誰でもスマートフォンを通じてインターネットに接続できる時代になり、「AI(人工知能)」「IoT」、「VR」などのテクノロジーが消費者にとって身近なものになりました。

ネットショッピングをすれば趣味嗜好に合わせたオススメ商品を提案され、タクシーに乗りたければスマートフォンアプリをタップするだけです。このように、何気なく過ごしている日常の中にテクノロジーが活用されています。

しかし、実際に体験したことはあっても、「AI(人工知能)」とはなにか?「IoT」の発達は生活をどう変えるのか?など、テクノロジーが急速に発達したあまり、基本的な仕組みを理解しきれていないという方もいるでしょう。

今回は、テック業界のトレンドワードである「AI(人工知能)」「IoT」「Fintech」「VR」「シェアリングエコノミー」の基本が体系的に学べる書籍を6冊ご紹介します。

テック業界のトレンドの基礎知識が身につく書籍6選

1.〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』は、『WIRED』の創刊編集長であるケヴィン・ケリーが手がけた本です。現在注目されている「人工知能」「仮想現実(VR)」「拡張現実(AR)」「ロボット」「ブロックチェーン」「IoT」など、テクノロジーの今後30年の動向を分析しています。

各章の項目は「COGNIFYING」「SHARING」「FILTERING」などと動詞で表現されているのが特徴です。「COGNIFYING」は著者の造語ですが、この章ではAI(人工知能)に関しての分析がされています。「FILTERING」はコンテンツが膨大に増える中、GoogleやAmazonなどがユーザーの嗜好に合わせてフィルタリング(選別)していることを価値として挙げています。

このように行為を元にテクノロジーを分析し、今後どのようにテクノロジーを駆使したビジネスが登場するのかを示唆しています。

2.AI(人工知能)まるわかり

AI(人工知能)まるわかり

AI(人工知能)まるわかり

AI(人工知能)の活用が進むことによって生活やビジネスにどのような変化が起こるのかを体系的にまとめられている本が『AI(人工知能)まるわかり』です。専門知識の無い方でも読みやすい表現が心がけられており、平易な言い回しで解説されています。

この本では、囲碁プログラムのAIの成功事例や、iPhoneの音声アシスタント「Siri」の解説、金融や人事、教育などビジネスでの事例など様々な領域での活用例が紹介されています。概念だけでなく具体事例が豊富なので、「いま、AIができること」をイメージしやすいのが特徴です。

また、AIのディープラーニングによって画像認識の精度を高めることで、自動車の自動運転に活用が可能になるなど、今後AIの発達するにあたり対応できることについても言及されています。「AI×自動車」「AI×ロボット」「AI×小売業」「AI×医療」など領域ごとに「できること」「これからできること」についての解説があるため、読者自身の領域と照らし合わせながら読み進められるでしょう。

3.2時間でわかる 図解「IoT」ビジネス入門

2時間でわかる 図解「IoT」ビジネス入門

2時間でわかる 図解「IoT」ビジネス入門

『2時間でわかる 図解「IoT」ビジネス入門』は、書名のとおり「IoT」について図解で学べる本です。IT企業やテック業界でない方でもわかりやすいような構成になっており、IoTを「知る」だけでなく「活用する」方法を学べます。IoTについて初めて学ぶという方にオススメの本です。

この本は、第1部・第2部と大きく2つの項目に分けてIoTについて解説されています。第1部はIoTが生み出した生活の変化です。この項目では、生活に寄せた「スマートロック」や「IoT家電」といった機器のIoT化から、医療分野でのIoT活用の事例が紹介されています。

第2部では、IoT化することによって起こる産業の変化についての変化を解説しています。たとえばIoTはクラウドを経由することで機器の内部をアップデートすることができます。すると、いままで「買い替え」が頻繁に発送していた機器でも、機器によっては継続的に利用できるような変化が起こるのです。このように、物としての変化、産業としての変化を1冊でコンパクトに学べるのが特徴でしょう。

4.FinTech入門

FinTech(フィンテック)入門

FinTech入門

「Fintech入門」は、国内のFintech企業である株式会社マネーフォワードCEOの辻庸介氏と同社取締役Fintech研究所長の瀧俊雄氏が手がけた本です。Fintechが注目されている理由やどういった技術が使われているのかといった基本を体系的に学ぶことができます。

この本では、技術コストとスマートフォンによる普及コストの低下によってFintechが近年注目されるようになったこと、Fintechを取り巻く変化、Fintechの発達によって生まれた新しいサービスから今後期待される技術などが紹介されているのが特徴です。

このように、「Fintech」という技術が普及した背景から認知されるにあたって時系列で追っていく構成になっているため、Fintechについて初めて触れる方でも読みやすいでしょう。

5.VRビジネスの衝撃 「仮想世界」が巨大マネーを生む

VRビジネスの衝撃 「仮想世界」が巨大マネーを生む

VRビジネスの衝撃 「仮想世界」が巨大マネーを生む

『VRビジネスの衝撃 「仮想世界」が巨大マネーを生む』は、VRが今後どのようなビジネスを生むのかを解説した本です。「VR元年」と呼ばれ、多くの人に受け入れられた理由やVR技術が今後どのようなビジネスを生み出すのかといった視点で書かれているため、知識が無くとも読めるでしょう。

また、GoogleやFacebook、サムスンなどの大手IT企業がVR市場に参入していること、映画産業から注目を集めていることなど、現在のVR市場の活性化を紹介しています。具体的な事例が豊富で、VRはコンテンツ視聴やゲームだけでなく、幅広いビジネス領域での活用例を知ることができます。

6.シェアリング・エコノミー ―Uber、Airbnbが変えた世界

シェアリング・エコノミー ―Uber、Airbnbが変えた世界

シェアリング・エコノミー ―Uber、Airbnbが変えた世界

シェアリング・エコノミー ―Uber、Airbnbが変えた世界』は、現在注目されている「Uber」や「Airbnb」といったサービスから「シェアリング・エコノミー」の仕組みや注目を集める背景などが学べる本です。

シェアリング・エコノミーとはそもそもどういった概念なのかという解説から始まり、シェアリング・エコノミーがもたらす利点や課題など、社会にもたらす影響へと考察が及びます。

また、「Airbnb」を始め、シェアリング・エコノミーを活用した様々な業界の事例を解説しているのが特徴です。「ライドシェアサービス」「オンデマンド型サービス」というように分類して解説しているため、「シェアリング・エコノミー」という概念が幅広く理解しにくいという方でも理解しやすいでしょう。

まとめ

今回ご紹介したテクノロジーは、現在でも新たな研究が行われている専門性の高い分野です。それぞれの成り立ちや仕組みなど基礎を学んでおくことで、新たなサービスが登場したときも理解しやすいでしょう。

今やテクノロジーは専門家のものではなく、消費者にとって非常に身近な存在になっています。そのため、Web担当者であれば新たな施策やサービスを実施する際に活用できることもあるでしょう。ぜひ、今回ご紹介した書籍を参考に学んでみてはいかがでしょうか。