文賢の基本的な使い方

1.「校閲支援」機能で文章の誤字脱字や不備をチェックする

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文賢の機能を利用するには、管理ページからユーザーページへログインすると、「校閲支援」機能が表示されます。ページ中央左側にあるフォームに文章を入力することで、文中に不備があればページ中央右側に指摘項目が表示されるという仕組みです。

また、入力フォーム上部にある「チェック項目」から、チェックする範囲を設定できます。たとえば、小説や取材など口語体を活かした文章に仕上げたい場合、あえて「ら抜き言葉」のチェックを外すこともできます。

ただし、現状は校正の精度が高いとは言えず、「○○です、、。(句読点の不備)」「○○になています。(“なって”の不備)」など一部の不備が指摘されない場合もあります。今後アップデートによって精度の向上を期待できますが、必ず目視でチェックしましょう。

2.文章表現の幅を広げる「たとえ表現」を挿入する

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「たとえ表現」という文章の表現方法の支援機能があります。上部メニューの「たとえ表現」をクリックすると、入力フォームの右隣に「慣用句」や「ことわざ」が一覧で表示されます。

「うれしい・好き」「絶望・残念感」と感情によってカテゴリ分けされているため、表現したい感情を選択してみましょう。すると、感情に合わせた表現が表示されます。この一覧から利用したい文章をクリックするだけで本文中に挿入できます。

3.「推敲支援」機能で文章の読みやすさをチェックする

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誤字脱字や表現のチェックを終えたら「推敲支援」機能を利用してみましょう。上部メニューにある「推敲支援」をクリックします。使い方は上述の「校閲支援」と同様です。

フォームに文章を入力すると、「○○です。そして、○○です」のような文末表現の重複や句読点を無視した不自然な改行、漢字の「開く・閉じる」など、文章の読みやすさに関わる不備を確認することができます。

4.文章の不備を目視で確認する際に便利な「アドバイス」機能

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上部メニューの右端にある「アドバイス」は、文章の最終チェックで活用できる機能です。アドバイスでは、フォームの右側にチェックリストが表示されます。

チェックリストには「もっと短くシンプルに表現できる文章はありませんか?」「指示代名詞を使い過ぎていませんか?」と本文の内容に関する質問が一覧で表示されます。自身で文章を読み直し、問題がなければチェックボックスをクリックしていきましょう。

5.Chrome拡張機能で公開されたホームページ上の校正を行う

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文賢にはChromeの拡張機能もあります。これは、Chromeで表示しているホームページの文章を文賢の文章入力フォームに挿入するための拡張機能です。

文章を選択し右クリックすると「文賢に送る」という項目が表示されるのでクリックしてみましょう。自動的に文賢が開き、選択した文章が入力されています。すでに公開されているホームページのチェックを行うときに活用できるでしょう。

参考:
【文賢】文章の校閲・推敲支援ツール - Chrome ウェブストア