コンテンツマーケティングが広がり、コンテンツの充実を目指す企業が増えてきました。自社で蓄積したノウハウを自社内で記事化するのが理想ですが、中には業務の効率化とコスト削減のため、制作をクラウドソーシングサービスで発注している方も多いのではないでしょうか。

クラウドソーシングに発注する際、懸念点としてあげられるのが記事のコピペ(無断転載)です。もしかしたら、あなたが発注して納品された記事も、どこかから無断転載されているかもしれません。そんなとき、納品された記事がコピペされていないかをチェックするツールが、「コピペチェックツール」です。

今回は、コピペがなぜいけないのか解説した上で、調査に有効なコピペチェックツールをご紹介します。

コピペしてはいけない理由

コピペとは、「コピー(複写)&ペースト(貼り付け)」の略語です。文章や画像をコピーし、別の場所にペーストすることを指します。

誰かが作った作品を自分のもののように扱うことがモラルに反することは分かりますが、実際にはどのような問題が起こるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

著作権侵害

誰かが独自に気持ちやアイディアを作品として表現したものを「著作物」といい、著作物には「著作権」という権利が生まれます。

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引用:
著作物にはどんな種類がある?|公益社団法人著作権情報センター

他人の作品を許可なくコピー&ペーストして自分の作品のように公開するのは、著作権侵害にあたります。近年はインターネットが普及したことで、情報のコピーが簡単にできるようになりました。そのため、インターネットメディアやホームページでの著作権侵害が増えています。

著作権侵害は犯罪ですので、発覚した場合は懲役や罰金が課されます。著作権侵害になることを知らずに流用してしまったとしても、有罪になる場合もあるので気をつけましょう。著作物を利用する際には、その権利関係を調べる義務があるという判例も出ています。

参考:
有料写真の無断使用、「ほかのサイトから入手したので知らなかった」は通用せず──判決が確定|ITmedia

著作権に関して詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

参考:
こんなに細かい!著作権の種類を徹底解説【著作者人格権・著作財産権・著作隣接権】|Ferret[フェレット]

Googleペナルティ

Googleはホームページを評価するとき、コンテンツの質も重要視しています。内容が乏しかったり、無断転載をしていたりするコンテンツがあると、Googleペナルティを受けてしまう可能性があります。

一度ペナルティを受けて表示順位が下がったり検索結果に表示されにくくなったりすると、元の状態に戻すには時間がかかります。クラウドソーシングサービスで発注し、自社ホームページに掲載している記事が無断転載であることに気付かないでいると、突然ペナルティを受けてしまうことも考えられます。

コピペチェックツールまとめ

納品された記事が無断転載であるかどうか調べるために、一文ずつ検索して調べるのは効率的ではありません。記事の文をまとめて入力するだけでコピペチェックができるツールがあります。

今回は、コピペチェックツールを有料のものと無料のものに分けてご紹介します。初回が無料でも、有料に切り替える必要があるツールは有料のものとして扱っています。

コピペチェックツール(有料)

影武者(お試し・有料)

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影武者

影武者は、ライティングに特化したクラウドソーシングサイト「Shinobiライティング」のコピペチェックシステムで作られています。月間291万記事以上を納品している、記事発注シェアNo.1のサイトのシステムとして、信頼性も高いでしょう。

COPIPERIN(コピペリン) VER.2(有料)

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COPIPERIN

「アフィリエイト秘書.com」という記事作成代行サービス事業を行っている会社のシステムです。同一テーマで大量の記事を発注した場合など、納品された記事同士でのコピペもチェックできます。

コピペルナー(有料)

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コピペルナー

主に学生のレポートや論文をチェックするためのシステムです。一般企業でも、社内論文や出版社での原稿チェックに利用できます。600校の学校、260の企業や団体に導入されています。

無料

CopyDetect(無料・有料)

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CopyDetect

登録不要で、1日1回まで調べられます。コピー重複率と箇所を全てのインターネット上の文章と照らし合わせます。結果が一覧でひと目で分かるため、使いやすいシステムです。有料版に契約すると、回数制限を増やせます。

CopyContentDetector(無料)

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CopyContentDetector

登録不要・無料・回数無制限で利用できます。結果は一致度合いによって色分けされて表示されるため、詳細な調査が可能です。ユーザー登録を行うと、結果を保存できるようになります。

こぴらん(無料)

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こぴらん

登録不要・無料・回数無制限で利用できます。結果に検索エンジンリンクも表示されるため、コピペされた可能性のあるホームページに実際に飛んで検証することができます。

剽窃チェッカー(無料)

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剽窃チェッカー

登録不要・無料・回数無制限で利用できます。日本語だけでなく、中国語やロシア語など、多言語に対応しています。チェックする記事を海外向けのサイトのコンテンツに利用する際などに便利です。

sujiko.jp※類似ページ判定ツール(URLで判定)(無料)

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sujiko.jp

sujiko.jpは、URLを比較してチェックするツールです。類似度は4段階で表示されます。利用制限は5回までですが、無料で会員登録をすると無制限で利用できます。

Lancers(ランサーズ)(無料)

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Lancers

日本で最初のクラウドソーシングサービス、Lancersのチェックツールです。Lancersで発注した記事であれば納品後すぐにチェックできるため、トラブルを未然に防ぐことができます。「今だけ無料」の表記があるため、今後有料化するかもしれません。

CrowdWorks(無料)

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【お知らせ!】 コピペ記事をしっかり判別・トラブル防止!『クラウドワークス コピペチェックツール(仮)』公開開始!|CrowdWorks(クラウドワークス)

2014年に上場を果たしたCrowdWorksのチェックツールです。会員登録をすると利用できます。部分的に内容を変えた記事でも一致率を抽出するため、細かくチェックできます。納品後、すぐに調査できるため便利です。

まとめ

有料版チェックツール機能まとめ

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無料版チェックツール機能まとめ

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今回ご紹介したコピペチェックツールは有料版・無料版それぞれに特徴があります。
自社の予算や状況に合わせて選択しましょう。

インターネットには膨大な情報が蓄積されているため、何も調べないで無断転載に気付くことは容易ではありません。しかし調査を怠ることで、誰かの大切な権利を侵害してしまったり、自社のイメージが下がってしまったりと、その弊害は計り知れません。

これまで徹底した確認ができていなかった方は、一度自社の記事をチェックしてみてはいかがでしょうか。