サイトやブログ用の画像を加工するときに欠かせないのが画像編集ソフトです。ソーシャルメディアで使用する画像も他のコンテンツより目立たせるために画像の加工が求められ、簡単な手順で画像を加工できるソフトの需要が増加しています。

文字入力やサイズ変更、トリミングするだけなら「ペイント」で事足りるかもしれませんが、元々導入されているペイントソフトではフィルターやフレーム加工を施したオリジナリティのある画像に仕上げるのは難しいです。

画像加工ソフトは数多くありますが、今回紹介したいのは基本的な使用ならサイト登録とソフトDLが不要で使えるオンライン画像編集プラットフォーム「BeFunky」です。エフェクトを選ぶだけで画像を加工してくれる手軽な使用感を求めている方にオススメです。

目次

  1. BeFunkyとは
    1. 写真編集アプリ
    2. コラージュメーカー
    3. デザイナー
  2. 写真編集アプリ機能の使い方
  3. コラージュメーカー機能の使い方
  4. デザイナー機能の使い方
    1. テンプレートから画像を編集する

BeFunkyとは

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https://www.befunky.com/

BeFunkyはネット上で様々な画像加工機能を利用できる画像編集プラットフォームです。iOSAndroidのモバイルアプリにも対応していて、そちらはアプリのダウンロードが必要ですが、PC版はソフトをダウンロードする必要がありません。特別なフィルターやスタンプを利用する場合はサイトに登録してプレミアム版を購入しなければいけませんが、それ以外の十分な画像編集機能が無料で使用可能です。

通常の画像編集だけではなく、複数画像のコラージュやポスターのようなデザインをテンプレートの中から選べます。用途に合わせて様々なデザインを楽しめるところがBeFunky魅力です。

今回は画像編集機能「写真編集アプリ」と「コラージュメーカー」、「デザイナー」の紹介と、使い方の解説をします。
※すべての機能は「FREE」と「PLUS」に分けられています。FREEは無料で使えますが、PLUSは購入者のみ利用できるので注意してください。

写真編集アプリ

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写真編集アプリは、1枚の画像に文字を入れたりエフェクトを施したりして好みのデザインに加工できる機能です。

「文字入れ」や画像の色味を調整する「エフェクト」、質感を変える「テクスチャ」、「フレーム」、スタンプ機能を持つ「グラフィック」など画像編集に欲しい機能が一通りそろっています。人物の写った写真には「タッチアップ」でメイクなど美容加工が施せるので、様々な用途に合わせて使えます。

コラージュメーカー

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コラージュメーカーは複数の画像を1枚の画像に加工できる機能です。

レイアウト」から好きな配置を選べて、それぞれ画像をドラッグして当てはめるだけなので初心者でも使いやすいところが特徴です。レイアウトには「PINTEREST」や「FACEBOOK COVER」とソーシャルメディア向けのテーマがあるので、ソーシャルメディアにも手軽に活用できます。写真だけではなく「パターン」を選ぶと模様の画像が表示されるので、レイアウトに変化を与えられます。

デザイナー

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デザイナーは、テンプレートからポスターのようなアーティスティックなデザインを作れる機能です。テンプレートの配置のまま画像や文字、背景色を変更できるので、プロがデザインしたような画像を作成できます。

リボンやラインなど全体的なデザインに使用しやすい「デザイン素材」が豊富です。充実した素材を利用して、お誕生日用やウェディング用など様々なスタイルを楽しみましょう。

写真編集アプリ機能の使い方

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トップページの上部に表示されている「Photo Editor」というアイコンをクリックすると、写真編集アプリページに移動します。日本語に対応していてヘルプ機能もついています。

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写真編集アプリページに移りました。サンプル画像が3つ表示されますが、アップロードを押すとパソコンや所有するソーシャルメディアアカウントから好きな画像をインポートして加工できます。

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今回はサンプル画像の1つを使ってどのような加工ができるか試していきたいと思います。こちらが加工前のサンプル画像です。

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加工に使用した機能
エフェクト⇒クロスプロセス
フレーム⇒ボーダー(枠)
テクスチャ⇒PAINT「Paint2」

「エフェクト」と「テクスチャ」を使うだけで雰囲気を大幅に変えることができます。「エフェクト」で全体的な色味を変えて、古い雰囲気が出る「テクスチャ」を選択しました。

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加工に使用した機能
エフェクト⇒VINTAGE COLORS「Vintage Colors1」
オーバーレイ⇒GEOMETORY「Geometry3」
フレーム⇒インスタント
テクスチャ⇒GRUNGE「Grunge6」
グラフィック⇒DESIGN ELEMENTS
テキスト⇒LUCKIEST GUY

形がくり抜かれた白いフィルターをかける「オーバーレイ」や、デザイン性の高いスタンプ機能「グラフィック」などを使って編集を施しました。他の画像編集ソフトにない「オーバーレイ」は、画像の雰囲気を大幅に変えるのでおすすめです。

コラージュメーカー機能の使い方

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トップページの上部に表示されている「Collage Maker」というアイコンをクリックすると、コラージュメーカーのページに移動します。

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編集画面の左側が編集メニューで右側がコラージュのレイアウト画面になっています。選択したレイアウトが右側に表示されるので、インポートした画像や「パターン」を配置したい場所にドラッグします。

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BeFunkyには、このようにピンタレスト用のレイアウトがいくつか用意されています。

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サンプル画像とパターンを挿入しました。複数の画像を1枚の画像にはめ込むのは大変ですが、コラージュメーカーは画像をドラッグしただけでレイアウトできるので簡単です。

デザイナー機能の使い方

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トップページの上部に表示されている「Designer」というアイコンをクリックすると、デザイナーのページに移動します。

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編集画面に移ります。左メニューから「テンプレート」と「素材」の選択、右ページからデザインの編集ができます。

テンプレートから画像を編集する

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試しにテンプレートのEvent Graphics「POSTARS」にある上の画像を編集します。

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「背景色」や「画像」を変更して全体的に夏らしいイメージの招待状に変更しました。変更したい画像を元の画像のある場所にドラッグするだけで画像の変更ができます。元の文字やラインの位置も変更できます。文字はクリックすると、フォントや大きさも編集できるので好みのデザインにしましょう。

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テンプレートはTwitterやYouTube、Facebookのヘッダーも豊富です。上のTwitterヘッダー用テンプレートを自分用のヘッダーに変更しましょう。

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クラシックなテンプレートを美容系アカウント用のヘッダーに変更しました。テンプレートの素材は色の調整が可能です。テーマに合わせて全体のカラーを変更するとかなり印象が変わるので試してください。

まとめ

BeFunkyはソーシャルメディア用の画像だけではなく、ポスターを作成するときにも使えます。様々な用途に適用できるため、使って損はないプラットフォームです。
多くの画像編集ソフトがある中、BeFunkyは登録とダウンロードともに不要で画像加工を始められます。どの画像編集ソフトを使おうか悩んでいる場合は、まずBeFunkyを試してみてはいかがでしょうか。