
Googleアナリティクスの機能「コホート分析」とは?
- 2015年3月9日
- ニュース
2015年2月より、
Googleアナリティクス
に「コホート分析」という機能が追加されました。
皆様がお使いの
Googleアナリティクス
アカウント
の管理画面にも、下記のような項目が追加されているのではないでしょうか。
「
ユーザー
」項目の中に表示されます。
コホート分析を駆使すると、自社ホームページに訪れた ユーザー の定着率を計測することができるため、 リピーター 獲得施策を考えるうえで非常に有用です。
今回は、コホート分析について理解が深まる記事を厳選してご紹介します。
1.一般的なコホート分析の定義
まず、「コホート分析」は
Googleアナリティクス
独自のものではなく、古くから使われている分析手法です。
「コホート」とは「同じ性質を持つ集団」を意味し、「コホート分析」は年齢・時代・世代の3つの要素で分けられた集団の行動の変化を分析します。
例えば団塊世代のコホート分析をすることで、団塊世代の変化の経緯を読み取り、将来の行動予測を立てて彼らの ニーズ に沿った商品・サービスの開発することができます。
2. Googleアナリティクス におけるコホート分析とは?
Googleアナリティクス
の場合、
ユーザー
を日別(日・週・月単位でセグメント可能)に分けてそれらのユーザーの行動を分析することができます。
例えば、ある一週間のなかでホームページに訪れた
ユーザー
が、どのくらいの頻度で訪問するようになっているか(定着率)を知る事ができます。
3. キャンペーン 実施時の効果測定に有用
期間限定
キャンペーン
を実施すると、通常時よりもアクセスは増える傾向にあります。
一時的な集客になってしまう場合も多く、
キャンペーン
経由で来た
ユーザー
がどれだけの確率で
リピーター
になるのかが計測しずらく、曖昧にしているWeb担当者様も多かったのではないでしょうか。
しかし、コホート分析を駆使すれば、一定期間で実施した
キャンペーン
経由できた
ユーザー
の行動を追えるため、
キャンペーン
の本当の効果を見極めることができます。
Ferretの
Googleアナリティクス
でコホート分析を見てみましょう。
以下は、日別で区切りました。
縦軸が訪問
ユーザー
数を表し、横軸が訪問した
ユーザー
の再訪率を表しています。
この図で見ると、2月26日に訪問した
ユーザー
のうち、3,2%が翌日も再訪し、0.9%が翌々日にも訪問しています。
セグメントを変更すれば、同じ要領で週別、月別も確認することができます。
このように、ホームページに訪問した ユーザー がどれだけ定着しているかを可視化できるのがコホート分析です。
まとめ
Googleアナリティクス
の設定を手動で変更することで、コホート分析を行い簡単に定着率を測定することができるようになりました。
キャンペーン
実施時は瞬間風速的にアクセスがや
CV
が増えるため、それで成功と捉えがちになります。しかし本来、
キャンペーン
はユーザーと出会う機会を作り出すもので、そこから継続利用していただける顧客リーチしなければいけません。
コホート分析を利用することで、継続利用する
ユーザー
にリーチできた施策とそうでないものをはっきり認識できるようになるため、今後は
キャンペーン
の効果測定をよりシビアに行い、予算の使い方を最適化させましょう。