートしてみるのもいいでしょう。

参考:
もしも、「日本相撲協会」を解析するなら [第23回] | 有名サイト、かってに解析! | Web担当者Forum
[お相撲さんの笑顔に胸キュン--相撲ブームの立役者が語る公式 Twitter の狙いとは |インターネットコム] (https://internetcom.jp/wmnews/20150307/sumo-kyokai-official-twitter-strategy.html)

3.相互に交流できる仕組み・イベントを企画する

Twitterでどんなにファンが増えても、自社の商品やサービスへ触れる機会がなければ成果にはつながりません。

日本相撲協会ではTwitterでの情報発信だけでなく、ファンに向けた交流イベントを行うことで人気をさらに集めてきました。

例えば、人気力士に「お姫様抱っこ」してもらえるイベントや国技館でのちゃんこ屋台、親方や若手力士によるグッズの販売会など、ファンに来場してもらう仕組みを企画しています。
*こういったイベントを企画することでTwitterを通して自社を知ったファンに対しても店舗まで足を運ぶきっかけを作れます。*また、勝敗とは別に「敢闘精神あふれる力士」をファンに投票してもらうなど、相互に交流し合える仕組みを作っているのが相撲協会のポイントでしょう。

一方的な情報発信だけでなく、ユーザーとも気軽に交流できるのはTwitterの強みでもあります。ハッシュタグや投票機能を利用して、ユーザーからもコミュニケーションを引き出すようなキャンペーンを行ってみるのもいいでしょう。

参考:
[平成29年七月場所ご来場お楽しみ企画 |日本相撲協会公式サイト] (http://www.sumo.or.jp/Kansen/campaign/)
[敢闘精神あふれる力士 |日本相撲協会公式サイト] (http://www.sumo.or.jp/ResultData/kanto_seishin)
[遠藤のお姫様だっこに一般女性うれし涙 | nikkansports.com] (https://www.nikkansports.com/sports/sumo/news/f-sp-tp3-20140104-1239647.html)