※本記事は、2017年9月4日に公開された記事をマケスト提供により一部再編集を行っております。

現在会社に勤務しているビジネスパーソンの中には、将来的に独立を検討している方もいるのではないでしょうか。独立といってもビジネスの方法は様々あります。法人化を目指した会社設立や、飲食店などのフランチャイズ経営、インターネット系のビジネスなどが一般的です。

また、ビジネスを始めるにあたって開業資金が必要です。中でも低予算で開業でき、すぐに運用できるのがネットショップです。実店舗を持たず、必要最小の在庫に抑えることで個人でも気軽に開業できます。

今回は、ネットショップの開業に必要な資金の目安と、カートシステムや撮影機材など準備しておくポイントを解説します。

ネットショップの開業費用は目的に応じて異なる

ネットショップの開業費用は、利用するシステムにより大幅に変動します。たとえば、1から独自のネットショップを構築するのであれば、外注した場合制作費だけで50万円前後かかることがあります。一方で、レンタルカートシステムを利用することで、ネットショップ自体は無料で立ち上げることも可能です。

それに加え、インターネット回線費、サーバー代、初回の仕入れ在庫、各種システム費用なども別途発生します。在庫の量にもよりますが、概ね10万円〜20万円は最低でも用意しておくべきでしょう。とはいえ、実店舗と比べて圧倒的に低コストで開業できるのがネットショップの特徴です。

ネットショップ開業にあたり準備するものとその費用感

次に、ネットショップ開業にあたり準備しておくべき端末やシステムの費用感についてご紹介します。

1.PCとプリンター

ネットショップに運営の要になるのが、PCとプリンターです。PCはネットショップの管理や更新、受注処理、サポート対応、画像編集などあらゆる業務で利用します。ネットショップの管理システムや画像編集ソフトを導入することを考慮して、スペックに余裕のあるPCを導入しましょう。

費用は、PCメーカーやスペックにより異なりますが、概ね20万円前後の商品が中心です。

また、ネットショップは納品書や送り状など書類を印刷する機会が非常に多いです。また、在庫の仕入れにFAXを用いることもあるため、FAX機能付きかつ様々な紙サイズに対応したプリンターを準備しましょう。プリンターもメーカーによりますが、3~5万円程度で多機能な商品を購入できます。

2.商品写真に必要なカメラや撮影機材

商品写真の「質」は、ネットショップの売上を左右する重要な要素です。スマートフォンで撮影した写真でも開業できますが、低品質な写真は「写真と実物のギャップ」を生みクレームにつながるため、できるかぎり高画質な写真を撮れる環境を整えることをオススメします。

まず第一にカメラです。近年、コンパクトデジタルカメラの中にも高画質な商品がありますが、レンズの拡張性や照明器具など拡張性を鑑みてデジタル一眼レフを準備しましょう。カメラは良いものを求めるほど高額になる商品なので、開業当初は最低限の質を確保できる10万円以内で購入できる入門機がオススメです。

また、写真の色味や明るさを安定させるために照明器具や撮影ボックスも併せて導入してみましょう。近年ではネットショップ運営者向けに1万円前後で手に入る照明付き撮影ボックスが販売されているので、導入するか検討してみましょう。

参考:
ネットショップの商品撮影に必要なカメラと基礎的な使い方|ferret [フェレット]

3.カートシステムやレンタルサーバー、ドメイン

「ネットショップ」を運営するには、土台となるカートシステムやレンタルサーバーが必要です。カートシステムは、BASEなど簡単に開設できるレンタルサービスから、Web制作が必要なEC-CUBEのようなCMSまで幅広く存在します。

無料で利用できるものから月額1万円前後のサービスまであるため、予算にあわせて検討しましょう。

また、ネットショップをインターネット上に公開するためには、レンタルサーバーと独自ドメインを取得する必要があります。
レンタルカートシステムを利用する場合、独自サーバーが不要な場合もありますが、ショップ名のドメインやメールアドレスを取得するために用意します。レンタルサーバーは月額費用が発生します。サーバー容量によって差はありますが、概ね月額1,000〜3,000円程度を目安にしましょう。

