メモ・ノート機能で特に有名なツールにEvernoteなどがありますが、上級者向けの機能も多く、シンプルに文章のみのメモを作成したい場合は戸惑うことがあるかもしれません。

wri.peは、文章に特化したメモを無料で簡単に作成できます。Evernoteが対応していないMarkdown記法対応で、構造化したメモを作成できるのも特徴です。

目次

  1. wri.peとは
  2. wri.peの特徴
  3. 登録方法
  4. wri.peの使い方
    1. メモの作成
    2. メモの編集
    3. カレンダー
    4. 外部連携
  5. まとめ

wri.peとは

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https://wri.pe/

wri.peは、プログラマーの増井 雄一郎氏が作成した、シンプルなUIと軽快な操作性が特徴のメモツールです。シンプルでありながらも、Markdown記法への対応や、DropboxやEvernoteとの外部連携でのバックアップなど、厳選された機能があります。さらに、全ての操作をキーボードショートカットで行えるなど、効率性が徹底されています。

wri.peの特徴

● ノート作成・編集に特化したシンプルなUIと軽快な操作性
● Markdown記法で記述可能
● ノートに書かれた日付を解析し、カレンダーで表示
● 豊富なショートカットで、全ての機能をキーボードだけで操作可能
● PCブラウザ・iPhone・iPad・Androidに対応
● DropboxやEvernoteに外部連携することで、日次バックアップ可能

登録方法

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登録にはFacebookかGithubのアカウントを活用します。今回はFacebookで登録するため、「Sign in with Facebook」ボタンをクリックします。

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Facebookの登録メールアドレスとパスワードを入力し、「ログイン」ボタンを押して、Facebookにログインします。

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「(名前)としてログイン」をクリックします。

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ログインが完了します。

wri.peの使い方

1. メモの作成

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新規メモを作成するには、左サイドバーの「New」をクリックします。

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中央のテキストエリアにメモ本文を入力し「Save」ボタンで保存します。

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保存したメモは、左サイドバーの「Notes」をクリックすると確認できます。

2. メモの編集

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wri.peの大きな特徴のひとつが、Markdown記法で記述可能な点です。Markdown記法とは、軽量マークアップ言語です。プレーンテキストよりも文章が読みやすくなり、HTMLよりも記述がシンプルというメリットがあります。

Markdown記法でテキストエリアに記入すると、すぐに右側にプレビューが表示されます。

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テキストエリア下のボタンから書式を設定することもできます。基本的なMarkdown記法は、右側の「Help」タブからも確認できます。詳細は以下のページも参考にしてください。

参考:
Daring Fireball: Markdown Syntax Documentation(Markdownの原文、英語)
http://daringfireball.net/projects/markdown/syntax

Qiita: Markdown記法 チートシート
http://qiita.com/Qiita/items/c686397e4a0f4f11683d

3. カレンダー

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左サイドバーの「カレンダー」をクリックします。

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タイトルかメモ本文にyyyy/mm/dd形式の日付が入っているメモは、カレンダーの該当する日付にタイトルが表示されます。

4. 外部連携

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DropboxやEvernoteと外部連携すると、日次バックアップが作成されます。Dropboxと連携するため、右列の「Back up to Dropbox」をクリックします。ボタンが表示されていなければ、右列一番下の「Show all helps」リンクをクリックします。

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「Use dropbox」リンクをクリックします。

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別タブが開いたら、Dropboxのメールアドレスとパスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックします。

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APIリクエストのページでは「許可」ボタンをクリックします。

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wri.peに戻り、「Current status: On」になっていたら連携完了です。連携解除するには、そのすぐ下の「Turn off automatic backup」リンクをクリックします。

まとめ

wri.peは、シンプルなUIと軽快な操作性、PC・スマートフォン・タブレットなど複数デバイスに対応している点が特徴で、文章を書くことに特化した用途にはおすすめです。

なお、制作者の増井氏は、wri.peの開発経緯や使用技術を細かく公開しています。主にWebサービス提供者向けの内容ですが、ツールへの理解が深まりますので、エンジニアやクリエイターはもちろん、興味があればぜひ参考にしてください。

参考:
いまさらですが、増井雄一郎さんのメモ帳サービス「wri.pe」がすごい件
http://codeiq.hatenablog.com/entry/2013/07/23/104943

Schoo: エンジニアが1人でWebサービスを自作する方法
https://schoo.jp/teacher/424