Twitterは世界的にみても、特に日本のユーザーが多いことが注目されるSNSのひとつです。日本国内のユーザー数が初めて公開された2016年2月には、2015年12月時点で日本人の4人に1人がTwitterユーザーとなる数値が発表されています。

参照:Twitterが国内ユーザー数を初公表 「増加率は世界一」|HuffPost Japan

もちろん企業の公式Twitterアカウントも多数開設されています。誰でも簡単にアカウントを開設でき、手軽に情報を発信して企業のファンとコミュニケーションを持つために適したツールのひとつだから、というのが大きな理由として考えられます。

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企業のTwitterアカウントは、担当者1人が運用しているとは限りません。複数人のチームで管理していることの方が多いのではないでしょうか。

今回は、2017年9月8日に発表された新機能「チーム機能」の概要と使用方法についてご紹介します。追加されたばかりの新機能ですが、特に企業のTwitterアカウントを複数人で運用している場合は必見の機能ですので、本記事を参考に、早めに確認・設定を行っておくことをオススメします。

参照:TweetDeckのチーム機能の使用 | Twitterヘルプセンター

TweetDeckとは

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TweetDeck
TweetDeckとは、Twitterが公式で提供しているTwitter用のツールです。
リストとタイムラインを同時に閲覧したり、特定のキーワードの検索結果を常に表示したりと、特に企業のTwitterアカウントを運用している方には非常に便利で馴染み深いツールなのでは。
スマートフォンで使用できるアプリは提供されていませんが、Windowsをご使用の方はブラウザで、Macをご使用の方はブラウザまたはデスクトップアプリで使用することができます。

TweetDeckの基本的な使用方法に関しては、ferret内の以下のページにてご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

参照:Twitter運用担当者必見!複数のリストを一度に閲覧できる「TweetDeck」の使い方を解説|ferret

新機能「チーム機能」

今回本記事でご紹介する、2017年9月8日(現地時間)に発表された新機能は「チーム機能」という機能です。
この機能を利用すると、企業のTwitterアカウントを複数人のチームで運用している場合、チーム内の管理者(アカウント所有者)はチームメンバーにアカウントのパスワードを共有しなくとも、メンバーのアカウント使用を許可することが可能です。
パスワードを把握しているのは管理者のみとなるため、パスワードが漏れてアカウントが乗っ取られるなどのリスクをこれまで以上に軽減することができます。

3つの権限

「チーム機能」には、3つの権限が存在します。
アカウントの管理者は、メンバーのTwitter運用における役割からどのメンバーにどの権限を付与するのか、あらかじめ決定しておくことをオススメします。

・Owner
アカウントの所有者(オーナー)を指します。
基本的にこの権限を持つことができるのは、1名のみです。

所有者は、パスワードや電話番号、ログイン認証設定などを管理できるほか、チームメンバーなどアカウントの他の運用者を招待することが可能です。
もちろん、アカウントでのツイートやリツイート、ダイレクトメッセージの送信、予約投稿など、TweetDeckのすべての機能を使用することができます。

以下でご紹介している「Admin」「Contributor」の権限を持つアカウント運用メンバーが投稿した内容については、所有者が責任を負うこととなります。
メンバーに任せきりにせずに、どのような投稿がされているのか、コンプライアンスに反した投稿などがないかなど、定期的にチェックするよう心がけてください。

・Admin
アカウントの管理者(アドミン)を指します。
管理者には、所有者の次に多くの権限が付与されますので、Owner(所有者)と兼任しても構いません。

管理者は、チームメンバーなどアカウントの他の運用者を招待することができるほか、アカウントでのツイートやリツイート、ダイレクトメッセージの送信、予約投稿なども可能です。

・Contributor
アカウントの運用者(コントリビューター)を指します。
この権限が付与されているメンバーは、アカウントでのツイートやリツイート、ダイレクトメッセージの送信、予約投稿など、実際のアカウント運用時に必要な操作を行うことができます。
基本的にはアカウント運用メンバーは、この権限が付与されていれば運用に問題が生じることはありません。