ネットショップ開業時に取り入れられるポイント

上記の資料を元に、ネットショップを開業する際、取り入れられるポイントをまとめました。

1.ネットショップ利用者が購入しやすい商材

ネットショップの市場規模拡大の背景には、ネットショップでの商品購入の抵抗感が無くなりつつあることが上げられます。ネットショップで購入されやすい商品として、「ここでしか買えない」ような希少性のある商品や「どこよりも安価に買える」ような価格面が優位な商品が一般的です。

ところが、近年「定期配送サービス」などの登場により、日用品や化粧品、「食品」のような、消耗品への需要が高まっています。実物を確認せず購入することに抵抗を持つ方もいますが、以前よりも気軽にネットショップが利用されていることがわかります。

参考:
「ネットショッピングに関する実態調査」を日本国内で実施 - GMOインターネット株式会社

2.O2Oを始め販路の多様性

ネットショップの販売チャネルはスマートフォンの登場により多様化しました。そこで、実店舗を既に運営している担当者であれば、オンラインからオフラインへ送客するO2Oの事例を学び、販路の多様性として活かしてみましょう。

スマートフォンアプリから実店舗向けのクーポンを配布できるO2O向けのアプリも登場しており、導入コストも低いため活用しやすいのが特徴です。

参考:
オンラインとオフラインを分けて考えるのはナンセンス!O2Oの基本を解説|ferret

3.販売する商材に合わせたカートシステムを選択

商材や販売形態に合わせてカートシステムを導入することも大切です。例えば、個人のネットショップでハンドメイド品を販売するなら「BASE」や「Wix」のような気軽に出品できるサービスと親和性が高いです。

一方で、企業のショップの場合、自社のシステムに合わせてカスタマイズできるEC-CUBEのようなサービスを利用するのが良いでしょう。

他にも、定期配送に対応したサービスや、海外の決済システムに対応した越境EC向けカートシステムもあるため、何を販売するのかを踏まえて開業前に選定してみてはいかがでしょうか。

参考:
カスタマイズ性が高い!ネットショップ構築に使えるCMS6選|ferret
「越境EC」とは? 参入する上で確認しておきたいポイント+オススメ支援モール4選|ferret

まとめ

ネットショップの市場規模は2016年の時点で15.1兆円(前年比9.9%増加)に達しており、順調に拡大を続けています。また、物販分野におけるスマートフォン経由の市場規模は2兆5559億円に達し、今後も成長が期待できるでしょう。

ネットショップで購入される商品も、食料品や化粧品など日常生活で利用する消耗品が購入されやすいというデータがあるように、ユーザーの多くは「インターネットで買い物をする」ことへのハードルが下がっていることがわかります。

販売できる商品や、チャネルの多様化を踏まえた上で、ネットショップの開業準備を行ってみてはいかがでしょうか。