企業で利用するPCやスマートフォンなど情報端末のセキュリティ管理は、情報漏洩を防ぐために必須です。

「会社から持ち出さない」、「資料の共有にはパスワード設定」、「メールの誤送信を防ぐ」など、様々なセキュリティ対策が行っている企業も少なくありません。とはいえ、物理的な対策を行っていても、マルウェアなどインターネット接続時の脅威は避けられない場合があります。そこで、セキュリティ対策ソフトの導入を行うと良いでしょう。

しかし、セキュリティ対策ソフトは複数のベンダーから提供されており、法人向けソフトは個人向けと仕様が異なるため、自社の規模やセキュリティ管理のフローに基づいて選定する必要があります。

今回は、法人向けに提供されているセキュリティ対策ソフトをまとめました。それぞれの項目ごとに特徴を解説していますので、導入の参考にしてみてはいかがでしょうか。

法人向けに提供されている主要セキュリティ対策ソフト10選

1.Microsoft Intune

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https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/products/microsoft-intune/solutions/security.aspx

「Microsoft Intune」は、Microsoftが提供する組織向けクラウドセキュリティ管理ソリューションです。

企業で利用するPCを想定した設計になっており、Windows PCの更新プログラムの一元管理、データ流出対策、ウイルス対策を総合的に行えるのが特徴です。

2.ESET

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https://eset-info.canon-its.jp/business/

「ESET」は、キヤノンITソリューションズが提供するセキュリティ対策ソフトです。個人向けのほか、法人向けが提供されています。

「ヒューリスティック技術」という独自のウイルス検出システムを搭載しており、プログラムコード、エミュレータを使用したプログラム実行、亜種マルウェアの検出が行えるという特徴があります。

3.ノートンセキュリティ

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https://www.nortonstore.jp/products/small-office/

「ノートンセキュリティ」は、シマンテックが提供するセキュリティ対策ソフトです。こちらもESET同様に個人向け、法人向けそれぞれ提供されています。

最大10ライセンスまでの小規模組織向けのライセンスを販売しており、中小企業向けの仕様です。管理者権限による一元管理が行えるため、社内PCの悪意のある操作変更などを防ぐことができるでしょう。

4.カスペルスキー エンドポイントセキュリティ for Business

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http://www.kaspersky.co.jp/business-security/small-to-medium-business

「カスペルスキー エンドポイントセキュリティ for Business」は、株式会社カスペルスキーが提供する法人向けセキュリティ対策ソフトです。

セキュリティの保護領域ごとに3つのソフトを提供しており、管理権限によるデバイスアプリのコントロール機能の有無などに違いがあります。3タイプすべてにPCの統合管理が行えます。事業規模に応じて選択してみましょう。

5.ウイルスバスタークラウド コーポレートエディション

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https://www.trendmicro.com/ja_jp/business/products/user-protection/sps/endpoint/officescan.html

「ウイルスバスタークラウド コーポレートエディション」は、トレンドマイクロ株式会社が提供する法人向けセキュリティ対策ソフトです。

最新の「コーポレートエディション XG」は、AI技術を用いたセキュリティ対策が行えるという特徴があります。従来のパターン化されたウイルスだけでなく、新種や亜種のマルウェア検出などが行えます。

6.G DATA Antivirus Business

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https://www.junglejapan.com/biz/detail.php?action_Biz_Detail=0&pcd=5037

「G DATA Antivirus Business」は、株式会社ジャングルが提供するセキュリティ対策ソフトです。

管理権限を持ったサーバーから全ての社内PCへのインストールや管理が行えます。また、事業規模に応じてライセンスを選択できるため中小企業から1,000人規模の大企業でも導入できるのが特徴です。

7.KINGSOFT インターネットセキュリティ for Business

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https://biz.kingsoft.jp/security/

「KINGSOFT インターネットセキュリティ for Business」は、キングソフト株式会社が提供する法人向けセキュリティ対策ソフトです。

キングソフト株式会社独自のセキュリティデータベースに加え、フィッシング対策協議会から提供されるフィッシング詐欺サイトの情報を保有しているという強みがあります。そのほかにも、マルウェアやトロイの木馬などの脅威への対策も行えます。

8.クラウドセキュリティZERO

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http://www.sourcenext.com/product/pc/sec/pc_sec_001189/

「クラウドセキュリティZERO」は、ソースネクスト株式会社が提供するセキュリティ対策ソフトです。個人向けの他、法人向けライセンスも提供されています。

端末固定かつライセンスの期限なしという特徴があります。端末が故障ないしは買い換えを行うまでは1度導入するだけで利用しつづけられるためコストパフォーマンスに特化していると言えるでしょう。保護機能としても、マルウェアからフィッシング詐欺の検知機能を備えており、新種の脅威にも対応しています。

9.PC Matic PRO

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https://pcmatic.jp/pro/

「PC Matic PRO」は、ブルースター株式会社が提供する法人向けセキュリティ対策ソフトです。

総合的なセキュリティ対策から、管理権限による社内PCの統合管理、遠隔稼働管理、各社内PCの快適化(パフォーマンス低下防止)が1つのソフトで行えます。

10.マカフィー スモール ビジネスセキュリティ

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https://www.mcafee.com/japan/home/pd/small_business/

「マカフィー スモール ビジネスセキュリティ」は、マカフィー株式会社が提供する法人向けセキュリティ対策ソフトです。

1ライセンスあたり5台、複数ライセンスを統合することで最大25台までのライセンスを提供しており、価格を抑えているため中小企業でも低コストで利用できるのが特徴です。Windows、Mac OSAndroid OS、iOSに対応しており総合的なセキュリティ対策が行えます。

まとめ

法人向けのセキュリティ対策ソフトは、管理者権限を持つライセンスから全てのライセンスを一元管理できるというのが共通した特徴です。付与されたライセンスから操作できる項目は最小限に絞られていることもあります。

これは、社内PCから予期しない設定変更やアンインストールが行われないような対策として機能しているためです。セキュリティ対策をメンバー各自で行っていた企業であれば、インターネット上の脅威からPCを保護するためにも、法人向けセキュリティ対策ソフト導入を検討してみてはいかがでしょうか。