参考:
ネットショップモール出店金額とカート料金まとめ|ferret [フェレット]
レンタルサーバー?クラウドサーバー?あなたに最適なサーバーの形態を見極めるポイントを徹底解説|ferret [フェレット]

4.デザイン・画像編集など各種編集ソフト

ネットショップのデザインや、商品写真の質を向上させるために、デザインや画像編集ソフトを用意しましょう。「GIMP」などのフリーソフトや、Adobe Creative Cloudの「Photoshop」「Illustrator」などプロ向けの編集ソフトまで存在します。必ずしも準備しなければならないものではありませんが、自身でデザインや写真の編集にこだわりたいと考えているのであれば導入を検討してみましょう。

Adobe Creative Cloudは、各種編集ソフト単体では月額2,180円、全てのソフトが利用できるプランで、月額4,980円から利用できます。

参考:
Photoshop初心者必見!Photoshopを使いこなすために知っておくべき情報まとめ|ferret [フェレット]
Illustratorを使う前の環境設定を整えよう|ferret [フェレット]

5.在庫や受注システム

在庫や受注管理は、人力で行う作業が多いため、ネットショップの規模が大きくなるほど作業負担が大きくなります。これらの業務を効率的に行うためには、在庫管理システムや受注管理システムを導入しましょう。注文から配送までの手続きを自動で処理してくれるため、個人で始める際に役に立ちます。

在庫数や受注数によって料金体系が異なるサービスが主流なので、必要な在庫数と照らし合わせてシステムの導入を検討してみましょう。
個人の小規模運営であれば月額1万円程度で利用することができます。

参考:
ネットショップ業務を効率化!受注・在庫一元管理サービス10選|ferret [フェレット]

6.梱包資材

上記で紹介した在庫管理システムの中には、在庫保管用の倉庫と物流代行を提供しているサービスもあります。それらを利用する場合は、梱包をサービスに任せることもできますが、運営者自身が配送業務を行う場合、梱包資材は必須です。

ダンボールや緩衝材、ラッピング用のビニールやテープなどを用意しましょう。それぞれ文房具店などで購入でき、1つあたり数円程度で購入できます。梱包ミスや返品対応を考慮して在庫数より少し多めに見積もって用意しましょう。

ネットショップ開業費用を最小限にするには?

ネットショップの開業には上記のような費用が発生します。ネットショップの開業費用を最小限にするためには、無料のレンタルカートシステムを利用するのが最もコスト削減に繋がるでしょう。PCや撮影機材などのコスト削減は難しいため、初期投資として割り切る必要があります。

レンタルカートシステムであれば、ネットショップの規模に応じて様々な料金体系があります。将来的に独自ネットショップを構築するとしても、開業当初の段階であれば無料のシステムを利用するのも手段と言えるでしょう。

最小限の費用で始めるメリットとデメリット

無料レンタルカートシステムを利用するなど、開業費用を最小限に抑えた場合どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

メリット

メリットは先述の通り、開業費用と運営初期のコストを大幅に削減できる点です。これは、実店舗や会社設立よりも低コストで開業できるネットショップの最大の強みと言えるでしょう。低価格帯のPCやカメラ、無料のレンタルカートシステムを導入することで、資金が潤沢でなくとも開業できます。

デメリット

安価な機材や無料システムなど費用を抑えたことで発生するデメリットとして考えられるのが、PCやカメラなどの機材やシステム上で起こりうるトラブルです。もちろん、商品やサービスとして提供されているものなので、必ずしもトラブルが起きるわけではありませんが、プロ向け機材や有料サービスと比べて、サポートが少ないのも事実です。

まとめ

レンタルカートシステムや物流代行サービスの普及に伴い、個人でもストレス無くネットショップを開設できます。
BASEのように無料でネットショップの制作から運営までをサポートするサービスもあるため、PCやプリンターなど必要最低限の準備で立ち上げられるでしょう。

一方で、長期的な運営や法人化を目指すのであれば、大規模運営に対応した有料カートシステムや受注管理システムを導入する必要があります。
また、在庫の量も多くなるため在庫を管理する倉庫を借りなければいけません。

ネットショップを開業するにあたり、どれくらいの規模のショップを目指すかに合わせて予算を検討してみてはいかがでしょうか。

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