【2】事前調査

インタビュイーについて知る

インタビュイーの情報はできる限り収集しましょう。
当日になって「こんなことも知らなかったのか」と思われると、インタビュイーも答える気がなくなってしまいます。また、調べれば分かることに時間を費やしてしまうと、中身のないインタビュー記事になってしまいます。

インターネットや書籍を活用し、以下のような情報は事前に調べておきましょう。

【インタビュイーの所属情報】
・企業や団体のホームページ
・企業情報(理念・事業内容・IR・代表のプロフィール)
・現在力を入れている事業・取り組み
・現状の課題
・関連する最新ニュース

【インタビュイー自身の情報】
・経歴
・現在の活動
・書籍
・過去のインタビュー記事
・SNSのアカウント

ゴールをイメージする

完成するインタビュー記事をイメージしておきましょう。今回のインタビューの目的、インタビュイーから引き出したい情報を考えれば、方向性が見えてくるはずです。

質問内容の整理

「MUST(絶対に聞きたい質問)」と「WANT(できれば聞きたい質問)」に分けて、質問項目を整理します。質問項目はできるだけ多く用意します。

入念に下調べをするほど小さな疑問はなくなっていきますが、全て項目から削除してしまわないようにします。事前知識のない読者が何に疑問を感じるかも考えながら整理しましょう。

当日のインタビュー環境

当日インタビューを行う場所の確認も必須です。アクセスはもちろん、会場の座席の位置や照明具合も把握できると、スムーズに進行します。

カメラの準備

ほとんどのインタビューでは、写真撮影を行います。カメラマンに依頼する場合と、自分自身で撮影する場合があります。カメラマンに依頼する場合は、前述した会場の状態やインタビュイーのカメラ構図などを打ち合わせしておきましょう。

【3】事前打ち合わせ

インタビュイー側との事前打ち合わせも行います。
当日、限られた時間を有効利用するためにも、確認事項などは事前に確認しておきます。口頭ではなく、メールやチャットなどで文章に残しておくと確実です。

【確認事項】
・インタビューの目的
・当日の流れ(タイムスケジュール・訪問人数なども含む)
・大まかな質問内容
・インタビュイーが話したいこと

インタビューに持っていく物

インタビューに必要な物は以下の通りです。
その他、状況に応じて不備がないか確認しておきましょう。

【準備物】
・名刺
・企画書
・媒体資料(見本誌)
・メモ帳
・筆記用具
・ボイスレコーダー(2台あると安心)
・ビデオカメラ(映像でインタビューを振り返る)
・三脚、脚立(ビデオカメラ用)

身だしなみ

インタビュー時に身だしなみを整えることは基本です。清潔感のある装いを心がけましょう。

服装は、インタビュー先の企業や団体、場所に応じて使い分けます。基本的には、シャツにジャケットなど、清潔感のある服装であれば心配はいりません。
企業であればスーツが無難です。ただ、アパレル系や、社員が私服で勤務している場所では、むしろ浮いてしまう可能性もあります。