コミュニケーションロボットの事例

今回は、前述した3つの種類ごとにコミュニケーションロボットをご紹介します。

会話型

Kibiro

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Kibiro

Kibiroは、株式会社FRONTEOコミュニケーションズが独自で開発した人工知能「KIBIT」を、クラウドサービスネットワークを介して搭載しています。「KIBIT」は入力したテキストから利用者の好みを学習し、オススメの書籍やレストランを紹介してくれる機能があります。目的のものを探し出す時間と手間を削減することで、本来やりたかったことに取り組む時間を増やすことができます。

Jibo

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Jibo

Jiboは、家庭用の卓上型ロボットです。AIによる学習機能を搭載しており、利用者の顔を自動認識で見分けることができます。家族やその友人が声をかけることで、興味のあることなどを解析し、一人ひとりに応じた音声対応をします。日本にはクラウドファンディングを通じ、2017年9月から出荷が開始しました。

非会話(動作)型

Patin

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Patin

Patinは、フランス語で「スケート」を意味する通り、AI機能を搭載した自走式の台車型ロボットです。「サービスユニット」という用途別の機能部品を取り付けることで、様々なサービスを提供します。サービスユニットは利用目的によって付け替えて使用することができます。例えばコーヒーメーカーと組み合わせることでコーヒーサーバーとして機能させるなど、各企業が提供するサービスと連携した利用を想定しています。

HSR

トヨタ自動車、生活支援ロボットの実用化に向けて研究機関等と技術開発を推進するコミュニティを発足___TOYOTA_Global_Newsroom.png
HSR

HSRは、トヨタ自動車株式会社が開発した生活支援ロボットです。障がい者や高齢者の家庭内での自立をアシストします。利用者が不便を感じやすい日常の動作をサポートするため、小回りのきく構造となっています。床に落ちた物を拾ったり、棚にある物を持ってきたりすることができます。「CEATEC JAPAN 2017」では、NTTグループが開発した会話ロボット「Sota」と連携したデモンストレーションを行いました。

参考:
NTTとトヨタがロボットで連携!会話ロボットと生活支援ロボットの協働による接客サービスをデモ展示|ロボスタ