Google動的検索広告(DSA)とは、Googleが提供する検索連動型広告機能のことです。

Webサイトランディングページを登録しておくことで、Googleクローラー(ロボット)が機械学習によって最適な広告を自動生成してくれるので、従来の検索広告では拾いきれなかったキーワードにも対応でき、新規顧客獲得を効率的に進められます。

この記事では、Google動的検索広告(DSA)の仕組みやメリット、注意点、成功事例などを紹介します。

目次

  1. Google動的検索広告(DSA)とは
  2. Google動的検索広告(DSA)の仕組み
  3. Google動的検索広告(DSA)のメリット
  4. Google動的検索広告(DSA)が向いていないケース
  5. Google動的検索広告(DSA)を活用した企業事例
  6. Google動的検索広告(DSA)の強みを理解し、効果的に活用しよう

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Google動的検索広告(DSA)とは

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出典:Google広告ヘルプ 動的検索広告を作成する

Google動的検索広告(DSA)とは、Googleクローラー(ロボット)がWebサイトを巡回し、サイト内に掲載されている情報から検索広告を自動生成する仕組みのことです。

従来型の検索広告の場合、一件の出稿ごとに毎回キーワードを選定し、広告文(コピー)や誘導先URLを設定する必要がありますが、Google動的検索広告(DSA)ならこういった手作業を省ける点がメリットです。

そのうえ、クローラーが機械学習によってユーザーの反応が良いキーワードや広告文を自動生成してくれるので、より効率的な新規顧客獲得が期待できます。

DSAのTD例.png

出典:Think with Google 機械学習を活用して会員獲得数を拡大したU-NEXT

上図は、Google動的検索広告(DSA)によって作成された広告の例です。ユーザーが一見しただけでは、従来型の検索広告とほとんど変わりがありません。

Google動的検索広告(DSA)の仕組み

ここからは、Google動的検索広告(DSA)の仕組みについて詳しく解説します。

表示の仕組み

Google動的検索広告(DSA)は、広告主のWebサイトに関連性の高いキーワードで検索が行われた際に表示されます。

表示例

  1. 広告主は国際的なホテルチェーンを運営している
  2. ユーザーがGoogleで「高級ホテル 東京」と検索
  3. 「高級ホテル - 東京」という見出しの広告が自動生成される

Google動的検索広告(DSA)の仕組み.png

新規ユーザーにリーチできそうなキーワードをあれこれと考えて一件一件手動で設定しなくても、見込み顧客になってくれそうなユーザーを効率よく誘導可能です。

ターゲティングの仕組み

Webサイト内の特定ページ」「特定のカテゴリ」「Webサイトページ」でターゲットを設定できます。

また、除外設定で一部のページをブロックしたり、除外キーワードを追加して特定の検索ワードで広告が表示されないよう制御することも可能です。

例えば「売り切れ」「在庫切れ」など、販売できない商品を掲載しているページには誘導できないように設定できます。

広告見出しの仕組み

広告主は、WebページドメインWebサイト、商品フィード(EC事業者の場合)などを登録します。すると、Googleクローラーが、広告見出しに使用できるテキストを自動で検出して生成します。

クローラーは、直近でよく使われている検索ワードなど、ユーザーニーズを自動で捉えて機械学習を行っているため、手動でキーワード設定する場合に拾いきれない、つまり、企業側があらかじめ想定していないような検索ワードも捉えることができる点が強みです。

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Google動的検索広告(DSA)のメリット

Google動的検索広告(DSA)のメリットとして、大きく以下の4点が挙げられます。

1. 時間を節約できる

従来の検索広告の場合、自社のWebサイトに掲載している商品・サービスごとに別々のキーワード設定し、広告文の作成やURL登録、入札、といった手間が一件一件の出稿に対して発生します。

一方、Google動的検索広告(DSA)ではWebサイト自体を広告出稿画面から登録すれば、あとはクローラーが自動的に広告を生成してくれるので、広告設定の手間を大幅に省くことができます。

2. 関連度の高い広告見出しが動的に生成される

Googleクローラーの機械学習により、ユーザーにとって明快で分かりやすい広告見出しが自動生成されるので、ユーザーが今必要としている情報を手間なく魅力的に届けることが可能です。

3. 掲載する広告を細かく管理できる

Google動的検索広告(DSA)では、以下のようなコントロールが可能なので、商品・サービスごとに広告出稿を制御できます。

  • Webサイト全体を出稿対象とする
  • Webサイトのうち、特定カテゴリや特定ページだけを出稿対象とする
  • 「在庫切れ」「販売終了」のページは出稿対象から除外

4. トラフィックの増加

Googleクローラーが機械学習に基づき、ユーザーニーズの高いキーワードをスピーディーに検出して広告を生成してくれるので、手動でキーワード設定を行う中ではリーチできなかった新たなユーザー層の流入や、コンバージョン獲得が期待できます。

Google動的検索広告(DSA)が向いていないケース

Google動的検索広告(DSA)は数多くのメリットがある一方で、向いていないケースも存在します。

例えば、クローラーWebサイトや特定のページに訪問した際、「このページのキーワードは『海外旅行 ハワイ』」などとキーワードを明確に拾えないと、十分な効果を発揮できません。具体的には、以下2つのケースが挙げられます。

Webサイトの変更頻度が高すぎる場合

  • 日替わりセールやタイムセールを実施している

クローラーがキーワードを検出できない場合

  • SEO対策が不十分なサイト
  • 画像・動画がメインのサイト
  • ログインしなければコンテンツの大部分にアクセスできないサイト

Google動的検索広告(DSA)を活用した成功事例

ここでは、Google動的検索広告(DSA)を活用した成功事例を紹介します。

動画配信サービスの会員獲得で手応えあり:U-NEXT

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出典:Think with Google 機械学習を活用して会員獲得数を拡大したU-NEXT

動画配信サービス「U-NEXT」を運営する株式会社 U-NEXTは、新規会員獲得の目的でGoogle動的検索広告(DSA)を活用し、成果に結びつけることができました。

課題

ユーザーが興味のあるコンテンツをフックに、新規顧客獲得を強化したい。

施策

個別のキーワードでリーチできなかった見込み顧客にも関連性の高い広告を表示するために、Google動的検索広告(DSA)を活用。

結果

ユーザーニーズを的確に捉えた新たな検索ワードに対応できるようになり、会員獲得数が増加。

「指名検索」をしないユーザーにもリーチ:H.I.S.

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出典:Think with Google 生活者を惹きつける 4 つのポイント: アジア太平洋地域の事例から

大手旅行代理店「H.I.S.」はGoogle動的検索広告(DSA)を活用することで、旅行の計画を立てはじめた段階のユーザーへのアプローチを強化できました。

課題

新規顧客獲得を強化したい。「ハワイ バケーション」など、旅行に関する一般的な語句で検索するような、旅行の計画を立てはじめた段階のユーザーを捉えたい。

施策

Google動的検索広告(DSA)を活用。

結果

検索広告のクリック率が大幅に向上。

Google動的検索広告(DSA)の強みを理解し、効果的に活用しよう

ユーザーは、企業側が想定していないようなキーワードで検索を行うことが多々あり、例えばコロナ禍の「自粛期間」から「再開ムード」へといった具合に世の中の空気が変化すると、Google検索キーワードのトレンドも大きく変動することが分かっています。

そういった検索キーワードの多様化や、急なトレンドの変化にも対応できる手法が、Google動的検索広告(DSA)です。まずはGoogle動的検索広告(DSA)の基本を理解し、効果的に他の広告メニューとの使い分けをしていくことをおすすめします。

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